ch01.政治: 2008年9月アーカイブ


   以前、この人は「人生には上り坂もあれば下り坂もある。そしてもうひとつ"まさか"という坂がある」と言った。まさに晴天の霹靂という人も多い筈だ。「はぁ・・・そうですか」と言いながらもやはり"まさか"である。
  自民党の小泉純一郎元首相が本日、2008年9月25日に次期衆院選には出馬せず、今期限りで引退すると表明した。支援者の方々もさぞかし、驚いたに違いない。後継者は次男の進次郎さんという意向も伝えたという。
   1972年に衆院旧神奈川2区から初当選してから36年か・・・・・戦後歴代3位ともいわれる長期政権であった。なんだかんだ言われても放り出したりはしなかったな。
  「もうやることやったでしょう?」という小泉さんの声が聞こえそうな気がした。テレビに映る、小泉さんの顔は何かふっきれたような表情であった。これも潔い退き際というものなのか。

ch01.政治 : 予想通りの圧勝


  外出先で号外が配られていた。あああ~やっぱりね~。予想通りの圧勝だ。自民党の麻生太郎新総裁の誕生だ。与謝野さんの5倍以上の票を集めた。地方票では9割以上を占めたようだ。本当に圧勝という感じた。
  夕方の会見で消費税については「税率引き上げの議論を最低3年は凍結すべき」との考えを明らかにしていた。「食べる物はゼロでもいい。税率は2種類あってよい」と食料品を非課税とする可能性も言及している。今日2008年9
月22日の「誕生日」からスタートして、世界に対して、日本国民に対して「何」を言うかが一番の問題だ。試されるわけだ。そして麻生さんのおじいさんである吉田茂の「バカヤロウ解散」はあまりにも有名だが、11月2日とも10日とも言われている解散総選挙に我々国民の姿勢も試されるわけだ。



  東京商工リサーチが発表した8月の全国の倒産による負債総額は約8680億で今年最大となったという。少し前の話だが、駅のプラットフォームで売店にある新聞見出しでアーバンコーポレイションの倒産のことを知った時、本当に米国のサブプライム問題の影響をひしひしと感じた。急成長していったアーバンコーポレーションが?!という感じは今もある。中堅ゼネコンをはじめ、建設・不動産業の市場も悪化している状況。だが、何百億もの大型倒産はただごとではない筈だ。
その他、ガソリン価格のアップも運輸業などの倒産に結びつく。上場企業をはじめ、中小の企業の逼迫した経営状況の現実が日本の政府の総合経済対策とはホントに何かかけ離れた感しかしない。派閥崩壊とかいってか、連日、何か勘違いしているような政界の"お祭り騒ぎ"。どうしたというのだろう、日本は。

ch01.政治 : 再び、道半ばにして


  昨夜は緊急のニュースが流れ、テロップに本当に驚いた。自ら「安心実現内閣」と命名した内閣改造からわずか一カ月、福田康夫首相の辞任表明。
  「新しい布陣の下、政策の実現を図らなければならないと判断し、辞任を決断した」と淡々と退陣の理由を述べる福田首相の姿がテレビに映し出された。この退陣準備は極秘の内に進められたという。記者の質問に対して「退陣決意は先週末」というものの実際はそれよりも早かったらしい。周辺に対して一切退陣の意思を漏らさず、なんと夫人の貴代子さんにも相談しなかったという。
  記者会見の様子を見ながら、疲労困憊?苛立ち?なんだろうか?幾分、声が震えているようにも感じた。しかし淡々としたものの言い方は福田さん独特のものか、何か他人事の感しかなかった。日本国の船長がこの人だったのかとあらためて思う。
   会見の冒頭の「衆参ねじれ国会の中で困難を承知で政権を引き継いだが、最初から政治資金、年金記録問題など積年の問題が顕在化し処理に忙殺された」など、思っていても述べることもなかろうに、単なるボヤキにしか聞こえない。且つ、道路特定財源の一般財源化や消費者庁設置などに対して「だれも手を付けなかった国民目線の改革に着手し一定の方向性を出した」には、今さら、一国の総理が口に出して言わなくたっていいじゃないか再び愕然とした。記者の「いつも他人事のようだ」との質問に対して「あなたとは違う!」など逆ギレ状態も器が小さすぎる。記者の言葉尻にいちいち反応しないで欲しい。昨年の9月から、安倍晋三前首相に続く自民党総裁の任期途中での政権幕引き。何かニ世、三世・・・と言った何か"血筋の良さ"の脆弱ささえ感じる。(とは言っても小泉さんは違うな、お爺ちゃんの血か・・・・)
  自民党内では、麻生氏のほかに小池百合子元防衛相などの名前も総裁候補として取り沙汰されている。暫定的であっても株式マーケットでは麻生太郎政権を前提に動く・・・・などと聞くと自こちらもぼやいてしまいそうた。とどのつまりはいずれ迎える総選挙さして、それまでは静観というか"様子見姿勢"ということか。

このアーカイブについて

このページには、2008年9月以降に書かれたブログ記事のうちch01.政治カテゴリに属しているものが含まれています。

前のアーカイブはch01.政治: 2008年8月です。

次のアーカイブはch01.政治: 2008年10月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

プロフィール

ichiko.tv

ichiko.jpg
吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

メール

ご意見・ご感想はコチラまで!

著書紹介

「にっぽんの旨い!を取り寄せる」
食文化研究家・永山久夫さんの全国津々浦々のお取り寄せグルメ100選。「おいしい」の裏側にある生産者の思いにも触れられる一冊。未知の「味」と出会える。
価格1,470円(税込み)

「横浜中華街行列店の秘伝レシピ」
横浜中華街で特に評判の高い厳選29店の味を家庭で再現するためレシピ。秘伝の味を再現するためのコツや工夫を惜しみなく公開。プロの味が家庭で再現できるか?について検証した。
価格1,470円(税込み)

「横浜中華街オフィシャルガイドブック2005-06」
独立して初めて関わった思い出のガイドブック。横浜中華街発展会協同組合の325店全店完全取材! 「食」と「文化」、「歴史」そして華僑・華人の「生活」に触れられるオフィシャルガイドブック。あの燃えるような夏の取材の日々は良かった。
価格950円(税込み)

「和食のいろは」
和食のおいしさを支える基本をあらゆる角度から紹介。プロに教わる目利きのコツから料理研究家直伝の和食レシピ満載。ずっと会いたかった道場六三郎さんをインタビュー。
価格1,470円(税込み)

「マヨネーズってわっはっは」
 親友のかっちゃんこと小林カツ代さんのマヨネーズを使って驚きレシピを紹介。遊び心がいっぱいのレシピや薀蓄も盛りだくさん。
価格1,470円(税込み)

「浅草散歩ガイド」
一カ月に一回は必ず遊びにいく浅草。路地裏は最高。どうしても「浅草のガイドブック」を作りたかった。浅草今昔物語から「食べる」「歩く」「憩う」「買う」浅草が満載だ。
価格1,260円(税込み)

2013年5月

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31