社会問題: 2011年8月アーカイブ


  少し愚痴めいてしまうが・・・今や「誰だと思う?」と民主党代表選の「誰」「誰」で世の中が持ちきりだ。昨夜も誰だと思うと聞かれたから、恰も馬券買うように「そーだな、〇〇はかたいが、結構〇〇というせんもあるかな」なんて茶化した問答をしてしまった。
  くるくる替わる総理大臣。「男冥利につきます」なんて仰っていた方もいた。こんな日本の状態は客観的に見たらに本当に異常事態だ。それに、誰でも当選後は少しは支持率があっても一年以内にミラクル?低下する不思議現象。こんな代表をこのところちょくちょく?選んでいることが異常だと思わないか。
  脱原発!と言葉だけ騒いでも、少し前に口にしたCО2削減の問題はどうするのか?と言いたい。それに「誰だと思う」「誰なの」ばかりでそれこそ、電力買い取りを電力会社に義務づける再生可能エネルギー特別措置法が26日に成立したこともあまり認知している国民も少ないのではないか?


  ああ、それにしても、嗚呼!くるくるくるくる・・・風車のよう。

田村恵美子氏の講演「スウェーデンの原発と危機管理について・東北大震災と地質・地震の不安定性」についてです。ご参考までに。

講演模様

社会問題 : 虐待死


   子どもの虐待のニュースは胸の奥が絞られるほどどうしようもないほどの苦しい気持ちになる。先般は千葉県柏市で2歳児を餓死させたことがあった。父親が、子どもよりネコの方が可愛かったとい供述したらしい。「それが理由か?」と聞きたいほど苦しい事実。
  また昨年8月に3歳の里子を虐待死させ、今年逮捕されたというニュースを聞いた。この人は声優でいろいろな番組のナレーションもして、地域では朗読会も開いたりしているごくごく一般人だ。早稲田大学大学院に進んで公共経営修士と博士の学位まで取得したという。実子2人の子どもの手がかからなくなったという理由で「社会的貢献」をとたいと乳児院から里子を引き取ることになった。
  この世に生をうけて三年。乳児院に預けられるということは亡くなったみゆきちゃんにはそれなりの悲しい事情があったのだ。そして家庭生活をふつうにおくる、そんな人の家に里子として迎えられたというのに、短い人生を終えてしまったのだ。
その人のブログではみゆきちゃんは名前ではなく「里子」という表現をされていたという。新聞見出しでしか見ていないが「ゾンビ現象」などという表現を使うなど、俄かに信じられない事実の数々。
  もし、子育ての中で、自分の手に負えないと思ったら「ごめん!」「助けて!」とでも悲鳴をあげてでもいい。誰かに相談し、また乳児院にたくすことなど出来なかったのか?
  ただただ短い人生だったみゆきちゃんの冥福を祈るばかりだ。

1786-7.jpgダム博士とも呼ばれている竹林征三先生が「環環境防災学~ 災害大国日本を考える文理シナジーの実学 ~」( 技報堂出版)を出版された。「環境」と「防災」という全く関係のない2つの概念をただ並列で並べたものではなく、この密接に絡み合っている二つの概念を分かりやすく解説。互いに補完し合わなければ,健全な体系にならない宿命を背負っているというもの。本書のはじめでは、「災害は最大の環境破壊である。その災害を減らそうとする防災は,環境保全対策の最も重要な根幹をなすものである」つまり、我々が防災を考える時,望まれる環境形成にいかに資するかという視点にたつかというものだ。

竹林征三先生

社会問題 : 未来!


   コンピュータのその威力は認めても、決して決して人間には及ばないと思っていた。1997年にチェスのチャンピオンに勝ったIBMの「ディープブルー」。当時、これは人工知能と呼ばれたが、あれから14年。ワトソン君の威力にはただただ驚く。自然言語を理解する能力。なんでも2億ページものデータを記憶しているというが、例えば医療の世界などではその人間の質問に対して症例からあらゆるデータを検索し続け、我々の生活を大きくかえていくのだろうと思った。且つ、今後は2億以上のデータの蓄積は可能だろうし、そんなことを考えると途轍もない知識の海の中で泳いでいる気持ちになる。だが、ここで疑問も湧いた。自然言語でなく、「文字」のみのやり取りの場合は果たしてそのシステムはどうなるのだろうか?とふと立ち止まってしまう。疑問は尽きない。


  しかし如何なる情報やデータを入れ込んだとしても「政治」は人工知能では解決しないのだろうなあと。民主党代表選への出馬。菅直人首相の後継を選ぶ民主党代表選に名乗りを上げた「ポスト菅」候補が次々と現れている。失礼な言い方だが雨後の竹の子状態ではないか。また恰も方程式のように小沢一郎元代表を訪ねているという事態。まあ党内最大の小沢グループの支援を得られれば、出馬に必要な20人の推薦人の確保し、一気に優位に立てるとの計算からの動きである。例えば海江田さん。あの国会答弁中に号泣した時は「はて?」とは思ったが、あの号泣ぶりに小沢元代表は批判していたとの証言もきく。いずれにしても、海江田、小沢鋭仁両氏は小沢元代表と十五分ずつ会ったそうだ。それは1991年の自民党総裁選で、小沢元代表が宮沢喜一元首相、三塚博元通産相、渡辺美智雄元外相との面接を思い出させる光景だったようだ。だが、小沢さんはまだ、政治資金規正法違反で強制起訴されている。イメージダウン~なんて言葉はあってもない?のだろうなあ。小沢元代表を説得さえできれば鳩山由紀夫前首相のグループの約40人の支持も期待できるからか。足し算足し算の世界だ。要は何が何でも「数」の論理。たとえ傀儡と呼ばれてもいい!当選さえすればいい!である。

  首相の資質を問いたい。政治経験と知識。ワトソン君とまではとは言わないが、政治で培った知識である。口先で「国民の為」など二度と言うな。何を一番先に進めなくてはならないか?「時」を正確に読みこみ、何を一番先に進めなくてはならないか?優先順位の分かる人間である。そして本気で国の為に自己犠牲をも厭わない人間なのだ。素人が何をいうか!きれいごとで世の中は進まない!と言われそうだが、原点に戻らないと本当に日本の将来が見えない不安でいっぱいなのだ。

社会問題 : 節電対策

9492cb539f510789e88546701eed260b.jpg 世の中、節電~節電~。そこで私も「風鈴の音色を聴きつ節電す」と一句でもよんでみる。さて、「再生エネ法」成立の見通しがあり。太陽光発電をはじめとした「再生可能エネルギー」に期待が寄せられている。また、節電対策の切り札的に「スマートグリッド」や「スマートシティ」が脚光を浴びている。しかし、ここで疑問が。これら「再生可能エネルギー」、「スマートグリッド」や「スマートシティ」で本当にエネルギー問題が解決されるか?日々疑問を持ちながらも異論をはさむ余地なく仕事として取組む人々が多いのではないか?   友人の講演のお知らせを一つ。会場は大阪であるが興味のある方は是非。


『未来型都市スマートシティの今後の展望と課題』講演についして

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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