ch01.政治: 2009年3月アーカイブ


   「・・・・・森田さん、もし、失敗した時はどうするんですか?」なんて、あるテレビの番組のコメンテーターが聞いていた。それに対して「そんな事いわずに応援してくれよぉ!」と千葉県知事選に初当選した森田健作さんは明るくかえした。そのような考えは、恋愛する前に振られたらどうしよう?と悩むようなものだと言ってのけた。
   「千葉にはポテンシャルがある。今朝の青空のように自信を持って突き進む。千葉を元気にするために、夢と希望をもって頑張る」とその言葉で気持ちが明るくなるものだ。  
  2期8年務めた堂本暁子知事は今期限りでの引退を表明。今回の知事選には森田さんら5人が出馬した。101万5978票の得票。しかし、100万票とは凄い数字だ。重い数字だ。民主など野党4党が推薦する吉田平さんら4氏を破り、初当選したわけだ。前回の知事選は堂本氏に6086票差で惜敗。敗北の後に「あと3年、あと2年・・・と数えて頑張ってきた」という奥さんの言葉にも重みがあった。着実に、地道に歩んできたのだろう。衆院選に向けて弾みつける結果にはならなかったと民主党は溜息がでるだろうが、やはり民意は知名度だけではない。「千葉を全国にアピールする!」「中央にどんどんもの申す!」というそんな根本的な政治の勢いを求めている。


  「記憶にない」という発言は久しぶりに聞いた。西松建設の違法献金事件をめぐり「捜査は自民党議員に波及しない」と発言したとされたことについて、漆間巌官房副長官の「メモを取らないオフレコの内容が誤って報じられた」「マスコミが私の発言をどう取ったか、記者の認識の問題だ」そして、ついに「記憶」がなくなった。まあ懇談会は録音をとっていなかったのであるからこれはどうしようもないが。しかし、共同通信が配信した情報に対して「真意が伝わっていないと大変驚いた」と強調するのは聞いているこちらも驚く。第一、何故漆間巌官房副長官にどうして「いろいろ」な情報が流れてくるわけ?全く想像も出来ない世界。またその人々の頭と心の中。

ch01.政治 : 全く「無題」


  民主党・小沢一郎代表の公設秘書逮捕の件を「政治不信を招く大変残念なこと」とさらりとかわした麻生総理。しかし「何かの陰謀だ」と鳩山さんも公然と言ってしまえる、そんな政治って何なんだ?と考えてしまう。
  小沢さんも検察当局に激しく反発。「嫌疑はすぐにはれる!」といきまくが、個人のスキャンダルとは言う人もいたが、やはり民主党代表辞任へ追い込もうとする意気込みが殆どないというのも実に不可思議な世界だ。多分、私など想像も何も出来ない摩訶不思議な世界なのだと思えてしまう。
  しかし、こういった何とも抵抗できない流れというか、運気というか、不思議な浮き沈みに人は無理をするとより沈んでいってしまうような気がしてならない。だから、漢字を読み間違いしようと、麻生さんはワイワイ麻生おろしの声があっても、ニヤニヤと笑ってうまく過ぎるのではないか?と思えるのだ。時期がいいというか・・・・小沢さんは力あってももがけば沈む気がする。
   かつて金丸信の逮捕を思い出した。何か、浮く「時期」沈む「時期」があるように思えて仕方ない。素人考えでも何とも不思議でしようもない。要は小沢さんひとりのスキャンダル騒ぎではないのにだ。与党野党の続出する批判らしくない批判。右往左往しているじゃないか。内心ドキドキしているんじゃないか?今度は誰がうたれるかわかりゃしない。しかし、政治の力がなくなったことは確か。

ch01.政治 : ああ!


  いろいろご意見はあると思う。こうした問題はその人の育った環境とか生きてきた体験や培った価値観というのだろうか、いろいろもろもろ。論議していると白熱してしまうことが多い。結局結論なんて出ないことが多い。だから人はなるべく避けて通る人も多い。
  あの「もうろう会見」で辞任した中川昭一前財務・金融担当相がドクターストップを理由に2009年度の予算案の議採決を欠席しておきながら、「リハビリのためにはいい」という理由で、辞任後に地元入りして後援会の総会で失態の謝罪する。おかしな話である。辞任決意の時に確か「頑張れ日本一!」とか大きな声がけをした奥さんという人もどうかしていると思えたが、辞任が内閣支持率低下につながったのではないかと記者団に問われた折りに、最後かに確か「麻生首相にご迷惑をお掛けした」という一言。国・国民なんて言葉はちょっとつけただけの感。それってないよね。唖然呆然。
  人はある「一言」で全てが露呈することってあるがまさにこういうことかと思えた。こんな怒りが数日経って噴出したこともなかなか自分としては不思議でもあるのだが。
  少し前に自分たちが率先して選んだ麻生さんを今度は引き摺り下ろそうとしている。「森さんか青木さんが麻生さんの肩をたたいて・・・」なんて図式を言ったりみたり。次は与謝野さんだ、枡添さんだ、小池さんだと騒ぐだけ騒ぐ。日本人ってまだまだ平和というかなんと言うか・・・・・。ただ「ああ!」だ。

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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