社会問題: 2009年1月アーカイブ


  毎日、頭の中にある言葉は「突破口」。日本人の体質ってどうしちゃったんだろうと思う日々。何とも元気がない。体で言えば、動脈硬化をおこしている感覚だ。「今更・・・」とか「もう・・・・」とかいう言葉はやめよう。
  
  従業員数人の零細な町工場や個人経営の商店主が産学連携に意外と積極的であるという記事を読んで、気持ちが明るくなった。まあ政府系金融機関の統合で2008年10月に発足した日本政策金融公庫が実施した初のアンケート結果ではあるが。特に、事業者側が産学連携の活用で商品・サービスの開発企画や評価委託、販路開拓などに結びつけた実例のうち、大学側に連携を直接申し入れたケースが5割以上を占めたという実態。
  昨年、発足させた産学ラボ「U-BRAINS」だが、寄せられる大学生からのレポートを読んでいても、若さのエネルギーを使わぬ手はないでしょ!?という思いで一杯である。

産学ラボU-BRAINSはこちら

社会問題 : "現代"病か


   日々送られてくる"情報"にどうも現代人は当たり前のように麻痺しているように感じる。やはり社会の大きな問題だ。インターネットという魅惑的な世界を知ると、やはり良いものも悪いものも、何もかもが混沌としてある。麻痺した感覚は一度リセットしたほうがいいかも知れない。電子メールのトラブルもよく聞く。簡単な業務連絡であるならまだしも、ちょっと複雑になると、文章力というかそれなりのリテラシーが絶必である。意思が伝わっていない、その為の誤解も多い。その誤解で怒ったり嘆いたり・・・・・「そんな事ない」と思っているのがやはり麻痺だと思う。まあ、多くは語れないが・・・・・
  
  年末調整だなんだかんだが終わり、税金問題も頭が痛い。楽しいことってないかしらん?なんて考えていると「吉田さん、もう、兎に角、コツコツコツコツ。それしかないですよ」と公認会計士の先生が言う。「そうですねぇ」と溜息。
  この不景気の中、本当に、甘い話は転がっていないので注意が必要だ。こんな不安定な時代になると、とんでもない輩が出てくるから本当に注意が必要だ。深く考えず、その場凌ぎの何とやら。
 
   落ち着いて、落ち着いて。こんな時こそ、静かにものを考えるのに最適だということ。『唯識三十頌』のページを開く・・・・・・。あの三蔵法師が命をかけて求めたという心の思想だ。


  日々生活をしている中で、いろいろな事に好奇心と興味が湧いてくる。"ちょっと落ち着きなさいよっ!"というほどまあ、いろんな分野が広がっているのだが・・・・。特に、六角形の構造をして鋼鉄の約20倍もの強さを持つカーボンナノチューブ、そしてバイオマスはいつも頭の中を動き回っている。
  なかなか、これまで人間は石油依存エネルギーからの脱却が出来なかったのだが、原油価格、資源枯渇、そして地球温暖化防止といことでいよいよ代替の一つとしてのバイオマスがとりあげられてきているのだ。植物は二酸化炭素を増やさないカーボンニュートラルの性質を持つということ。燃料としても所謂CO2の排出分としてカウントされないから温暖化対策としても有利。
  カーボンナノチューブにしても今後は電気自動車にも応用されると聞いた。バイオマスもエネルギーや製造装置などを含めた利用市場は4000億も予想されているらしい。
  毎日毎日、雇用問題をはじめ、歯軋りしたくなるほどの社会情勢。みんな苦しい。その苦しさで変わっていく人を何人も見ている。(いや、確かに潤沢な人もいるだろうが・・・・)
   しかし、よく考えれば、利他行動が出来るのは"人"ならではの事である。知恵が湧き、そして作り出すのも"人"である。今か゜マイナス100ならひとつでもプラスに。ゼロになったらプラス1にしていこう。生きていれば出来る。

 

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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