ch01.政治: 2006年10月アーカイブ
ch01.政治 : 体験すればするほど分かる、育児の大変さ |
||||
人間とは、本当に喉元すぎれば何とやらなのだ。子どもがある程度大きく成長してしまえば育児休業などということばも遠くなってしまう。
雇均法から既に10年以上経つが、やはり子どもを日々育てるのは女性の仕事。「今とりかかった仕事が面白くなってきているから」「この時だからこそ出来る仕事は続けたい」という女性の意欲的な言葉もいやというほど聞いている。そんな未婚の女性に対しては、子どもは産める時に産んで、子育てできる時にしておいた方がいい・・・・・と思っても、なかなか口に出してはいえないものだ。つい「そうよねぇ~」と言ってしまう。女性は経済力をつけてますます磨きがかかって自立していく。「いつか、結婚して子どもは産める」と後回してにしてしまう。いつでも産めないという現実なのだが・・・・・・・。
少子化対策の一環として、厚生労働省が、育児休業を取得する従業員に独自の所得補てんを行っている企業に対てし、最大で補てん額の3分の2を助成する制度を設ける方針を明らかにした。
勿論、労働者が育休を取得しやすい環境づくりを進めること、そして企業による独自給付の促進だ。しかし新設する支援制度は、企業の独自給付金のうち、従業員300人以上の大企業で半額、それ以下の中小企業では3分の2の助成だ。大企業は全てに恵まれている実態。しかし、本当に小規模で働く女性、中でもこうした制度が必要な女性も多いのが日本の実態だ。