ch01.政治: 2009年2月アーカイブ
ch01.政治 : 政治力欠如 |
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当然というか、何と言うか・・・・。中川昭一財務相兼金融担当相が朦朧か酩酊が、あの例の記者会見した問題の責任をとり辞表を提出、受理された。そして麻生首相は中川氏の後任に、与謝野馨経済財政担当相を兼務で充てるという。 この経済状況の中、経済政策に責任を持つ3ポストが集中するとはどういうことか?。
今回の原因が酩酊でも風邪薬でもどうでもいい。醜態を晒したのは事実。その上、辞任までの二転三転。総理も漢字の読み間違えとかの場合ではない。迷走しまくりだ。自分も偉そうなことは言えないが、政治家として本当に必要な決断力がなさ過ぎるにも程があるんじゃないか?。政治力が完全に欠如しているとしか言えない。政権の求心力低下は本当に免れず。総理は一にも二にも経済政策とはいうが、それこそ、市井が如何なることになっているか、本当に分かっているのか?疑問である。
ch01.政治 : あらら・・・・ |
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人間は生身だから、いろんな事がある。ロボットでもサイボーグでもないのだからしようもないけど・・・・
しかし米ABCテレビのウェブサイトが中川昭一財務大臣のG7会議中にコックリと題して居眠り?疑惑を報じる始末。G7終了後の記者会見では言い間違えや呂律も回っていない。どうしたんだ?どうしたんだ?とこちらが心臓パクパク状態になった。まさか?ちょっと前にもあった「泥酔事件か?」とまたどういうわけか心臓がパクパク状態。
愛想笑いもしない。なんというか朴訥として、野党のことや他人の事をあれこれ言う政治家でもない。頑固でも緻密な人物が・・・。今朝になってその状態について「風邪薬が効きすぎた」という理由を言ったそうだが、やはり今回は醜態でしかなかった。テレビのコメンテーターが「その風邪薬を公表しろ」とまたわけ分からんことを叫んでいたが。公の人間としてはまずい。危機管理なさすぎである。マスコミのかっこうの何とやらにしかならない。
ch01.政治 : 地球温暖化の見方・考え方というもの |
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ジャーナリストの櫻井よしこさんが理事長を務めるシンクタンクで、日本国家が直面する基本問題を見つめなおそうとする「国家基本問題研究所」の会員なのだが、昨日は地球物理学者の赤祖父俊一先生の「地球温暖化の原因」についての講演会が永田町の星稜会館あった。
「20世紀後半〔実際は1975年日頃より〕、温暖化は炭酸ガスによねものとするのは仮定でしかない。不幸にしてその仮定から推定された気温上昇が大災害をひきおこすこととなり人類の大問題となってしまった」という。現在の地球温暖化の原因である二つの自然変動によるもので、我々が日頃から目にしている温暖化の認識、そして例えばよくみる現象面の映像の間違った使われ方などを改めて認識する。質問事項を3つ用意していったが赤祖父先生の説明の中で全てクリアになった。しかし、会場内は熱気でむんむん。次から次へと活発な質問が出され、予定時間をはるかにオーバーしてしまっていた。大学の名誉教授や民主党の議員など様々な方々が参加していらした。中には「私は年金暮らしの~です。昔、応援団だったからマイクは要りませんよ!」と威勢のいい男性の自己紹介に場内は笑いで包まれた。
今後のキーワード「食」「エネルギー」「水」そしてますます進むであろう「太陽経済」。本来、省エネの生活を愉しんできたニッポン人。そして省エネが得意でもあるニッポン人。だからこそ、未来図も描かないで、目先の利益に貪り、ガツガツすることなく、真摯に冷静に受け止めていこう。
「まだまだ若い学問の分野。またまだ研究が必要なんです」という赤祖父先生の言葉が心に残った。
ch01.政治 : 麻生の法則とか言っている場合じゃないよ |
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『発言』→『批判』→『修正』を"麻生の法則"とか言うらしい。笑う気持ちにも拍手する気持ちにもならない。よく、話題をあたえてくださる総理である。
読売新聞の電話方式による全国世論調査では、麻生内閣の支持率が19.7%で初めて2割を切り、これは2001年2月の森内閣8・6%以来ということだ。
漢字の読み間違えはもう、気持ちとしては「問題外の外の外」という感じであるが、問題発言そして失言は総理としてはまずい。それに「何はともあれ景気対策を優先」と強調するにも拘わらず、確かなビジョンも見えず政策のぶれは末期だろうが・・・・・。あと、私自身の中で怖いのは今年5月21日からスタートする「裁判員制度」だ。「来たよ~」なんて気軽に言った友人がいた。「そんな言い方はないてしょ」と言ったものの、何とも、この制度には疑問しかない。まあ、今の自分の内には、選挙のワードとしてこのことが含まれている。
ch01.政治 : 破壊そして創造 |
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まだ景気のいい頃だった。確かにあの頃は浮ついていたと思う。この調子で行けば安泰なんだくらいに不遜な気持ちでいたと思える。そんな時、時のリーダーは私たちに「スクラップ・アンド・ビルド」を繰り返した。何度も何度も繰り返した。しかし、当時の自分達は果たして、真剣に100%の努力をしただろうか? 大いに疑問だ。 全てを一度破壊して再度構築する事・・・・躊躇いと不安、それ以上に迷っていた。一生懸命にとか努力とか、何よりも会社に何年間在籍しているとか、ある程度しがみ付いていれば何とか生きられた時であったのだろう。しかし、今。完全に「時」が変わった。従来のビジネスモデルが完全に通用しない。本当に実感する。
パナソニックが2010年3月までに正規、非正規社員合わせて計1万5000人を削減する方針を発表した。世界景気の後退の中で「破壊と創造」に挑むわけだ。需要回復の目処がたたなければ更なる「破壊」を迫られるだろう。スリム化したとしてもそれだけで回復するわけではない。
ある日ある友人が私に暗い表情で言った。「~百人のリストラが予定されている」と。対象となる世代のなんと厳しい現実。まだ見えないとしてもその現実が突き出される。言葉にもならない。聞いてもどうすることも出来ずだ。ではどうするのか?内部留保の問題で、ワークシェアリングで数年後には回復、甦ると言いきる会社もいろいろあるが、基本は国の力以外にないだろう。
読売新聞社が「首相に最もふさわしいと思う国会議員は誰か」と面接方式の全国世論調査をした結果、小泉元首相(14.4%)がトップで次位が小沢民主党代表(13.7%)だったそうだ。麻生さんと自民党離党で注目された渡辺喜美元行政改革相はほぼ同じ・・・というのも面白い。小泉さんの実績というより、多分、あの「時」を駆けた小泉さんのイメージというのか、所謂「空気」が欲しいのだと思う。首相に求める資質のトップが「指導力」、そして「決断力」というらしいが、本当に国民は国民意識になれる、ジャッジが出来る指導者が欲しいのだ。
たとえが相応しくないかも知れないが、1937年であったか、ヒトラーという一人の英雄が熱い国民の支持で生まれた。大戦後の混乱の中で、ドイツ国民が自分達で選び、そしてひとつの政権が生まれた。その時の為政者は確かに天才であったのだろう。しかし、何かが彼を悪魔に変えていった。天才でもなくて良い。朴訥として、そしてあくまでも真摯に国の未来を考える指導者であれば。