社会問題: 2007年6月アーカイブ
社会問題 : 決戦! |
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昨日は、株主総会の会場までをも都心に移しての、まさに“決戦の日”であった。
このところ、消費者に対してここまで馬鹿にしたことが出来るのか、偽装のミンチをあれこれした企業の経営者の対応に辟易していた。そんな中、この企業の経営者はなかなか!
米系投資ファンドのスティール・パートナーズ・ジャパン・ストラテジック・ファンドに敵対的TOBを仕掛けられたブルドックソースの株主総会があった。:結果、買収防衛策の導入が80%強の賛成で可決、承認された。多くの個人株主も賛同し、特別決議に必要な3分の2以上をクリアしたからだ。
ブルドックソースとは本当に馴染み深い商品ブランドだ。創業100年以上の企業だ。買収防衛に向けて、ここで大きな関門を突破したのだ。
「ファンドは株で利益を得ようとするが、企業は長期的な利益回収を目指す」という池田章子社長は、本当にカッコイイ!全株主に対し1株当たり3個の新株予約権を発行するという防衛策、。スティールはこれを差し止めを求める仮処分申請を東京地裁に申し立てている。いよいよ法廷闘争に移る。
社会問題 : なんか変だ |
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最近のニッポンは変だ。子どもが親を殺しても女子高生が学校のトイレで子どもを産み落としても、女子大生がホームレスの人のダンボールの家に放火しようとしても・、警察関係者が痴漢をしても・・・・・驚かない自分も変だ。
そして、今回もなんとも、気分が悪くなる。厚生労働省が、訪問介護の最大手のコムスンによる介護報酬の不正請求問題で、同社への処分を正式に発表した。“ハローコムスン!”となんともほのぼのしたテレビコマーシャルを見て、ホッとした人々はおおいのではないか?今後、介護サービス事業の大幅縮小を迫られれば゜利用者への影響大だ。処分で、2008年4月以降、指定の更新時期が到来した同社の事業所は順次廃止されていくそうだ。
コムスンの「テイク12」というスローガンというものがあったことを読んだ。社員へかせられた厳しいノルマということで、これは月間12人の新規顧客を獲得することらしい。確かに、営業にはノルマは絶必のことだが、厳しさに負けそうな社員はノルマを達成するために、架空の客を作っていた・・・まあ、言語道断な話だ。ずっと年金問題で、社会保険庁の紙のデータは全て捨てたとか、コンピュータに入力するときに名前を確認せず適当に入れたなど、呆気にとられることばかりが続いている。コムスンも社会貢献という熱い姿勢にたって、折口社長のセミナーに心打たれ感動した人々も多いと聞く。平成17年07月には日本赤十字社に対する貢献として紺綬褒章を受賞している。功績をたたえての結果だったのだろう。というのに、なんとも、侘しい。
週刊誌などには、好奇心を擽る内容が踊るだろう。例えば、リゾートホテルのような折口社長の別荘だ、また豪邸だと騒ぎたてることだろう。そして人の噂もなんとやらで過ぎていくのか。