ch04.カルチャー: 2012年6月アーカイブ
ch04.カルチャー : ひとこまが! |
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「仕事」ではない世界。君島芝田先生のご指導により俳句を勉強している。あの夏の暑い日から、まだそれほど長い時間は経っていない。「中学生の時に教科書にあった・・・」からさてさて、何年の年月が経ったのか?すっかり忘れ去っていたのだが。
今、毎月「お題」がでる。そして一つのお題に対して5句ほどつくる。基本の「き」から勉強はしたものの、頭からするすると抜けていく。しかし、月に一回は真剣にそのお題に向かう。その真剣な時間は日頃の騒がしい時間を過ごす自分には全くなかった。その時に気付いた。自分の俳句への興味というか、作り方が。頭の中には、ひとこまの「絵画」がピンと浮かび、それを五七五のなかで展開していることが分かった。これが自分の方法なのだろうとも。ひとこまがパッと浮かび時々「音」もする。そんな世界である。
君島先生からのメールの中に"松尾芭蕉は「初心の句こそたのもしけれ」と言っており、初めて俳句に手を染めた句が、感動も、純真で清新な作品が多いことを意味します"とあった。そういえば・・・大人になって最初に作ったものは芝田先生に「なかなか良い」と言われた。あれは、蒸し暑い夏のひとこま。鎌倉の寺での法事の時だった。じめっとした夏の空気の中だった。読経と蝉しぐれが全く別世界へと自分を誘っていた、あの一瞬だったな。
「なるべく早い時期に、俳句結社に加入し投句する事をお勧めします」とは仰るものの、まだ気持ちの整理がつかないでいる。どうしたものか?あれこれと手にいろいろなものを握りすぎている自分に「童」のような無抵抗さを感じる。既に無邪気ではないが。しようもないね。
ch04.カルチャー : 赤塚エネルギイなのだ |
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