社会問題: 2008年2月アーカイブ

社会問題 : 虚偽はいけない


   次々と解明される真実に、真摯な人物だと信じていたことも裏切られる気持ちでいる。
 イージス艦衝突事故で、公表まで半日近くかかったことについて「情報操作や隠ぺいではない」と述べ「隠蔽してどうなるのか?」という石破茂防衛相。だが、防衛省が事故発生後に航海長をヘリコプターで東京の市谷で事情聴取。石破茂防衛相も直接航海長から話を聴いていたことになる。つまり捜査中に無断で重要人物を聴取したことになるのか。全く・・・闇だ。闇に葬ってはならない。虚偽はいけない。


社会問題 : 変わらぬ自衛隊


親子は、どこかの船に助け出されているに違いない・・・・・そんな気持ちでいるのだが・・・・。


   19日発生のイージス艦「あたご」と漁船「清徳丸」の衝突事故から防衛省の情報開示に対して批判が強まっている。石破防衛大臣は、昨年からの一連の防衛省問題でも組織の長として責任を追及されていた中、今回も新たな難問が投げかけられた。
  しかし、いくつもの証言との食い違い、明確な説明をしない、など本当に不信感しか生まれない。たまたま、あの時刻、「清徳丸」以外の漁船が近くにいたということだけでも多くのデータや証言がありも本当に救いだ。
  テレビのニュースで88年7月の潜水艦「なだしお」と大型釣り船第1富士丸が衝突し30人が犠牲になった事故を放送していた。そうだ、20年前も悲しい事故があった。そして今また繰り返された海自の艦船による事故。なだしおの事故後、自衛隊は「再発防止」を唱えたにもかかわらず、またも、あってはならない事故か起こったのだ。本当に綱紀が弛んでいるんじゃないか?。不都合なものは出さない、姿勢は変えない。あの日も今も自衛隊は変わっていない

社会問題 : マルチという麻疹


   経済産業省はマルチ商法のニューウエイズジャパンに対して特定商取引法違反で、同社に勧誘や新規契約を禁じる3カ月の一部業務停止命令を出した。米国にある「ニューウエイズ」の子会社で、売上高が約600億円、登録会員数は約85万人いるという組織だ。会員は、シャンプーやドリンクなどを知人、友人らに「アトピーがなおる」だ「癌が再発しない」などと虚偽の説明をし、新たに入会や商品購入を勧めていたのだ。


   仕事柄、異業種交流会や様々な会やパーティーに参加することも多い。そんな時、こうした「マルチ」のニオイのする人々が必ずと言っていいほど忍び寄る。これまでに、さんざんいろいろな人や商品を見てきた。その上、人間ってこれほどまでに変わるのか?ずーっと観察してきた。
   彼らや彼女らを揺り動かしているのは一体何なんだ?と考えて見ていた。商品を執拗に勧める人の大半は「一ヶ月100万以上は稼げます」とか「一ヶ月2000万はかるい、年収じゃないですよ!一ヶ月の収入ですよ」などと熱く口走る。確かに中にはそんな人もいるのかも知れないが、1割いないんじゃないか?大半の会員は殆ど稼げずに、というか僅かな利益に「心」を売っていく。彼らを変化させていくのは、要は「金」だ。
    

   ある純粋な?女性が「自分の人生観を変えてくれた。こんな幸せがあるのか?と感動の日々」と夢見心地に言う。私は「それは良かった、何より」と答える。幸せな気持ちになる前、それまで、自分が辛かったと思っていたことは何だったのか?それを冷静に考えたほうが良いのだ。しかし彼女は私の言葉など耳に入らないのだ。
  そう、不安定な笑みを浮かべる人々に、私は微笑み返すが、麻疹に罹っている間は、しようもないものだ。それは情熱に揺り動かされてどうにもこうにも出来ない「恋」にも似ているのだろう。


 「今回の処分を厳粛に受け止め、法令順守の体制強化に取り組む」というニューウエイズジャパン。マルチとしては国内第3位。果たしてとんな体制強化に取り組むのか?

社会問題 : 事故


あってはならない事故が起きた。本当に信じられない。

  千葉県房総半島沖で海上自衛隊のイージス艦「あたご」と漁船「清徳丸」が衝突したのだ。
あたごの見張り員は、衝突2分前の午前4時5頃に、進行方向右側に緑色の灯火があるのを確認した・・・・というのだがもこの「緑色」という表現もおかしいと聞いた。
  事故の衝撃で真っ二つに割れた清徳丸。清徳丸の船主の吉清治夫さんと長男の哲大さんは依然行方不明だ。
清徳丸の「清徳」とは父親の名前と、世話になった漁師の船の名前から一字ずつとったという。兎に角、安否が気になる。
  千葉県館山市方向へ曳航を始めている。清徳丸の関係者らに見せた後、横須賀基地に運んで調査されるというが、真実はひとつだ。


まだまだ謎の多い「冷凍餃子」の事件。この世は全く不透明。"明日は分からない"ということが多い。


  日本たばこ産業の子会社のジェイティフーズが輸入販売した中国製冷凍ギョーザ中毒事件は2008年3月期決算で冷凍食品事業で80億円の減収、営業赤字に転落の可能性大となった。4月に予定していた日清食品との冷食事業の統合は白紙撤回したばかり。タバコに次いで食品事業を育てていこうとする戦略が大きく狂い始めた。
    今流れているテレビコマーシャルでもただ、ずらずら~と商品名を並べて注意を促しているものの、「これではよく分からない!」という声も多い。その上、商品の自主回収にかかる費用はどこまで膨らんでいくのか?全く見通しもたたないというのはこんなことだろう。
 
   「私、手抜きをやめて、お弁当は愛情たっぷりの手作りにしています」というような主婦のコメントが主婦の心にピンッと届くワイドショーで流れていては、主婦は「そうよねぇ」と同調してあんなに家事の手助けをしてくれた冷凍食品から一時 的にしても心は離れていく。冷凍食品を使わない事=手抜きをやめました・・・・なってしまうのだから。冷凍食品は何も家庭内だけで消費しているものでない。「愛情たっぷりの~」では済まされない施設他での現状もあるのだから。

  

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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