社会問題: 2010年8月アーカイブ

社会問題 : 唖然な・・・日々


   進む円高。異常だ。「海外旅行で得しちゃった!」なんて馬鹿を言っている場合ではない。それに大臣たちの何ともとってつけたような無策な発言の数々でどんなに我々のマーケットが゜振り回されている・・・・
   
  そしてまた、この問題。ここまでくると開いた口がふさがらない、言葉もなくなる。酷すぎる。怠慢としかいえない。もしかして短編小説の始まりなんかだったらとふと思う。いやいや現実の話だ。
  高齢者の所在不明が相次いでいるがなんと大阪市が同市内に本籍地があり、戸籍上は生存している状態になっている120歳以上の高齢者が5125人いると発表。最高齢を聞いて驚いた。1857(安政4)年9月4日に生まれた152歳の男性だという。120歳代が3953人、130歳代が1093人・・・なんて内訳の発表なんてもういい!。ここまでくると腹が立ってきた。なんでも2008年度に市内24区が保有する戸籍簿の電算化に着手してシステムの完全運用を開始した今年8月になって調査して判明したとらしいが。
  また、愛知県高浜市では、1867(慶応3)年生まれの142歳の女性が戸籍上は生存している状態になっているという。皆さん、江戸時代の生まれ。住民登録のチェックくらい・・・それが日々の仕事だと思うが。



  だいぶ前のことだが、だが、「ホメオパシー」の事をお聞きする機会があり、この何とも不可思議な世界があると感心したことがある。
  しかし、日本学術会議が「科学的な根拠は明確に否定され、荒唐無稽」として、今後、医療従事者が治療で使わないよう求める談話を発表したニュースを見た。そして日本医師会、日本歯科医師会、日本獣医師会など6団体も談話に賛同し、会員に周知する方針ということだ。これまでに、自然に近い安全で有効な治療であるという誤解が広がり、通常の医療を拒否することなどで「死」という深刻な事態に陥ることが懸念されることから、医療関係者が治療に使うことは厳に慎むよう呼びかけられたわけだがなのだが・・・1990年代の後半から、日本ホメオパシー医学協会など複数の団体が実践、普及を進めていた。特に現在では食品添加物や農薬など化学物質を避けようという自然派志向の女性らの間で広がってきた。著名な人々の生の声もあった。
  今回「やはり・・・」とは思いながら、何か吹っ切れないものが残るのも確かである。


  昔、まだ小さなお子さんを亡くしたお母さんが火葬場で、いよいよお棺が・・・という時に棺にしがみつき「私も一緒に焼いて下さい!」と半狂乱になったという悲しい話を聞いたことがある。
  私自身も辛い思い出がある。社会人になってから親しくなった友人のあまりに突然の訃報に驚き、その日、半日は声が出なくなったことがある。やはり火葬場で彼女のお骨を拾いながら、哀しみというより、数々の思い出がかけめぐる頭の中と目の前の現実をどう考えたら良いのか?分らなくなった日があった。
  気持ちというのだろうか、愛というのだろうか、人の魂ってそれほどにも深いものなのだ。


  例の事件?の発覚以来、連日マスコミが100歳以上の高齢者の所在不明が発覚!騒いでいる。ふつう100歳以上まで生きられるなど稀でしょう。住民登録上、119歳と115歳が・・・などと分った分ったという前に、今回、一体何が問題であるのか?そこを考えないと。
  しかし、20年間?親との連絡をとっていなかったとか、30年前に家を出たきり行方不明とか・・・。そんな家族がいるという現実に改めて悲しい現実を見た。血肉わけた親だ。激しい恨みつらみがあったとしても「生」か「死」は知るべきだろう。「仕事が忙しい」などの理由ではないだろう。何か、人として、根本的に欠如しているとしか思えないな。悪意で思ったらしようもないことであるが、親たちの年金にしても書類を書けといわれたから書いた、孫の入学金に親の口座から引き出して使った?経緯を理解するのも難儀だ。親族の安否の確認もせず、存在の把握もせず、ただ、だらしなく流れていったのか?役所の「人手不足」などというエクスキューズも聞きたくないな。長寿国だとか、上っ面の評価などいらないでしょ。人を愛さない、あまりにも愕然とする日本の一部の現実。まだ考えもまとまらない。

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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