ch01.政治: 2011年8月アーカイブ

ch01.政治 : 大逆転劇の舞台裏


   29日の大逆転劇となった民主党代表選。は、1回目の投票で1位だった海江田万里経済産業相を、野田佳彦財務相が決選投票で破る大逆転劇となった。なんでも首相を決める与党党首選で下位候補が決選投票で逆転に成功したのは、1956年の自民党総裁選で石橋湛山総裁が誕生して以来となるという。ほぼ野田さなが生まれた頃の話だ。それほどに歴史的にも稀な逆転劇だったということか。
  あの鹿野さんが決戦投票の時に上着を脱いだのは「野田の支援に回る」という合図であったらしい。会場で一斉メールを出すということも出来ないだろうし・・・。あのシーンでの古典的というか、何気ない仕草?で多分50近くの数が野田さんに動いたのだろう。
  泥臭い・・・久しぶりに聞いた言葉だった。昔は山ほど?聞く言葉だった。それほどに最近は泥臭ものいがなかったのかも知れない。且つ、野田さんは演説が上手い。タイプは全く異なるが、間のとりかたとか小泉さんに似ているのかも知れないな。多分、この演説で動いた議員も多かったのではないかなと思う。やはり言葉の重みというものだ。
  いずれにしても国民の為という口先だけのことはなしでお願いします。ノーサイドでいきましょうというなら本気でお願いします。もう短命もなしということでお願いします。

  民主党の代表選挙が行われ、野田佳彦財務相が新代表に選出された。、第95代首相54歳。まだまだ若い。しかし海江田万里経済産業相とは野田氏215票、海江田氏177票という決戦であった。考えてみれば大きくはなしたという数字ではない。しかし、海江田氏は約120人の党内最大勢力を率いる小沢氏などの全面的な支持を受けた筈であるが・・・かげりが見えたか。野田さんの言う泥臭くてでいい。それこそ"怨念の政治は終わらせて"本当に国民の為に仕事をしてください。取り組む問題は山積みである。

ch01.政治 : 誰だと思う?じゃない


  少し愚痴めいてしまうが・・・今や「誰だと思う?」と民主党代表選の「誰」「誰」で世の中が持ちきりだ。昨夜も誰だと思うと聞かれたから、恰も馬券買うように「そーだな、〇〇はかたいが、結構〇〇というせんもあるかな」なんて茶化した問答をしてしまった。
  くるくる替わる総理大臣。「男冥利につきます」なんて仰っていた方もいた。こんな日本の状態は客観的に見たらに本当に異常事態だ。それに、誰でも当選後は少しは支持率があっても一年以内にミラクル?低下する不思議現象。こんな代表をこのところちょくちょく?選んでいることが異常だと思わないか。
  脱原発!と言葉だけ騒いでも、少し前に口にしたCО2削減の問題はどうするのか?と言いたい。それに「誰だと思う」「誰なの」ばかりでそれこそ、電力買い取りを電力会社に義務づける再生可能エネルギー特別措置法が26日に成立したこともあまり認知している国民も少ないのではないか?


  ああ、それにしても、嗚呼!くるくるくるくる・・・風車のよう。


  民主党代表選は一体どうなるのか?こんなにも出馬表明者が多いのはなかったのでは?実に不思議な光景。前原誠司前外相も小沢元代表を訪ね会談したようだ。しかし、多分、前原さんの「脱小沢」路線が本質的には変わらないと見ているに違いないし・・・とは言ってもこの世界も闇の中。カオスにも近い。何が起こるか分からない。これほどにもカオスに近い状況の中、私は多分「えっ?!」という人で決まるんじゃないかなとみている。みているというか、気がする。

ch01.政治 : 未来!


   コンピュータのその威力は認めても、決して決して人間には及ばないと思っていた。1997年にチェスのチャンピオンに勝ったIBMの「ディープブルー」。当時、これは人工知能と呼ばれたが、あれから14年。ワトソン君の威力にはただただ驚く。自然言語を理解する能力。なんでも2億ページものデータを記憶しているというが、例えば医療の世界などではその人間の質問に対して症例からあらゆるデータを検索し続け、我々の生活を大きくかえていくのだろうと思った。且つ、今後は2億以上のデータの蓄積は可能だろうし、そんなことを考えると途轍もない知識の海の中で泳いでいる気持ちになる。だが、ここで疑問も湧いた。自然言語でなく、「文字」のみのやり取りの場合は果たしてそのシステムはどうなるのだろうか?とふと立ち止まってしまう。疑問は尽きない。


  しかし如何なる情報やデータを入れ込んだとしても「政治」は人工知能では解決しないのだろうなあと。民主党代表選への出馬。菅直人首相の後継を選ぶ民主党代表選に名乗りを上げた「ポスト菅」候補が次々と現れている。失礼な言い方だが雨後の竹の子状態ではないか。また恰も方程式のように小沢一郎元代表を訪ねているという事態。まあ党内最大の小沢グループの支援を得られれば、出馬に必要な20人の推薦人の確保し、一気に優位に立てるとの計算からの動きである。例えば海江田さん。あの国会答弁中に号泣した時は「はて?」とは思ったが、あの号泣ぶりに小沢元代表は批判していたとの証言もきく。いずれにしても、海江田、小沢鋭仁両氏は小沢元代表と十五分ずつ会ったそうだ。それは1991年の自民党総裁選で、小沢元代表が宮沢喜一元首相、三塚博元通産相、渡辺美智雄元外相との面接を思い出させる光景だったようだ。だが、小沢さんはまだ、政治資金規正法違反で強制起訴されている。イメージダウン~なんて言葉はあってもない?のだろうなあ。小沢元代表を説得さえできれば鳩山由紀夫前首相のグループの約40人の支持も期待できるからか。足し算足し算の世界だ。要は何が何でも「数」の論理。たとえ傀儡と呼ばれてもいい!当選さえすればいい!である。

  首相の資質を問いたい。政治経験と知識。ワトソン君とまではとは言わないが、政治で培った知識である。口先で「国民の為」など二度と言うな。何を一番先に進めなくてはならないか?「時」を正確に読みこみ、何を一番先に進めなくてはならないか?優先順位の分かる人間である。そして本気で国の為に自己犠牲をも厭わない人間なのだ。素人が何をいうか!きれいごとで世の中は進まない!と言われそうだが、原点に戻らないと本当に日本の将来が見えない不安でいっぱいなのだ。

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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