ch01.政治: 2007年9月アーカイブ


   福田康夫さんが 第22代自民党総裁に選出された。 「和」を重んじるという調整型の政治スタイル。あの謙虚な姿勢はやはり長年のサラリーマン生活の賜物?であると思う。出世していくサラリーマンには絶必の要素を持っていらっしゃる。
  「政治家になるつもりはない」とは言いながらも1976年に福田赳夫の首相就任を機に退職、首相秘書官に転じた。父親の引退に伴って90年の選挙で初当選した。政界入りはなんとも遅いのだが、それにしても政治家のイメージがうすく思える。失礼ながら、時として娘婿だったか?と勘違いしそうだったこともある。
小泉純一郎政権時代の女房役としての官房長官時代は自民党や霞が関の官僚との調整役を上手く担った。在任期間は歴代最長の1289日。福田さんに“カリスマ性がない!”などという輩もいるが、結果は数字だ。そして自民新三役も決まった。伊吹、二階、谷垣。予想通りか?いやいややはり派閥政治のなにものでもないか。
  しかし今回197票を獲得した麻生太郎幹事長。党本部の前に麻生支持の人々が応援に来ていたとも言うほどの人気。キャラがたっている麻生さんを支持した132人の議員の動向が今後の“ノーキャラ”の福田政権をどう揺るがしていくか。

  安倍内閣の総辞職が、首相不在のまま決まる可能性が出てきた。国会会期中の内閣総辞職は平成元年6月の竹下内閣など8例あるものの、首相の所信表明演説後に代表質問が行われなかったのは戦後初めてのこと。
  病状が回復せず、退院のめどが立たない・・・・そんな安倍さんは今日が誕生日だ。毎日、点滴だというニュースも読んだ。本当に大丈夫なのか?とも思う。首相不在で総辞職は7年前に脳梗塞で緊急入院した小渕内閣以来と言われる。
  兎に角「政治とカネ」をめぐる問題で窮地に立たされた。辞任表明が余りに突然だ!と非難もされるが安倍さんのひとつひとつの功績は大きい。少し急ぎすぎたのかと思うほどだ。
  何れにしても福田元官房長官とと麻生幹事長の一騎打ち、結果は直ぐにでる。

ch01.政治 : 突然

   
  何が何だか分からない・・・とはこんなことか。安倍総理の突然の辞任。
  昨日、丁度、渋谷のセルリアンタワーで打ち合わせの最中であった。電話のために一人が席をたち、戻ってきた時に「あべさんがやめるんだって」と一言。それを聞いたメンバーの一人が聞く。「えっ!どこのあべさん?」なんて・・・しかし彼は決して寝ぼけていた訳でない。

  首相官邸で緊急記者会見。「本日、首相の職を辞するべきだと決意した」と辞意を表明。「国民の支持、信頼の上に力強く政策を前に進めることが困難になった」とはいうものの、その時点で辞任の理由が本当によく分からないでいた。どの政治家も国民、国民、民意、民意と言うけれど口先で何となくはやめて欲しい。しかし判然としないとはこんなことか?!ましてや民主党の小沢代表との党首会談を拒否されたことなどの理由は全く考えられないでしょ?これ、誰かが作った話か?
  新総裁選出まで、健康問題も囁かれているものの、勿論安倍さんが職務を続けるのだが、後継総裁は一体?・・・・・

 

ch01.政治 : 泥棒は泥棒


  この数ヶ月、妙に気分が悪いというのはこんなことか・・・・と思う。いろんなことを思い出したりもしたからか?。
  社会保険庁職員らの年金保険料の着服。法律的には業務上横領。テレビ報道でいくつかのケースを紹介していた。窓口に支配いにきた国民年金保険料を、コピーした手作り領収書を相手にだしてそのまま、保険料はそのまま懐にする。もう唖然。納付記録の水増しなどオンラインシステムを悪用するという極めて悪質なのさえあった。
  横領した金の流れは飲食、遊興費、そして消費者金融への借金返済などだという。役所体質もかなり腐っているが、民間でもこうした着服そして横領小さなものから大きなものまで多々あるものだ。しかし懲戒免職、解雇といろんなケースはあるものの、しれっと生きている人々さえいる。いろいろな問題は発覚した時は一瞬大騒ぎにもなるが、時間が経過すると風化していく。
  「泥棒は牢屋に入ってもらう!」と勇ましく発言した枡添大臣・・・・一度、言ったなら徹底的に追求してほしい。決して国民への単なるパフォーマンスにならないようにしてもらいたい。

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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