ch04.カルチャー: 2009年6月アーカイブ
ch04.カルチャー : 浮き世 |
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今夕は浮世絵研究家の車取浮き世さんの『浮世絵ナイトセミナー』に参加。久しぶりに神保町を歩く。懐かしい懐かしい「柏水堂」で、ちょっと珈琲を飲み、昔々その昔の事を思い出してみた。古本を買いに行く父に連れられて、よく神保町に来たものだ。そして、「柏水堂」でジュースとケーキを食べたなあ・・・。レトロなステンドグラスは創業当時から店内を彩る。まるで、昭和にタイムスリップした気分。そんな事を思い出しながら、会場の隠れ家?へ急ぐ。隠れ家といってもガラス張りのお洒落なイタリアンレストランでは"隠れ家"とはいえないか・・・・・
しかし、江戸時代とはねぇ!。江戸の庶民のおおらかさは、本当にあっぱれ~あっぱれ~という感。もし、タイムマシンがあるのなら、行ってみたいのは江戸時代かな?・・・と思う。出世しない、モノを持たない、そして我慢しないの「三無い」主義というのだろうか、江戸のおおらかさの原点かも知れないね。7日働いて、後はゆっくり楽しく過ごせる。上の上ランクを目指せなければ、暮らせてしまう。その点、現代は一ヶ月、へとへとになるまで働いても、上等で優雅な生活はなかなか難しい。
憂き世から浮き世へ。そんな時代の風を日本の文化である浮世絵は教えてくれる。