ch07.味: 2011年7月アーカイブ

ch07.味 : サカナ

   睡眠不足の頭でぼ~うっとテレビを見ていた。そこに「かんむりぶだい」という巨大魚の映像があった。あの強そうな歯で岩をバリバリ食べている。噛まれたら痛いだろうなあ・・・と馬鹿なことを考えながら、この魚は食べられるのだろうか?とまた疑問が湧いた。何か、魚というより別の生物のように見える。あの強靭そうなカラダは捌くのも大変だろうなあと思いつつ。しかし、バリバリ食べた岩はみるみるうちに?砂を製造しているではないか?一体どうなっているのかとカラダの仕組みにも興味津々。

  昔々ある出版会のパーティーの席で、マンボウの刺身を食べたことがあり、もっと昔々にウミガメの卵をたべたこともあったなぁ・・・いろいろなことを考えながら魚の映像を見るのもまた楽しい。

ch07.味 : お母さんの味


  本日も猛暑!であった。なんでも、群馬県館林は38.7度、埼玉県熊谷市は38.2度だったとか。昔、こんな気温ってあっただろうか?これから40度越えなんてあるのかしらん・・・。とにかく、猛暑猛暑では食欲も減退。先般、友人が「夏といえばおふくろが作る焼き茄子が最高」だと言っていた。暑い夏の思い出の味というものだろう。

  若い20代のママさんたちの話を聞いて、何ともびっくりしゃっくりで、胸が少し痛くなった。一部の人々の話ではあるが、1歳を過ぎたあたりからどうも子どもの食生活の管理ができていない母親が多いように思えた。「(レストランで)大人と同じものを食べさせます」、「魚肉ソーセージだけ!」「フライドポテトが好きだから」とフツウに言う。唖然とした。中にはしっかりと食生活を管理しているママもいるにはいるが、その乖離がありすぎるように思え、何かどうしたものだろうという気持ちが晴れない。お母さんの味を教えるのは親子の出会い大切なシーンだふると思っている。しばらく大きくなるまでは飲みたいお酒もほどほどにしたいものだし、子育て期間はあとになってみると短いものだ。その時間は大切に子どもで向かい、精一杯「お母さんの味」を教えてあげたいものだ。

ch07.味 : 味の原風景


   心の原風景というものは誰にもあるだろう。そして「味」にしても然り。 言響(心に響く話し方)の主宰者の宮北侑季さんの話だが、長野県でセミナーがあり、生まれ故郷である須坂市で懇親会があったそうだ。そして「懐かしいでしょう」と、主催者の方が宮北さんのご実家のすぐの前にあるおすし屋さん「松風」をセッティングしてくれたそうである。小さい頃にそこの店の太巻きとお稲荷さんを出前でとって食べていたそうで、且つ、今でもその松風の女将さんが宮北さんのことを覚えていて、その当時の太巻きとお稲荷さんをだしてくれたそうである。いい話だ。胸が熱くなる。その人にとって懐かしい味が数十年も経ってもあるということは幸せなことである。
   そして須坂市の銘菓である「盛進堂」栗中華。一枚の皮に包まれた餡に栗が丸々1個包んであるものだ。以前、私もお土産にいただいたことがあり、普段甘いものはあまり食べないが、「あっ!まるまる入っていね!」とこのお菓子には感動した。「再び味わう事で、あの当時の事を次々に思い出すから不思議」と宮北さんは言う。ひとりひとりにとって「懐かしい味」とし永遠のテーマだろうな。
  ふと、自分にとっては?・・・・と考えてみる。

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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