ch11.経済: 2007年6月アーカイブ

ch11.経済 : 決戦!



   昨日は、株主総会の会場までをも都心に移しての、まさに“決戦の日”であった。

  このところ、消費者に対してここまで馬鹿にしたことが出来るのか、偽装のミンチをあれこれした企業の経営者の対応に辟易していた。そんな中、この企業の経営者はなかなか!


米系投資ファンドのスティール・パートナーズ・ジャパン・ストラテジック・ファンドに敵対的TOBを仕掛けられたブルドックソースの株主総会があった。:結果、買収防衛策の導入が80%強の賛成で可決、承認された。多くの個人株主も賛同し、特別決議に必要な3分の2以上をクリアしたからだ。
ブルドックソースとは本当に馴染み深い商品ブランドだ。創業100年以上の企業だ。買収防衛に向けて、ここで大きな関門を突破したのだ。
   「ファンドは株で利益を得ようとするが、企業は長期的な利益回収を目指す」という池田章子社長は、本当にカッコイイ!全株主に対し1株当たり3個の新株予約権を発行するという防衛策、。スティールはこれを差し止めを求める仮処分申請を東京地裁に申し立てている。いよいよ法廷闘争に移る。


  生活している中で、注目すべきモノやコトは多いのだが、LEDつまり発光ダイオードの開発が活発化している。これはエネルギー消費量が大幅に少なく、これからのエコを重視した産業・生活の中では期待大!だ。
  しかし、発光ダイオードというと、あのドロドロしたものを思いだす。以前カリフォルニア大学サンタバーバラ校の中村修二教授と日亜化学との間で、特許の価値を巡る裁判が強く印象に残っている。一審判決で200億円という数字が多くのマスコミでわんわん取り上げられた。中村教授は企業出身の技術者では知名度もアップ。彼の人柄まではよく分からないが、あの、ノーベル賞受賞者の田中耕一さんとはなんだか、全く逆のタイプに見受けられた。


   ところで、これまでLEDは明るさが足りないため、キッチンの主照明には不向きとされてきたのだがこの度 松下電工がシステムキッチンの最高級シリーズ「オーメイド・エクシモ」に初めて、LED照明ユニット搭載しで、今月から受注活動が開始した。均一に広範囲を明るく照らすので、食材本来の色も正しく表現できる利点があるとい言う。明るさが解決できればあとはコスト問題。これも徐々に解消していくようだから楽しみでもある。従来の照明が発光ダイオードに置き換わっていくのだろう。私たちの生活のいろいろな部分が置き換わって進化していく。
   例えば、日本国内の信号機をすべてLED化した場合、CO2排出量を年間約32・7万トン抑制できるという試算結果もある(LED照明推進協議会)。これは二酸化炭素を吸収する樹木を約2300万本植林したのに匹敵する数値らしい。二酸化炭素の排出削減という日本政府の公約の元に各企業も必死に知恵を絞っている。兎にもかくにもコスト低減を進めて、一般家庭に負担ない普及をしていってほしい。

ch11.経済 : ちょっとだけケチ



  長年サラリーマンをして、定年になり、いざ起業し、事業を開始しようとするとき、ボールペン一本も自分で買わなくてはならないことにビックリする人が多いと聞いた。「えっ!自腹?」と。
  サラリーマンをしている時、このことを聞いても多分、ピンとはこないと思った。「今、経費がかえってこなくて大変なんだよ~」なんてサラリーマンの友人の言い分を聞くと、「ああ、そんなものかぁ」と思う今日この頃。「ほほぅっ!かえってきたきた」と喜んでいる姿をみると、やはり「ああ、そんなものかぁ」と。

  しぶちんとか、吝嗇とか、守銭奴とかには絶対になりたくはないのだが、やはり、コピー1枚でも計算する自分がいることに気が付く。矢鱈と分厚い企画書をばっさばっさと持ってくる人には、もうちょっとコンパクトにまとめられないかな?と思う。
  例えば、大王製紙がこの度、重油やチップや古紙などの原燃料価格が高騰のため、来月の出荷分から印刷用紙と情報用紙の値上げを発表した。別に、馬に食わせるほど日々紙を使っているわけではないが、印刷用紙全品種とコピー用紙、フォーム用紙が1キロ当たり10円以上の値上げ幅とか。それこそ、馬に~という企業は本当に大変だと思う。なるべく資源無駄にしないよう、ちょっとだけ「ケチ」といわれてもいい。

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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