ch01.政治: 2006年4月アーカイブ
ch01.政治 : 小沢さん率いる民主党に目が離せない |
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しかし、今回の、衆院千葉7区補選はこれが「民意」なのか、と強く思わせたものだった。
候補者が影に隠れていたことも妙であった。小泉さんに忠実な武部勤幹事長は「劇場型」選挙を踏襲し221人の公募から候補を選び、「小泉チルドレン」と呼ばれる新人議員を動員する派手なパフォーマンスに力点を置いたが、兎にも角にも自民党は敗れた。今回の敗北に対して「勝ち続けるのもだめ、いい薬になった」と傍観者の如く小泉さんは言う。
一方、小沢一郎率いる民主党は今回の勝利に勢いづいた。自民党選挙を熟知している小沢さんは企業・団体を回る「どぶ板選挙」に徹した。ビールケースに乗り、自転車に乗り。そんな小沢さんを小泉さんや安倍官房長官らは「古い自民党」と批判した。ところが、結果はまさかの敗北。「今回のことはいい薬になった」と本音を漏らした。
年齢も卒業した大学も学部も同じという二人。宿命の対決か・・・・・
小沢さんは従来の自民党支持基盤へさらに触手を伸ばすだろう。政治家は如何なる人々の波動をおさえることができないと駄目だということ。地元の有権者への配慮が必要であるということ。
来年の参院選。小沢さんが何に照準をあてていくか、与党の過半数割れへの追い込みか?目が離せない。
ch01.政治 : 人は変わらないもので、変わるもの。活力ある政治を! |
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民主党の小沢一郎代表が8日、代表選を戦った菅氏を代表代行に起用し、鳩山氏を続投させる方針を伝えた。渡部恒三国対委員長、松本剛明政調会長ら前執行部メンバーを再任させるなど主要人事が決まった。
あの無駄な時間の連鎖・・・・いわゆる「永田メール問題」が、これほどの大物対決に展開し、発展するとは、誰が思っていたか。いろんな謀略説も聞くが、こうした類の話は本当に蛆虫の発生のごとく、知らないうちにででくるもので、気にしていたらしようがない。
まあ、さておいて、一郎と直人の党再生は以如何に進むか?本当に興味がわく。単なる党内対立に終わることなく進んでほしい。
石原東京都知事は小沢さんの過去について、とやかくおっしゃっているが、小沢さんは「自分も変わらなくては」と言っている。小泉さんは「人間ってそんなに変わるものではない」とコメントしている。そりゃ、人は変わらないもので、変わるものなのだ。殆どの生物が環境に適応して存命していく、その点、環境の変化を生き抜いたのは人間だ。また、横道にそれてしまったが、今回のことは決して他人事ではなく、健全な二大政党制の維持は、活力ある政治につながっていくこと。そして、経済の安定的な発展を図るうえでは「政局の安定」が大前提になることを常に考えていこう。