ch01.政治: 2008年12月アーカイブ

ch01.政治 : 正念場

   かつぎだされても、断って、じっとしていたらよかったんじゃないか?と思うほど。「ぼくのおじいちゃんはね・・・」とでも言っていれば良かったんじゃないのと思うほど。(失礼)それほどに、麻生さんという人は総理の器ではなかったのだと思う。あの時、意気揚々と「選挙の顔」として期待していた「麻生人気」。何だったの?この超低下を誰も予想出来なかったのか?内閣を支持しない理由のトップが「首相に指導力がない」という民意。政治のプロは予想できる筈でしょ?私は政治には全くの素人であるが、実に、見ていられないほど、この日本の総理としては不適格であると感じる。もう、自民党にとって、厳しい事態、緊急事態といったほうがいい。あまり支持率と目くじらたてるほどの事でもないと思うが、麻生内閣の支持率は20・9%だという。この数字は、政権維持が覚束無くなる水準だということで。「漢字が読めない」と揶揄している場合じゃない。
  「反麻生派と民主党は一緒に」なんて馬鹿げた記者の質問に小沢さんは「違うでしょ」と、憮然としていた。当たり前でしょ。でも、政党支持率が、民主党に逆転されたという事態は自民党にとって「初」の事。麻生首相と民主党の小沢代表とでは、どちらが首相にふさわしいかという質問では小沢氏が首相を初めて上回ったと聞く。笑っている場合でない。とやかく言っている場合でない。それこそ、未曾有の金融危機の中で、国民の悲鳴が聞こえぬか?貸し渋り、貸しはがしにより日本の企業の大半を占める中小企業は本当に本当に大悲鳴なのですよ。区の融資斡旋に三倍の申し込みが殺到している。「今年のクリスマスイブはねぇ~」なんて言っていられないほど、日本の経済、いや世界は危機なんですよ。
  今が正念場。麻生さんは首相として一国のリーダーとしての指導力を発揮できなければ、政権の立て直しは、ますます困難になるだけだ。そして指導力がなければ・・・・・変わるだけだ。国民あっての政治家である。
 


  本日、ある会合の席。たまたま休憩時間に「最近はKYって"空気読めないでなくて、漢字読めない"としいう意味らしいですよ~ご存知でした?」なんて皮肉めいて言っている方がいた。私には"心読めなーい"とも見えるよ。それに同調してあれこれあれこれ口をそろえて、まあおっしゃるおっしゃる。挙句の果てはその中心人物の話しから、卒業大学の学習院について、学力はどーなんだ!最近の偏差値について言うわ言うわ・・・・もうこうなると私は聞いているふりして聞かない。一言!「だから何だって言うんだい?」。「あ~ら、だから話しよ~話しよ~」と言って評価評論する方は実に多い。別にそれが悪いと言っているのではなく、ちょっと考えて下さい。不毛な事はもうごちゃごちゃ言うのはやめないか?

  
   ・・・・ということで、私の頭の奥に何とも消化不良のような気分の悪さとあの麻生さんの顔が残ってしまっていた。帰宅してパソコンをチェックすると、出版プロデュースをしている天才工場の吉田浩さんからめるまが届いていた。「今月で、20年に一度の長い長い天中殺が明けるのですが、今までの不運とは逆に、最近ビジネスと人脈が、どんどん流れ込んでいます。今回の「直江兼続」本も、宝くじに当たったようなラッキーなことが起こりました」とある。ああ、こんな話しは実にいいじゃないか。そして読売新聞のサイトを紹介されていてた。天中殺が明けるとは、目出度い!その記事とは、また、麻生さんを揶揄しているようだが・・・・


「マンガ本は買わず?麻生首相が書店そぞろ歩き。麻生首相は30日夕、JR東京駅近くの大型書店を訪れた。「日本史新刊」の書棚で、吉田浩著「直江兼続のことがマンガで3時間でわかる本」を手に取るなど約30分間かけて店内を物色し、日下公人、竹村健一、渡部昇一著「強い日本への発想」、佐道明広、小宮一夫、服部龍二編「人物で読む現代日本外交史」など数冊を購入した」(2008年11月30日21時36分 読売新聞)ということだ。そして、この記事を読んだテレビ局から取材を受けたという。まあ、何はともあれ、麻生さん、本を"積読"にしないできちんと読んでくださいね。


  
  天才工場の吉田浩さんの出身は直江兼続と同じ新潟県六日町。「現在、追い風」という吉田さんは新潟県にある書店320店すべてに、手書きの手紙を送る決意をしたという。"手書き"ですよ!どうせ、自分の事でしょう?なんて言わないでね。今の時代、こんな努力をする人ってなかなかいやしない。本当に最近の人々は何でもかんでも他人事で、安直に流れる・・・・傾向があると思っている。こんな時代の中を生きているから、もうしようがないかも知れないが、たまにはコツコツと努力をすることもしてみようじゃないか。


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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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