ch07.味: 2009年8月アーカイブ
ch07.味 : 素晴らしき!食欲 |
||||
枝豆王子こと児島啓介さんと打ち合わせの為に昼に小林キッチンスタジオへ。加藤和子さんに「お昼はどうする?一緒に」と言われ、ほいほいと繰り出したわけである。本来は訪問とは食事時間をなるべく避けるのが常識であるが、「そーめんでいい?」と言われたもので、何とも気軽な気分で訪問を♪
スタジオに着くと「いらっしゃ~い」と和子さんがなんとジュウジュウと天ぷらを揚げているではないか。隣りの鍋にはたっぷりの湯が・・・。いよいよ夏の味覚"そーめん"と思ったら、「はーい、これね!」とテーブルの上にどっさり豪華絢爛な天ぷらが。「昼はそーめんね」と言うから、変わった薬味の数々を愉しみ、ツルッとそうめんののどごしを愉しむのかと思ったら!
「枝豆王子に敬意をあらわして!」と揚げて下さったのは葱と桜えびと枝豆の掻き揚げは最高に旨い。その他、タマネギ、ニンジン、ジャガイモといろいろいろいろ。
衣が小麦粉と水だけと言うのにも驚いた。それで、このパリッとした感触はなに?。「片栗粉はどのくらいいれるの?」「溶いたら氷で冷やすんでしょう?」「タマゴは?」と私の質問にバッサリ!「小麦粉1カップに水2/3カップくらい。泡だて器でクルクルよ」と和子さん。我々はその美味しさと感動にむせびながら枝豆王子と掻き揚げを食べ続けた。
そして、すごかったのはそーめんの量。「足りなかったら言ってね」と和子さんは言うけれど、「わんこそーめんか!?」と思うほどの量。これもまた無言で食べ続け・・・・。
まさに食欲とは生きる力なり!和子さんがまた輝いて見えた!その時、枝豆王子が「ん・・・もう入らないかも・・・・」とぼそっと呟いた。
ch07.味 : 伊勢うどん |
||||
多分、まだ食べたことのないうどん?だと思った。それは、メールで送られきた「伊勢うどん」を食べた方の感想だった。太くて柔らかくて、もこもこ、ふわふわしています・・・・・。あああ!文章からだけでは想像が出来ない。そしてその衝撃の味を「関東のそば愛好家が、関西のせいろそばを食べたら、驚くでしょう。そんな感じの、軽い衝撃を覚えます」とある。秋には仕事で伊勢方面に行く予定だ。その土地で「伊勢うどん」を丸ごと味ってみたい!
ch07.味 : アイラブ"マグロ" |
||||
日本人は本当に「マグロ」が好きだ。赤身、中トロ、大トロなど、当たり前のように食しているし、またその微妙な違いが分るという舌を持っていると思う。この"当たり前"と思われている舌だが、微妙な美味しさのま違いが分るという舌は実に凄い思う。
しかし、今マグロの中でも高級な大西洋クロマグロの国際的な取引の全面禁止について欧州主要国が検討し始めている。とくに全国有数のマグロ漁船基地を抱える気仙沼港などは損失も含め懸念を深めている状態だ。
そんな中で、水産総合研究センターは、クロマグロのゲノムの解読を年内に終える見通しをたてている。これは世界初のこと。ゲノム解読により病気に強くて成長の早い品種を10年以内に開発できるという。日本はマグロの消費量が世界一。世界初の日本の技術で養殖クロマグロの普及につなげていくということは素晴らしいと思う。「養殖なんてダメだよ~」という声も聞こえそうだが・・・・・ 例えばマグロだけでなく、中国でのカキのゲノムを解読するなど、水産物での競争が世界各国で始まっているわけだ。ゲノム解読の技術力で、養殖に向いた品種を効率的に開発するということはやはり"未来"なのだと思う。