ch07.味: 2009年4月アーカイブ


  ダイエットというわけではなく、昔「あまり食べることに興味がないの」という方がいた。本当に食欲がないというか、食べ物の話しなど殆ど無縁だった。商売に忙しいご両親だったので食卓にはレトルト食品がどっさりあったという話しも聞いた。ちょっと前だが、そんな彼女が料理人と結婚をして、小さいけれどレストランをオープンしたという便りをもらった時、何故か涙がでるほど嬉しくなったことがある。心の奥でずっと彼女の「美味しいね!」という笑顔を見たいと思っていたからなのかもしれない。
 

   料理といえば、料理研究家の小林カツ代さんの一番弟子の加藤和子さんが「プログ再開!」ということで、URLのメモを渡してくれた。『加藤和子のトントンクッキング』だ。トントンと素適な響き♪
  いつもパワフルな和子さんの料理教室は実に小気味良いというか楽しいリズム感があって、目の前で、みるみるうちに野菜や肉や魚が美味しそうに大変身していく。そしてパワフル!な和子さん料理は意外?にも優しい日本の味がする。私は大好きだ。
  もう20年も続けているというご高齢の男性のための料理教室「「賞味会」の話しなど「へぇ~」と感心。楽しく実に微笑ましい。"食"は命の基本。そう"命の大切さ"は、かっちゃんことカツ代さんが、常に訴え続けていることだ。
  最近は「食育」をテーマにした講演会で飛び回っている和子さんだが、日本全国にいや世界に「食」の楽しさと大切さを♪トントンと広めていって欲しいと思っている。


♪「加藤和子のトントンクッキング」はこちら!

ch07.味 : 野菜がうまい!


   美味しい野菜たちが出回っている。「食べたーい!」と思った時がまさに"旬"。安くてうまい。最近は特に"野菜"はキーワードにもなっている。
  昔、このメニューは完璧!と自信満々で栄養士に見せた献立に、かなりの野菜不足を指摘されたことがある。意外だっただけに、とても勉強になったわけだ。それほど野菜を食生活に十分摂るということは結構頭を使わないとならない。
  野菜の美味しい食べ方に、まず簡単な「塩茹で」がある。今、グリーンアスパラが最高に美味しい。美味しい方法を聞いた。アスパラガスの皮を、ピーラーでシャーとむき半分に切り、沸騰した鍋に、塩そしてなんとゴマ油をひとたらし。こうして茹でるととっても美味しい。ポイントはゴマ油。また、肉厚なエンドウもシャキッとした食感とともにうまくなる。ただし、あまりゴマ油が合わない野菜(例えばブロッコリー)もあるから注意が必要だ。野菜って不思議な食材だね。

ch07.味 : 春の宵

   フードアナリストの沼崎益夫さんが主催する茶懐石料理「大野」の会に出掛けた。メンバーはまさに「食通」ばかり。四ツ谷に2002年にオープンしたという「大野」の看板は営業時のみ玄関先に設置されるそうだ。四ツ谷三丁目の路地に本当にひっそりと佇む。

  まずは香煎。五感フル活動?で香りを楽しむ。煮物椀・車海老真如は一言・・・・すごい。
  八時過ぎには、次の打ち合わせでバタバタと失礼せざるを得なかったが、ありきたりの日常の中で、何とも"豪華な時間"を過ごせた。夜空を見上げると満月。鏡のように輝いている。四ツ谷の土手の櫻が夜空のにうっすら見える。酒を呑みながら夜桜を愉しんでいる人々の歓声が聞こえてくる春の宵。


茶懐石料理 「木挽町 大野」

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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