ch04.カルチャー: 2011年6月アーカイブ

ch04.カルチャー : 名前が楽しい

qb.jpg イワシが豊漁とかでかなりの安さ。料理研究家の加藤和子さんに「つみれでも食らいたい~っ!」と言ったら『昨夜、イワシを梅干しで煮たらえらく旨かった。安売りで10匹200円。貧乏人にはぴったり。あとはもやしとキャベツのカレー色のお浸し。かぶの味噌汁と麦飯がいいね』と返事かきた。いやあ、その食卓を想像すると何ともいいメニューではないか!和食は実にいい。貧乏人なんて・・ゴージャスな和子さんに「ははは」と思わず、笑ってしまったが・・・。      貧乏といえば、先般、下町の飲み屋で「おやじの貧乏炒め」というメニューがあった。「なんですか?これは」と聞くと「赤ウインナーとモヤシを炒めたものですよ」と言う。「赤ウインナーですか!」と調子に乗って「貧乏炒め」ではなく「たこさんウインナー」をたのんだ。この赤色。ちょっと非日常のにおいがする。絵的に面白いので写真も撮った。そして更に「たまちん」というメニューも気になり聞くと「タマネギを電子レンジでチンしたものです」と、実に安易なメニューではあるが、そのネーミングが面白いね。安い材料で楽しいネーミングのメニュー開発も街の面白さ。ひとつのカルチャーなんでしょうね。


ch04.カルチャー : 室礼

110619_1508~02.jpg110619_1348~01.jpg 先週は少し肌寒い日も多かったが、今週は梅雨らしい?湿度の多い日が続くようである。この梅雨に生まれた自分を育ててくれた母も本当に大変だったろうなあ・・・と思う。つくづく感謝の気持ち・・・さて、手がける作品が高さ何メートル!幅何メートル!という華道家の前野博紀さんの話を聞いた。前野さんの作品は大きさがまるで建築の様なので「花の建築家」とも言われている。ほ~っというような大型作品を数分で創り上げる数々のフラワーパフォマンスでTVやラジオなどでも幅広く活躍中である。   その前野さんの語る「室礼」。これは平安時代に客を招いての宴など晴れの儀式の日に、家具や道具を使って室内を飾り整え、それが日本の文化に脈々と伝わっている。現在も部屋を装飾する言葉として使われているわけである。あのような大型作品を一般の家に飾ることはなかなか難しい。だからこそ、前のさんの言う"空間と心を豊かにする秘訣"というものがあるのだろう。

  今の季節、道を歩いているとドクダミの花が目につく。ドクダミというおどろおどろしい花の名前と、どうも小さい頃の快くない記憶で避けてしまっているがよくよく見ると実に愛らしい花である。そんなドクダミもそっと活けてみる工夫。何も花器をそろえなくてもいい。グラスひとつでその花もほっと安らぎを与えてくれるものだ。このドクダミはこの季節に発生しやすいバクテリアも退治してくれる働きがあり、花器の水をきれいに保ってくれるそうである。なるほど、だから絞った汁を傷口に塗られたりしたのか・・・そんな記憶も甦ってくる。しかしドクダミ茶とか化粧水もある。それほどに効果大なのだろう。

  季節の変わり目、掛け軸を愉しむ文化が日本にはあった。しかし、だんだん忘れ去ってしまう、そんな時代なのかも知れない。しかしその季節になると咲く花たちをそっと自分の生活の中に取り入れてみる、そんな工夫はなかなか良いものである。

※写真は前野博紀さんのちょっとした室礼

前野博紀さんプロフィル

evt9fcal1106_pic9.jpg 6月19日(日)まで伊東屋銀座本店のギャラリーで岡田美佳さんの「燦(きらめ)く風景 幸せの予感 -ステッチで紡ぐ20年」が開催されている。独自の刺繍技法を駆使した刺繍画である。自閉症というひとつの障害を乗り越えた一人の天才アーティストの凄い世界だ。 初期の作品から最近作までの約70点が展示される。 伊東屋 銀座本店

※写真の作品はホームページから

ch04.カルチャー : 夢判断

  どういうわけか最近は夢の内容を本当によく覚えている。不思議なくらいに細かく、その時の会話とかでできたものとか、状況とか、もろもろ。気になった時は必ず確認するのだが以前、かなり衝撃的な出来事もあったもので、少し確認するのはやめていた。一体、なんなのだろうね?夢とは。考えれば考えうるほど不思議なものだ。今回の登場したものは・・・調べてみると「体力の消耗」とあった。そうそう、思い当たるな。何事も健康第一。あまり神経質にならずに過ごそう。体力回復!回復!

このアーカイブについて

このページには、2011年6月以降に書かれたブログ記事のうちch04.カルチャーカテゴリに属しているものが含まれています。

前のアーカイブはch04.カルチャー: 2011年5月です。

次のアーカイブはch04.カルチャー: 2011年7月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

プロフィール

ichiko.tv

ichiko.jpg
吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

メール

ご意見・ご感想はコチラまで!

著書紹介

「にっぽんの旨い!を取り寄せる」
食文化研究家・永山久夫さんの全国津々浦々のお取り寄せグルメ100選。「おいしい」の裏側にある生産者の思いにも触れられる一冊。未知の「味」と出会える。
価格1,470円(税込み)

「横浜中華街行列店の秘伝レシピ」
横浜中華街で特に評判の高い厳選29店の味を家庭で再現するためレシピ。秘伝の味を再現するためのコツや工夫を惜しみなく公開。プロの味が家庭で再現できるか?について検証した。
価格1,470円(税込み)

「横浜中華街オフィシャルガイドブック2005-06」
独立して初めて関わった思い出のガイドブック。横浜中華街発展会協同組合の325店全店完全取材! 「食」と「文化」、「歴史」そして華僑・華人の「生活」に触れられるオフィシャルガイドブック。あの燃えるような夏の取材の日々は良かった。
価格950円(税込み)

「和食のいろは」
和食のおいしさを支える基本をあらゆる角度から紹介。プロに教わる目利きのコツから料理研究家直伝の和食レシピ満載。ずっと会いたかった道場六三郎さんをインタビュー。
価格1,470円(税込み)

「マヨネーズってわっはっは」
 親友のかっちゃんこと小林カツ代さんのマヨネーズを使って驚きレシピを紹介。遊び心がいっぱいのレシピや薀蓄も盛りだくさん。
価格1,470円(税込み)

「浅草散歩ガイド」
一カ月に一回は必ず遊びにいく浅草。路地裏は最高。どうしても「浅草のガイドブック」を作りたかった。浅草今昔物語から「食べる」「歩く」「憩う」「買う」浅草が満載だ。
価格1,260円(税込み)

2013年5月

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31