ch04.カルチャー: 2011年5月アーカイブ

ch04.カルチャー : 広辞苑

  現代は殆どの人が「電子辞書」などに頼っているのではないだろうか?かくいう自分もちょっとど忘れしたものなどは携帯から調べている。よくよく考えてみると、「辞書」をひくということが今後は特技になるんじゃないかなと思うほど、辞書をひく機会はなくなっているのではないかしら?
  1955年の今日5月25日。あの「広辞苑」の初版が発行された日だ。実は、私は「広辞苑」を2冊持っている。長年使ってきた結構ぽろぽろのものと、あとは、ずいぶん前の話だが、結婚式の引き出物になんと「広辞苑」!その日は和服で気取って出かけたのだが「広辞苑」だなんだかんだの大荷物になったのを思い出す。「言葉」好きの自分にとっては、小学生の時に先生が最初に教えてくださった辞書のひき方が楽しかった。多分、あの時に「言葉」の面白さに気付いたのだなあと思う。
  たまに「広辞苑」を開いてみると、「言葉」の海に漂いたくなる。人の生活そのものがそこにはある。

先や.jpg劇作家で演出家でもある永島直樹先生が、埼玉県大宮の氷川神社参道沿いにオープンした自由空間M&CAS。1階はプチコンサートや一人芝居、映画の上映などができる自由なアート空間。2階は絵画や写真、陶芸作品などが展示できるギャラリーで教室としても利用できる。コクと香りのいい珈琲や、焼き菓子が楽しめる。永島先生がいる時は格別の珈琲を淹れてくれるかも知れない。  その永島直樹さんが構成・演出・朗読をする古より語り続く物語「千夜一夜物語 その前夜」(バートン版 千夜一夜物語 大場正史訳)が行われる。サンドアニメーションとベリーダンスのコラボによる大人のためのイベントだ。


公演は下記の通り。

◆5月21日(土)
開場14:30 開演15:00~
開場18:30 開演19:00~
22日(日)
開場16:30 開演17:00~
会費は3500円 ワンドリンク付き

埼玉県さいたま市大宮区東町1-121-2
電話番号 048-778-7531
大宮駅東口から8分。緑に包まれた氷川参道際にピンクの壁が印象的な一軒家です。

ch04.カルチャー : 永遠のテーマ

   今月9日に東映名誉会長の岡田茂さんが肺炎のため亡くなった、享年87歳。

  高倉健さんの『網走番外地』『昭和残侠伝』など、何度見たか分からないほどのファンである。健さんのものは殆ど見ているな。そして『仁義なき戦い』。どちらも同じヤクザものと言われても一方は義理と人情、そして裏切りなど、まさに"人間そのもの"を取り扱った映画だ。いつまでも映像という文化を残してほしいと思う。

  その時代によって大衆が求めるものも変わる。特に大衆は移り気なものである。その中から飽くことなく映画というカルチャーに貢献された方である。
  岡田さんは、様々なヒットを生んだタイトルも考えられたというから驚きだ。例えば、今、我々が当たり前のように使っているマル秘という単語も岡田さんが初めて使ったといわれている。ひらめきが天才的なアイデアマンであったのだろう。

  東映60周年記念作となるアニメ映画・森下孝三監督「手塚治虫のブッダ―赤い砂漠よ!美しく―」も今月28日に公開である。このテーマこそ老若男女だれにも興味と関心のあるものだと思う。ヒットは間違いないと思っている。

  人生の永遠のテーマを数々、映像という世界に残された方である。岡田茂さん、どうぞ安らかに。
  

ch04.カルチャー : 庄村昌子さんの押し花の世界

作業.jpg 単なる「押し花作家」という言葉では表せない庄村昌子さんの作品。とくに今回は雪割草という花に挑戦された。新潟県で20年以上も雪割草を育てている佐々木さんという方の協力で70種類の雪割草作品をご完成した。長く厳しい冬を耐え、雪割を割るようにしてでてくる事から雪割草という名前がついたと言われるそうだ。絶滅の危機にあった雪割草は、2008年に「新潟の草花」として指定され新潟県による自生地の保護活動で護られながら 栽培や育種も盛んに行われたという。 写真は作業中の庄村さん。作品の素晴らしさを味わうのは、庄村さんの実際に作品を見るのがベストではあるが、ネットでも押し花作品をみられるようになった。

庄村昌子さんの押し花


  また押し花ギャラリー"日本橋だいわ"のホームページも完成したそうだ。関心のある方は是非、一度ご覧ください。

日本橋だいわHP


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プロフィール

ichiko.tv

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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