ch07.味: 2012年11月アーカイブ

保存食・非常食など地味なイメージが強かった缶詰だが、6年ほど前に都市圏で話題になった「缶詰バー」が、いま再び盛り上がっている。それもお洒落で、美容にも役立つ食材と見直されている。最近では女子会も缶詰バーを利用すると聞いて驚いた。
  缶詰は世代によって捉え方違うようだ。私は完全に「非常食」のカテゴリーに入っているのだが、中高年にとっては、ちょっとした高級品のイメージが強いらしい。20代となると全く缶詰を食べたことがないという人もいるらしい。・・・ということで缶詰に対して、好奇心を持って店に訪れる人が多いということだ。世代によって缶詰に対する思い出がまったく異なることで話もまた弾むそうだ。
  これまでにも、酒屋の店先でちょっと一杯という時には乾きものや缶詰をメーンにしてまさに飲みニュケーションもしてきた。そんな時は「野菜が不足しているかなぁ?」「塩分多いかな?」と考えずに只管、缶詰に日本酒を呑むというのもいい。缶詰バーというものにも、過去、数回行ったことがあるが、カウンターで「はて?」と考えてしまった。ややや!これはやはりトシのせいか?
  缶詰1個当たりの単価が200円から500円。ドリンクも500円前後なら飲んで食べても、安くつく。そして6年前のブームと決定的に違っているのは缶詰の種類がますます豊富になってきているということだ。定番のヤキトリ、サンマの蒲焼などから始まって五目飯などのゴハン系、また超辛いハバネロといった流行系などいろいろだ。また、起業家にとっても日持ちしやすい缶詰は食材のロスがほとんど発生しない。お客に対してもフタを開けるだけ。もしくは温めるだけでOK。在庫管理も簡単だ。またこれらにプラスしたアイデアがまたヒットの要になるのであろう。「缶詰は非常食!」といった固定概念に縛られていてはダメってことだなぁ。

PB160038.JPGPB160036.JPG台湾の親友の周東君子さんが人形町に新店舗オープンした。これまでもたくさんの飲食店を出してきた彼女であるが今回の『いいとこどりや』は台湾小皿料理を存分に楽しむ立ち飲みやという感じ。厳選された素材の数々。"美味い"一品がびっくりするほどに安く提供。最初にチケットを購入。安心して楽しめる。しじみの醤油漬けなど本当に無言になってしまうほど旨い。甕だし紹興酒とまたあう!「久しぶりに17時間くらい仕事している!楽しい!」と相変わらずパワフルな彼女である。人形町の甘酒横丁入口。地下鉄日比谷線人形町駅下車すぐである。 「いいとこどりや」中央区日本橋人形町2-4-10 TEL03-3669-2250 営業時間はなんと昼から夜までとか。

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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