ch04.カルチャー: 2010年6月アーカイブ
ch04.カルチャー : 情熱大陸 |
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平成遷都1300年プロジェクト、松丸本舗、イシス編集学校、「千夜千冊」執筆など超?激務の松岡正剛さんのドキュメンタリーがいよいよ『情熱大陸』(TBS系列毎日放送)で放送されることになった。7月4日(日)23時~23時30分です。しかし!松岡さんの読書へのエネルギイ。あれはもう天才的なお姿なんでしょうねぇ・・・。ひょろっと、飄々としたお姿からは想像も出来ないほどのバイタリティがある方だ。天晴れでございます!
ch04.カルチャー : ようこそ♪自由空間 |
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舞台演出家の永島直樹先生が埼玉県・大宮の氷川参道に「M&CAPS」というアトリエをオープンされ、昨日はそのオープニングパーティーにお祝いに行った。"風の道"というだけあって大きな大きな欅の並木沿いに建つアトリエ。大きな窓にはお祝いに届けられた溢れるほどの花々が「こっちよ~♪こっちよ~♪」と手招きしているようだった。
この居心地の良いスペースは「創る・奏でる。演じる人のための自由空間」ということで、ピアニスト、役者さん、ベストセラー作家と続々と集まった人々のまた居心地の良さ!多分、永島先生のあったかい人脈なんだろうって思えた。これまでにいろいろなパーティーには参加したことがあるけれこんな居心地のよさってないな。何か「我が家」に帰ってきた、そんなあったかいアトリエだ。カナッペ、サラダ、タルト・・・と並べられた手作りのお料理の数々。「これは死ぬほど美味いぞっ!」と永島先生のいうおにぎりの美味さ!
二階のスペースは美味しいお茶とお菓子を出すカフェスペースにするそうだ。「ここはまだペンキが未完成!」と奥様が笑いながら指差す天井の一部。ずっと長い時間使っていた家具・調度品の数々。奥様のお母様が使って娘たちの洋服を何枚も作ったという古い足踏み式ミシンもこれまでの生活時間を紡ぎだしているようなあたたかさが伝わってくる。
前日はギター、フルート演奏もあったというが、この日は、現在は北海道でサラリーマンをしているが実は天才ピアニストの即興演奏の数々、アトリエに来るや否や永島先生の「芸を!」との一声での即興ダンスを披露したダンサー、役者の30分間?にも及ぶの自己紹介と驚きと感動と腹の皮がよじれるほど大笑いの連続であった。一人芝居、朗読、語り、コンサート、絵や写真、陶芸などの展示となんでもござれの自由空間のデビューの日であった。
ch04.カルチャー : ピーテル・ブリューゲルの世界 |
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まだ10代の頃、かなりの衝撃をあたえられた絵があった。あの時の衝撃は未だに残っている。ブリューゲルの作品だった。16世紀ネーデルラントの巨匠だ。
その中に描かれる世界。見ていると作品の中の人々の声さえ聞こえた気がしていた。高校生の時、野間宏がやはり衝撃だったという「暗い絵」にも強く惹かれた。この世に生を受けた、人間の強さそして弱さ。何もかもが、そしてあるものは目立って、あるものはひっそりと描かれている。
先般、混雑した駅にはってあるポスターを見て、「ああ!」と思った。『ベルギー王立図書館所蔵 ブリューゲル版画の世界 』が7月17日(土)-8月29日(日) 、 Bunkamuraザ・ミュージアムで開催されるようだ。雑踏の中で、ひとりときめいた。あの10代の感覚が甦った。絵におぼえた最初のときめきである。また何かを発見できそうである。