社会問題: 2008年6月アーカイブ

社会問題 : またもや税金が!


   最近もつくづ゜く思うこと二つ。ひとつは人の記憶とは結構、いい加減なものだということ。そして今日で出来ることは今日しないという「先送り~先送り~」という人の体質。


   「絶対に間違いはありません!」と自信を持って言える几帳面な人は別として殆どの人は決して「他人事~」と思ってはいけない。それが年金問題。社会保険庁の年金記録管理。こんな杜撰な仕事をしてきたのか!?とあいた口も塞がらないとはこのこと。
  元になる紙台帳からコンピューターへの入力するときのミスがまた発覚したという。
数を聞いて、気が遠くなる。厚生年金の紙台帳は4億件あってこの割合を当てはめると、記録が合わないのは約560万件にも上るらしい。560件ではない、万件である。以前、「宙に浮いた」約5000万件!という事があったがこれは、基礎年金番号に統合されずの年金記録の事。今回の数字とは違う。

   先般、自分の年金手帳を見ながら、社会保険庁の事務所に行き、自分のデータをチェックしてきた。しかし、分かりにくいシートだ。これじゃ、素人?は分からないでしょ!と思った。その時にシートを見ながらつくづく他人事ではないと思った。日常の仕事だ雑務に追われているとつい忘れてしまう。そんな日々の積み重ねで、チェックを怠ると本来受け取るべき額の年金が支払われていなかったり、将来支払われなかったりする恐れがあるのだ。それも、あくまでも「本人の申し出があれば調べる」という政府の「申請主義」の姿勢。明日にでも時間をとって行ってほしい、そしてチェックしてほしい。


  舛添厚労相が度々語る「2010年1月までにはデータを完璧にする」という約束。これを信じられますか?データを完璧にするための新システムとやらが100億円プラスαかかる。社保庁は、自らのミスでまたも新たな税金を使わざるを得なくなったのだから。


   当時の事をふっと思い出していた。


  「わっ!かわいいわねぇ!」と手にとったのはピンク色のウサギの人形だった。「英会話をもう一度勉強しようと思っているんですよ・・・・」と言った彼女。彼女が入学しようとする教室もやはり駅前にあった。その英会話スクールはどんな駅にもあった。あそこにもここにもという感じで・・・・・・・。


  "駅前留学"をキャッチレーズに伸びていった英会話学校NOVA。経営が破綻したあともいろいろな問題が出てくる。被害を受けた受講生は約30万人で刑事事件にも発展している。
   猿橋望元社長が昨年の7月、福利厚生用の社員の積立金約3億2000万円を横領した疑いが強まり、業務上横領の疑いで猿橋元社長を近く立件する方針がかためられたという。横領した金は経営悪化したNOVAの運転資金に充てたいうが、何度かテレビで見たあの趣味が決して良いとは言えない?社長室や諸々の趣味の部屋?の光景が浮かぶ。一体、何を考えてきたのだろうか?と疑問しかわかない。そして、あのあまりにも有名になったあのウサギが登場する広告。これも一時は誇大広告違反で経済産業省から一部業務停止命令を受けたこともあった。


    「英会話をもう一度勉強・・・・」といった彼女もそんな被害者の一人になってしまったのだろう。いろいろなキャラクターが生まれている中で、当時は人気者だったあのピンクのウサギもうかばれない。

社会問題 : 人が「企む」時


   いまや1500万人が登録しているという巨大な交流の場"SNS"。悪質なマルチ販売の加入や詐欺が横行しているという恐るべき実態があると言われている。実は恐さが余り知られていない「裏」がある。
  中でも注目のミクシィーなど紹介者ありの個人情報の入力も本当は恐いものがある。余り具体的には書けないが、昨年はそれに絡む"事件"もあった。まあ、恐るべき!というほどでもないプチ事件ではあるのだが、普通の人の一部が「悪」に変わっていくことが露呈される。それなりの勉強もした。ネット社会とはかかわるものは、ますます目をひからせていないとならないところなのだ。
   しかし、本当に人とは「悪事」を考えるものだという事件が起こった。ニュースを聞いて「あらまあ」とビックリした。埼玉県の自称会社役員が7000兆円のニセ預金残高を示し、引き出す手続き料と称して3億円を騙し取ったという。7000兆円!信じられない金額だが。騙されたのは美術品輸入販売会社の会長。「合併前の銀行が海外投資した利益が7000兆円に膨んで、当時の頭取の口座にある。使えるようにする手続き書類の印紙代を貸してくれれば、報奨金として30億円をつけて返す」・・・・というのが実は嘘。嘘だとわかるだろう?と普通は思うものなのだが・・・
  要は嘘が見破られるか否かだ。しかし、人は欲のかわがつっぱると何もかもが分からなくなってくるのも事実。目の前にゼロが並ぶ「嘘」の通帳をドーンと見せられると「もしかしたら?・・・」と欲のかわがつっぱりはじめ、見破ることが出来なくなるものだ。
  ネット上でも人は嘘をつく。ついている間、それほど悪意はない人もいる。かるーい気持ちで・・・という感じか。プロフィルなんて時々爆笑ものだ。軽いジョークで終わらせるならまだよいが、心の底でじわりじわりと欲望が渦巻くといろいろ企むようになるのだ。ネット上では、みんな何か「お知り合い」の気分で軽く付き合うのでより嘘の感覚がなくなる。事件が起こってからでは遅いのだが・・・・やはり、煮え湯を飲んだりとか深い傷をおわないと人はなかなか分からない生き物なのだろう・・・・。ご注意!ご注意!

社会問題 :


  今日は会う人々と、昨日発生した秋葉原の通り魔事件の話しになった。白昼の無差別殺傷事件は、理不尽としかいいようがない。昔は優等生だったとか、両親もしっかりしたとか、ニュースでいろいろ言うが、こんな事件を起こした犯人へは怒りしかない。昨日のこの時間、私は鳥越神社の千貫神輿を見ていた。若者の威勢と熱気に包まれていた。そんな元気漲る若者達。彼らだって怒りも悩みもあるだろう。でも一生懸命に生きているよ・・・・・・・

  逮捕された加藤智大容疑者は事件の約7時間前から携帯サイトの掲示板で犯行を予告していたというじゃないか。自宅のある静岡から秋葉原に向かう中、携帯の掲示板に書き込みをしていたという。午後0時10分には「時間です」と書き込んでこのあとにトラックで現場の交差点に突っ込む。そして、彼とは全く関係のない、人々に危害を与える。本当に狂っているとしかいえない。
  ある人が 2001年6月8日に起こった大阪教育大学附属池田小事件の事を言った。「同じ6月8日ですよ」と。何てことだ。こうした、事件が起こらないように一体何をどうしたらよいのだろうか?



  私も仕事で時折「うわっーっ間に合わないよ!」という時や終電ないよ~という時はタクシーをよく利用する。時々?2回くらいか「お客さん、どうですかぁ?」とキャンディーをいただいたことがある。しかし・・・・・「居酒屋タクシー」とはよく言ったものだ。呆れた。


  民主党の長妻昭議員の調査で明るみに出てから、各省庁もしぶしぶ調査した結果がこれだ。とんでもない事例が出てきた。常連の役人たちは帰宅時間になると、庁舎の前で待つタクシーではなくて、居酒屋タクシーと携帯で連絡をとって利用していた。記者からの質問で流石の福田さんも返す言葉を失っているように見えた。

  クーラーバック?を設置したタクシーもあったとかで、ビールにおつまみそして現金や商品券まで受け取っていたことまでも明るみに出てきた。もっとセコイのが、割り増しで請求してバックをもらっていたという役人もいるというのだから、唖然とする。1日1回で、1万5000円~2万円という金額をポケットマネーから出す人はいない。我々の税金で乗って飲んで、挙句の果ては「奥様にどうぞどうぞ」と"米"まで玄関に運んだとか?
  呆れて言葉も出ないとはこんなことか・・・・・・

社会問題 : 宇宙の一員として


悲喜こもごも。
 地球に生まれて、多分、地球で死んでいく・・・・・のだろうが。

  今日、6月1日にNASAの発表は凄い。火星に着陸した探査機フェニックスが、氷のようなものを撮影したらしいよ。
火星だからね。昔々、昭和一桁の母親は、「火星人はね、こんな格好をしていて(くらげのようなタコのような姿であって)トマトを食べているのよ」と絵を描いてくれた。「なあに?」と問いかける私に母は笑っていた。本当に昔の話だが。

  ところでこの、探査機が着陸する際に、逆噴射をして表面の土が吹き飛ばされてもその下に隠れていた氷の層が露出した可能性が高いなんて言っている。この物体をロボットアームが採取して分析すれば、ジャーン!科学的な証明がされるわけだ。しかし、本当に氷?胸がドキドキしてくる。私たち以外に生命などないなんて何とも不遜である事が分かるのかも知れないし。しかし、ときめく日。

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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