ch07.味: 2013年2月アーカイブ

ch07.味 : 長野は強い!

  ちょつと前までは、長寿の県といえば沖縄だった印象が強い。厚生労働省が発表した「都道府県別の平均寿命」では長野が男性80・88歳、女性87・18歳で男女ともに全国1位とか!。長野の男性の1位は1990年から何と5回連続だということです。雪の多い地域はどうしても塩辛い漬物を食べることになりまた、味噌も多く摂取しがち。要は塩分を控え、野菜をよく食べて運動するように根気よく取り組んだ結果らしい。まさにやれば出来る!ということでしょう。「塩分控えめ」「野菜の摂取」(一日平均350グラム)「ほどよい運動」の3つですね。言うのは簡単でも、やはり塩分はかなり気を付けないと摂りすぎる。野菜も「ジュースでいいか」という時もある。そして運動となると、ああ!本当にきちんとしていないな。まあしかたない。いつも「気にしていること」にしよう。そして、なるべと実行?これが大切かも知れない。


 

ch07.味 : 老舗の味


19日の夜のニュース。神田淡路町老舗そば店「かんだやぶそば」が火事になったという。木造の2階建て店舗など約190平方メートルが燃えたという。1923年の関東大震災直後に再建したという。東京都は2001年に歴史的建造物に選定している。
  黒煙をあげる様子を見ながら、小学生低学年の頃、よく父親が連れて行ってくれたことを思い出した。今でこそ、蕎麦の美味さが少しは分かるようになったが、当時、小学生の自分はいつも「何で?」であったな。よく覚えていないが、多分、父親は日本酒でも呑んでいたのではないか?と。昔は、林立するビルもなく、のんびりした風景の中に「かんだやぶそば」はあったと思う。ただ、座る席がいつも窓際で決まっていた。外の庭の景色が良かった。
 さてさて、代々受け継がれた「そばつゆ」を失ったというが・・・それは残念なことである。しかしファンは永遠であろうから、老舗は応援していきたい。

ch07.味 : おでん

  寒くなると、やはり鍋物が恋しいもので・・・。おでんも美味しい。なんでも、煮たり焼いたりした具にみそを塗る「みそ田楽」がおでんの始まりで、今のように醤油で煮込むおでんになったのは、野田や銚子など関東近郊で醤油づくりが盛んになった江戸末期からしい。そうそう、醤油文化も素晴らしいもので長野県で「おしぼりうどん」なるものを初めて食べた時もビックリした。当たり前の醤油が実に凄い存在であることを知ったものだ。
  屋台で手軽に食べられる軽食、いわばファストフードとしてまず関東で広まったものが関西にも伝わったようだ。そしてみそ田楽と区別するために関東煮と名付けたということだが・・・。確かに関東と関西は違う。初めておでんに牛すじを見つけた時は本当に驚いた。すじといえば魚しか考えられなかったから。やはり関東と関西はいろいろ違うな。すき焼きの作り方も「はあ!」と発見があった。何しろ、「肉」への思いが関西と関東は違うように思える。しかし、食文化とは本当に面白い。ひとつひとつテーマを頭の中に浮かべてもこれほどに違うものかと感動すら覚える。


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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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