ch07.味: 2009年1月アーカイブ

ch07.味 : 春の味

   結構吹く風は冷たい毎日だが、光に"春"を感じている。この光を感じるとと恰も冬眠から目覚めた熊のようにフキノトウが食べたくなるのは何故だろう。春になると一番最初に顔をだすというフキノトウ。あの独特の香りと何とも言えないほろ苦さ。子ども時代の舌には絶対に理解出来ない味だ。あのほろ苦さは気持ちを引き締めてこれからのスタートを切るためのカラダの準備なのかも知れない。じっくりと低温の油で天ぷらにしてみよう。春の味そのものだ。

   昨夜は2009年になって初めての合唱団のコーラスレッスンだった。昨年末のクリスマスチャリティディナーショーから本当に久しぶりにメンバーに会う。なんとも嬉しいものだ。新曲二曲に挑戦。今年は10周年という特別な年になる。「あっと言う間だったね」とみなでいいあう。
  そんな中、「どうしたの?肌がスゴイきれいだけど」「何かしているの?エステに通ってるの?」と数人から言われた。何故?何故?と聞かれて、ああ!と思った。それは年末から。正月料理に一工夫したことか。例えば、おなますも、色鮮やかな京人参をふんだんに使ってみた。海老芋の料理をしたり、ちょっと野菜を多く使った。
  年があけてからも、「タマネギとジャガイモを買わないと!」というような、これまでの"~ねばならない"方式の買い物でなく、先ず、野菜を目の前にし、色鮮やかで「わあっ!」「と感動するほど美味しそうな野菜を買い、料理をしている。そして、例えば新鮮な大根、人参などは出来る限り皮をむかずに丸ごと調理をしている。素材の旨味を活かす為、これまた出来る限り薄味にしている。びっくりするほど、新鮮な野菜を摂る。そんな毎日。約二週間でこんなに効果が出たのか?と不思議なくらいに肌の調子が良くなる。嫌な肩こりもない・・・・。不思議不思議!改めて、野菜パワーに脱帽である。

   ある動物園のチンパンジーが長ネギを食べることでで風邪をひかなくなったという話しを聞いた。昔から「ネギを食べると頭か良くなるから」と、親にはよく言われたものだが・・・・。しかし長ネギは子ども時代はやはり苦手な味だ。出来る限り避けてきた記憶がある。しかし大人になってくると長ネギのうまさが分かってくるから不思議だ。
  このところ風邪をひいたということでキャンセルになった集まりや打ち合わせが多くて、はて?と思っていた。この季節はしようもない事なのだが・・・・・

  やはり風邪予防の為には長ネギ!ということで横浜中華街の「徳記 」に行き、ネギそばを食べた。中華街の店とは思えないほどスッキリ、あっさりした佇まい。路地裏なのでとても分かりにくい店だ。しかし、ここのネギそばの味は最高だ。自家製のちょっと平べったい麺にあっさり、それでいてコクのあるスープとからむ。シャキシャキした長ネギが本当に風邪予防になりそうだ。もっと!元気になりたいという時は"とんそくソバ"がおすすめだ。豚足!と苦手な人も多いだろうがこれがまた旨い。

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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