ch01.政治: 2006年11月アーカイブ
ch01.政治 : 43年の月日 |
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ジョン・F・ケネディ米大統領が暗殺されてから43年の月日が流れた。1963年の11月。テレビには日米間初の衛星テレビ中継で銃弾に倒れる姿がリアルタイムで映し出されていた。今でも大人たちのあの異様なほどの、ざわめきを思い出す。何が起こったのか?余り深い意味も分からずその映像を見ていた。
そして、新聞社で勤務していた時、今は亡くなってしまった小池編成局長が、私が妙に慌ててあるパーティーに出かける間際「僕がね、丁度、あの時に特派員でいてね。その時のことをまとめたものだ。渡してくれないか」と一冊の本を私に手渡した。ケネディ暗殺の生々しい取材がまとめられていた。大切に抱えて会場で、その方を見つけ、小池さんから預かった本を手渡した。ひとつの「任務」を遂行した感覚だった。戻らぬ時間が何故か思い出すたびに懐かしくなる。これも「年頃」なのか。
中間選挙でケネディが属した民主党は過半数をおさえている。ブッシュ政権は今、難しい政局運営を迎えている。
ch01.政治 : 支持率の危うさ |
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腹の立つことも多い中、政府の教育改革に関するタウンミーティングでの「やらせ質問」問題はなんということか。内閣府は広告代理店との契約の上で、仕様書に「協力者謝礼金5000円」の項目を設定、予算化していた。仕事の発注を受けた広告代理店だって、中小じゃない。大手広告代理店だろう。謝礼金は勿論、国民の税金だ。血税だ。
まあ、責任者は「逃れ」のためにはいろいろ言うものだ。「代表質問ということで、協力者をお願いすることはあった」と山本信一郎官房長。しかし、関連性は認めず、今後の再調査を進める考えを示したが今更何の調査をするというのか?そもそもタウンミーティングは「国民との対話」を目的にはじめたもの。殆どが質問用紙を見ながらの「やらせ質問」は支持率確保の単なる情報操作でしかないじゃないか。安倍さんも責任は大きい。
ch01.政治 : 「桐花大綬章」の意味 |
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2006年の秋の叙勲の受章者が発表され、国家に優れた功績のある人に贈る今回最高位の「桐花大綬章」に、平岩外四さんが選ばれた。92歳というおとしも驚きとともに嬉しい。
東京電力の社長、会長として長い間、公益事業の経営に携わり、経済審議会など政府の各種審議会会長も歴任した方だ。経団連会長時代には、企業献金の斡旋廃止を決めるなど経済界で強力なリーダーシップを発揮した。 政・財癒着をなくすために、企業献金を廃止することが決められたと同時に、公的助成制度が導入された。当時の平岩外四・経団連会長は「政治資金は、公的助成と個人献金が望ましいと」と述べていた。こうした平岩さんの精神を破ろうとして方も居られる、そう、政党に対する政治献金の斡旋を再開しようとする動きがあったこともある。カネと政治の癒着、知らぬぞんぜぬでなんとなくそつなく生きていく・・・不透明さはいけないことだ。