社会問題: 2013年7月アーカイブ

 "自動車の町"のデトロイトが財政破綻・・・本当にショックを受ける。かつてアメリカの自動車産業の代名詞でもる町の破綻など?。しかし、自動車関連の工場があった巨大な建物も、今では崩落寸前で町は荒れ果てているというではないか。人口もピーク時に185万人いたというが現在は71万人まで減少。人口流出が市の財政赤字の主な要因になっていると言われる。抱える長期債務はなんと1兆円8000億円という数字である。

社会問題 : 無防備

  LLCつくばリスクマネジメントの渡部秀成さんのセミナー「金融商品の広告・セールスを読み解く」に参加する。情報氾濫の昨今、現代人は余りにも無防備に生きているのではないか?。
  あのFBとやら。やんややんやとやっている方々が多いですが、何の熟慮もないまま、いわばたれ流している情報に対し私はいつも???状態なのである。クレジットもなし、引用、転載も!たまにある。「友達になる」なんて言葉が嘘くさくて・・・嫌である。且つ「いいね!」への賛同というのか?全くその意味が分からない・・・ということを言っていると「アタマかたいね~」「マイノリティー!」「意外!」とまあいろいろ言われる。ツイッターやらラインでさえいろいろ問題がある。炎上しない、炎上しなかったということに感謝?かも知れない。
  かくいう私のプログも詳細は言えないものの大変なことになって、より管理を強化していただいたところだ。しかし無防備な丸裸状態の現代人。「いいね!」の蓄積の怖さはだんだん忍び寄るのでは?そんな不安さえ感じる。
帰りしなにのど潤すお茶でもと・・・入った店で中年のご婦人が四人楽しそうに笑い合っている。「あら?あなたもイイクニ?」と政治談議ではない。どうもパスワードの話のようだ。つまり「1192」ということなのだろう。「誕生日は危ないらしいわよ~」「結婚記念日?忘れちゃったわよ~あははは」と笑いあっている。そうそう、誕生日は最も危険らしい・・・と渡部先生も仰っていた。

  7月9日に東京電力福島第1原発の事故発生時の所長であった吉田昌郎さんが亡くなった。享年58歳である。決して忘れてはならない、あの時のこと。あの非常事態の時に収束作業の陣頭指揮を執った方である。
  58歳という若さもそうであるが、彼の死は、ただただ苦しく悲しい気持ちになる。首相官邸の意向を気にした東電の幹部から、原子炉冷却のため行っていた海水注入の中止を命じられた際、彼は独断で続行を指示した。「邪魔をしないでくれ!」と。そんなことが出来る人間が果たしているか??吉田所長のはたらきがあってこそのことを私は忘れない。今ある福島県。兎に角、ご冥福を心から祈りたい。
  ジャーナリストの門田隆将さんが「死の淵を見た男 - 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日」を著した。読んでみたい。

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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