社会問題: 2012年2月アーカイブ
社会問題 : 3000万人という数 |
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いつまでも寒い上に、昨夜未明から東京も雪が積もった。夕方、電話中にゆらゆらと結構な揺れを感じた。どうも3月を前に、不安な暗い気持ちになる。
2月27日に公表された「福島原発事故独立検証委員会」の調査・検証報告書。とやかく内容が報道もされているが、昨年3.11前に、東電が貞観地震の研究結果も三陸沖の津波予測においても熟知していることを聞いたことがある。
ただ、その時は数百億もの出費にたじろいだという事実。では数百億かけたら?と、たらればを言うつもりもないが、やはり熟知していたならもっと何かができただろうに!と思う。増えるばかりの汚染土の山などを見れば、一体どうんなるのだ?という気持ちになる。当時、原子力安全・保安院はこうしたなんでもかんでも先送りの東電の方針をみとめていただけだ。誰のせいだ、誰がやるべきだと子どもの喧嘩じゃあうるまいし。責任は誰がとるのか?組織的危機管理の在り方はもっともっと議論していかなくてはならないのではないか。先送り先送りでは何を信じてよいのか国民は翻弄されるばかりだ。3000万人の集団避難という最悪のシナリオなど想像も出来ない。
社会問題 : Facebookの偽アカウントが問題かも |
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「えーっ!吉田さんフェイスブックやってないんですか!?」「なんでやらないんですか?」「信じられない」とあちらこちらで言われ、そして不思議がられる。
時々人の会話やメール中に「FBではどうも云々カンヌン」のようなことが書かれていることがあるが、よくよくいろいろなことは目をしっかりと見開いて自分の基軸をぶれないようと思っている。決して頭ごなしに、全て否定しているわけでないが。
このところFacebookの偽アカウントが問題になっている。「カンケーないね」という人も多いだろうが、本物と偽者を見分ける方法として、偽アカウントの主な特徴がいくつかあると言う。先ず、「女性を名乗る」「友達数が異様に多い」(この異様という言葉がおかしい。よくネットワークビジネスをしている人たちを思い出す。そして異業種交流会をのべつまくなし実施している人たち)、「学歴が高い」「ステータスをアップしない」「エンターテイメントに興味が薄い」などということだ。何でも気をつけるにこしたことはない。人は「欲」と「感情」で動く動物だからしようもないが・・・。
社会問題 : 復興支援チャリティイベント |
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東日本大震災「復興支援チャリティー・イベント~東北の郷土料理づくりと交流会」が開催される。週末にお時間のある方は是非、立ち寄ってください。あなたの"気持ち"が復興支援になります。
【日時】平成24年2月25日1時~5時(出入り自由)
【会場】豊島区立勤労福祉会館 5階 第5会議室
(西池袋2-37-4)池袋駅南口より徒歩7分
豊島区立勤労福祉会館はこちら
【内容】
★東北の郷土料理販売!
すいとんなど、手造りの東北の郷土料理をみんなで一緒に味わいましょう。
※売上は被災地の復興のために役立たれます。
★まちづくりグループの発表と展示
豊島区内のまちづくりグループがパネル展示や歌、踊り、朗読
などの発表を行います。
★東北支援のグッズ販売
岩手県学生会館(要町)を拠点に活動する、「SAVE IWATE 東京支部」のメンバーによる「復興ぞうきん」などの販売を行います。 ※売上は被災地の復興のために役立たれます。
【主催】
復興支援チャリティ・イベント実行委員会
(豊島区まちづくりバンク活動助成東日本大震災・復興支援部門グループ、ムジカフォンテとしま、NPO法人ささえ手、C.C.C、NPO法人としまNPO推進協議会、公益財団法人としま未来文化財団)
【協賛・協力】
マテックス㈱、日本自動ドア㈱、ソーケングループ
社会問題 : 13年という歳月 |
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あの事件発生から13年。妻と長女を奪われた本村洋さんは35歳になった。「早く被告を社会に出して私の手の届くところにおいてほしい。私がこの手で殺します」と言ったあの本村さんの表情が思い出される。日常で「殺す」などとは口には出さない言葉。でも本村さんの気持ちは十分に理解できた。13年は長い。「万死に値する」と厳しい言葉を続けてきた本村さん。当時まだ赤ちゃんだった夕夏ちゃんは13歳になっていたのか・・・と想像すると本当に胸の奥がきりきりと痛む。「匿名はおかしい」と指摘し続けてきた。「元少年」から実名報道へ。そして死刑の確定。1983年以降では初めての判決。本村さんのかわらぬ毅然とした考え方。本村さんが言うように時間が一番の相談相手だったのだろう。
当時、在任中だった故小渕恵三首相がこの光市の事件を知り、事件被害者が置かれている状況について、苦慮されていた。衆院に「犯罪被害者等の保護を図るための刑事手続に付随する措置に関する法律案(閣法)」が提出され、この法案が参議院は5月21日に通った。しかし、予想だにしなかった小渕首相の緊急入、ご逝去。首相が亡くなられた後に法案は成立。しかし、こうした真摯な首相の"眼"と"想い"があったからこそ、進んでいったものだ。自分の死などは想像もしていなかったであろう小渕さん。しかし、総理であり、且つ、一人の人間としての強い信念と想い。そのタイミングがまた複雑な気持ちになる。
社会問題 : おいおい!社会保障ってなんなんだ? |
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3人の男性への殺人罪などに問われた木嶋佳苗被告裁判員裁判が続いているが、被告はこの3人と知り合う以前に20人ほどの複数の男性と「愛人契約」を結んだり、他の経営者からも約1億円を受け取ったことが分かった。どんな価値観を植え付けられて育ったのか?と思ってしまう人物だ。結婚サイトを利用して、あくまでも金銭目的で3人に近いて殺害したと主張している。あくまでもドライ。しかし弁護側は「経済支援してくれることを前提に真剣に結婚相手を探していた」と主張する。しかし、人の弁護とは本当に難しいものだと思った。失礼ながらそれほどの絶世の美女でもない?被告が、一ヶ月に100万以上かかる身の程知らずの生活を維持する為に、単に"金づる"を物色し、その果に殺害という方法で捨てていたにかわりはない。
殺害された男性たちには家族もいる。その気持ちを思うと実に複雑であり、何とも言葉も出ない。なんでまた?と思うしかないが、人生にたらればはない。騙されて命まで奪われてしまったという事実だけである。
人と人との出会い。恋して、愛が生まれる恋愛とは実に幸せなことなのだろうとつくづく思う。育む、培う・・・こうしたことに深くかかわるのが「価値観」。相手を好きだと思うことは「身分」や「資産」や「容貌」でもないことに最終的には気付くのだ。そんなことないって思う人もいるだろうが、人であれば最初にその切欠があったにしても「価値観」のズレはいずれは崩壊していくのだ。遅かれ早かれだ。
「価値観」ということから話はとぶが。"増税キャンペーン"に躍起になる野田総理。「中間層を厚くするには、社会保障を充実させること」という。ちょっと待ってほしい。国民年金最低保証に頼る人たちが果たして中間層か?仕事をして、経済的に自立し、且つ日本の文化を担うのが中間層ではないか?この人の発想は何かが違う。舵取りが間違ってしまってはいないか?これほどにものの考え方が違うことは末恐ろしい。野田さん、何か間違っていないか?