社会問題: 2006年10月アーカイブ
いじめとは何時ごろからあったものなのだろうか・・・・嫌がらせというものならば、社会生活の中にも十分ある。それこそ説明の出来ないほど不可解な「嫌がらせ」はね。この嫌がらせを全てまとめていったら本一冊くらいは簡単に書ける。
岐阜県瑞浪市の中学2年生が今月の23日に自宅で首つり自殺した。部屋には、4人の女子の同級生の名前があげられ、「本当に迷惑ばかりかけてしまったね。これでお荷物が減るからね」と書いたメモが残されていたらしい。バスケットボール部に所属し、活動していたらしいが、私は中学の時にバレーボール部に所属していたが、運動部とはある意味「過酷」なところがある・・・と思う。その過酷さを体験して過ごしてきたのだと思う。
今回の原因の一つ。ボールを遠くに投げることが故意にされたのだろうか?それだけが原因ではないだろう。懸命に練習している姿をからかわれた?など本当に原因は分からない。
「いじめによる自殺ですよね」と両親が学校側にいい、「自殺を未然に防げなかったことを謝罪する」を繰り返し、教育委員会と学校が、“いじめを苦にした自殺の可能性について”の調査をしているだけでは何も変わらない。
社会問題 : 絶対君主の転落 |
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「嫌われ松子の一生」の看板を見ながら、いつも思うのだ。
人生は何かのきっかけで、いとも容易く・・・・転落していくものなのだと。
水が高いところから低いところに流れるが如く、人は容易いほうへと流れる。苦いより甘いほうがいい。辛いより楽しいほうがいい。しかし、何かを見失った「その時」から転落へのカウントダウンは始まる。
また、不愉快このうえない事件があった。絶対君主の転落。
東京地検特捜部が23日に収賄容疑で福島県の前知事・佐藤栄佐久を逮捕。福島県発注のダム建設工事をめぐり、前田建設工業に受注の便宜を図った見返りに、同社と下請け受注した三重県の水谷建設から、親族会社の土地を時価を超える約9億7000万円という高値で買い取らせる形で賄賂を受領した疑いだ。
東大卒業後、家業の紳士服メーカーに入社。1983年、49歳で参院議員に初当選。その時の売りは“清廉さ”。「学者肌で穏やか」との人物評。しかし実のところ実弟や秘書ら身内に対しては、「絶対君主」として振る舞いの数々。外面のいい内弁慶とでもいえばいいのか。1988年に知事へ転身したものの当選を重ねるにつれ、彼に意見できる人がいないほどの存在になっていったという。
本人は気付かぬうちに、転落していったのだ。
社会問題 : 時の為政者 |
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北朝鮮の核実験は失敗だった云々より、重要な輸出品である農産物や水産物が放射能で汚染されているのではないかとの理由で、中国からの買い付けがストップしている。地下核汚染の恐れは、考えただけでこわい。規模のことを言っても、例えば地下水系は著しく破壊されているだろう。放射性物質はゼロではない。飲料用の地下水が汚染されたりしている恐れだってある。
特に、中国では人々は戦々恐々。このまま進めば、北朝鮮に進出している外国資本が一斉に撤退とも考えられる。「失敗」だったから、この後に何回も核実験を行うとどうなるのか。
社会問題 : いじめ |
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このところ、本当に心苦しい事件が続く。福岡県筑前町立・三輪中の2年生の男子生徒がいじめを苦に自殺した問題。校長の苦しい言い訳。いじめが続くことはないという判断の上、教育委員会に対して「0件」と報告していた。
いじめによる自殺の件数は1998年の一件を最後に報告されていなかったという現状。文部科学省の「正確な件数を報告してほしかった」と指摘。「あるかないか」「解決したかどうか」の判断など誰が出来るのか。聞けば、今回の事件は、この男子生徒が中学に入学した時に既に担任による「偽善者」呼ばわりが始まっていたというではないか。床に落ちた友達の消しゴムを拾っただけで彼は「偽善者」か?担任の「からかいやすかった」とは!親御さんの相談ごとを他の生徒に言ってしまう・・・思春期の男子はどれくらい辛かったか、想像できないのか?
朝礼での生徒への校長の言葉。先生たちは変わった。全力で君たちを守る。そういうなら、隠蔽すれば何とかなるという気持ち、「いじめ」を「プレッシャー」などと言う言葉にすりかえないでほしい。「いじめ」は「いじめ」なのだ。
社会問題 : 業界初の試みスタート 飲酒運転の疑似体験 |
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このところ、飲酒運転による悲惨な事故が相次いでいる。事故のニュースを聞くたびに、なんて人間は意志が弱いんだろうって思うのだが「あっ!」と思った時は既に遅い。事故を起こした時、何もかもが失われてしまう。しかし「ちょっとだけだから・・・」とビール一杯などと軽い気持ちで乗ってしまう人もいるのも実状だ。
乗車したドライバーのアルコール分を検知した場合に絶対に動かないクルマでも出来ないものか?ずっと考えていたところ、メーカーは既にエンジンがかからないなどの開発に乗り出しているという。例えば、日産は、長い暗証番号を打ち込んだり、アルコール検知器に息を吹きかけなければ作動しないシステムの開発へ向け検討を開始している。
ハード面においても開発が進む中、ソフト面において「さすが、トヨタ」といえるう業界初の試みがある。これは、一般のドライバーを対象に飲酒運転を疑似体験できる講習会で、富士スピードウェイ内の「トヨタ交通安全センター モビリタ」でレース開催日を除くほぼ毎週土、日曜日開催されるそうだ。今、各メーカーの対策が着々と動き始めている。だからこそ、いろんなことが、いろんな事情があろうと・・・・「絶対に飲酒運転はしない!」という意識を強く持ちたいものだ。