ch11.経済: 2009年7月アーカイブ

ch11.経済 : 飽和もまた愉し?


  自宅近くにコンビニが3店舗ある。am/pm、ローソン、そしてセブンイレブンだ。常日頃から動物的な動きをしているので、買いたい「商品」によって瞬時につかい分けていることに気づいた。その理由を考えるとふふふと笑ってしまうが、こんな理由がニッチのまたニッチのマーケティングなのかも知れない・・・・なんて不遜にも思っている。
  伊藤忠商事がコンビニエンスストア7位のエーエム・ピーエム・ジャパンの買収に向け、親会社レックス・ホールディングスと交渉に入ったという。このam/pm問題ではローソンが買収することで2月に合意したものの5月に破談。これもご縁というものなのだろう。
  いまや、なくてはならない「生活の一部」。いやあ、昔、コンビニなんて!と言っていた自分が恥ずかしい。こんなにのめりこんでいる・・・・・国内のコンビニは4万店を超ている。しかし今回の件だが、効率的に店舗網を築けるための買収がもし実現したら、ファミマと合わせた店舗数は約8500店となる。私の大好きなローソン約9500店に・・・・

  最近は、へっちゃら?で草食男子だ、弁当男子、そして水筒男子とか言われている男達。一体どーしちゃったの?と思っている。そんな男子たちは本気で「主夫にになりたい!」と言う。へぇぇ?本気で?・・・・と思っていたら、昔からの知人にいるではないか!
  昔からバリバリのキャリアウーマンのKさんの夫というのがそうであった!つまり、日々、彼は主夫をしているという。結婚当時から夫婦関係は上手くいっていると言っていたのだが・・・・・いやはや、最近は妙な隙間風が吹いてきたらしい。Kさんの表情がなんだか暗い。ずーっと世間の荒波に立ち向かって仕事人として生きてきたわけだ。昨今は暗い表情にならざるをえない状況なのだという。
   不景気だって、明るくポジティブに行きましょう!と言う人もいる。でも景気は決してよくはないのだ。例えばアメリカへの輸出がダメなら中国があるさといったつて底はとても浅い。エコカー減税だ!エコポイントだ!と騒いでいるけれど、じきに一段落すれば、個人消費はますます落ち込むのは見えている。雇用状況だって本当に悪い。冷静に見て、考えて、本当に明日が見えない。

  さて、あの狂乱バブルも含めて、上手くいっていた時代は、本当にバリバリ稼げた時代だった。Kさんだって夫が主夫であっても贅沢な暮らしが出来たのだ。自分もずっと仕事をしているが、時々「あれ?」と思うことがある。一体、自分はどこの国にいるんだ?と錯覚するほど、あの時、あの時代とは違う。例えば、ひとつゼロが違っていたりする。何か夢をみていたのだろうと思えるほどだ。しかし、そう思えればまだ幸せなこと。未だ夢から覚められない人は本当は、ますます辛く苦しい時代をすごさなくてはいけない。なかなか腹をくくれない人々。なかなか割り切れない人々。あの時代の金銭感覚や成功体験が忘れられない人々。「生活レベルって落とせないでしょ?」なんて言い続けている人々。そしていつまでも「自分探し」なんて言っている人々。その自分探しだって"∞"だということ。そろそろ気がつかないと。


  昨夜は梅雨の晴れ間というか、七夕は雨降りの思い出が多い。こんなに美しい夜は久しぶりではないか?と思えた。各地で、多くの星を観測することが出来たようだ。
  夜は友人の吉岡しげ美ちゃんの「七夕コンサート」が浜離宮ホールで行われた。コンサートの企画の中で、しげ美ちゃんが「素適な彦星いないかなあ~」と言うので、京劇俳優の張紹成さんをご紹介した。しげ実ちゃんの真面目で明るいキャラクターそして実力。そして張さんのやはり実力と何とも言えぬ華やかさ。充実したコンサートとだった。
  コンサートが終わり、携帯をオンすると友人たちから「織姫と彦星は出会えたのでしょうか」なんてメールが沢山入っていた。みんなが仰ぎ見る夜空にはそれぞれの思いがキラキラと輝いていたに違いない。

  みんなが幸せになること。そして全人々の幸せ!。その一歩がやはり「政治」と「経済」なんじゃないかな・・・と思っている。特に「経済」は社会の血流でもあるから。
  まさに七夕に、楽天が政治情報配信サイト「LOVE JAPAN」を開設したと発表した。クレジットカード決済を利用した政治献金サービスの提供だ。ネットを通じた個人献金サービスだから、まさに「故人」の献金はない?ということだろう。まさに国内初のサービスだ。政治家へのメッセージを入力してクレジットカードで決済することで、サイトを通じて政治家の資金管理団体に献金する仕組み。よく考えたとつくづく感心する。政治への関心が低いとされる若年層に訴えとしてネットを重視する動き。まさにポイントを絞ったものだが、やはりターゲットとしている若者の政治無関心ぶりがちょっと気にはなる。だが、何事も前向きにトライ!トライ!して行くこと「時流」というものだろう。一歩を踏み出さないと何事も進まない。


  「知恵を絞れ」「知恵を出せ」と毎日毎日言われ続けてきた20代のころを思い出す。何も構築されていない"世界"で生きていくにはやはり知恵を搾り出すことが一番なのだ。それしかない。レールは新たにしいていくものだ。完璧などないからだ。そのためにも兎に角、あーだこーだ言わずに何事にも関心を持ってかかわって生きて行く事。「出来ないし、無駄だよ」と思っても「そんな考え方もあるな」と余裕を持つことが大切だ。何しろ、不幸が楽しい人はいないだろう。疑問だらけの現代だけれど、みんなが幸せになるための事を考えて生きようよ。

 

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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