ch07.味: 2012年9月アーカイブ

51eTp0eVHML__SL500_AA300_.jpgP9290021.JPG  弘化3年(1846)に創業の「天野屋」の六代目・天野亀太郎さんに生糀の話をお聞きする。「天野屋」は、神田明神からの参道を下ったところにある。林立するビルの谷間にひっそりとタイムスリップしたような空間がある。店舗の下にある明治時代から糀室で作られる糀を使用して有名な甘酒の他に江戸味噌、久方味噌なと゜も製造販売したいる。天野屋さんの生糀は、ポロポロと一粒一粒にほぐされていて、米の周りには白い麹菌が付いているのがわかる。しかししっとりとしたこの感じし何!と。生糀は1枚、2枚という単位で販売。1枚230g程度である。爆発的に人気となった塩糀づくりに挑戦。あとは一日一回程度きちんと混ぜて、約10日後が楽しみである。塩の他にも味噌糀、醤油糀とある。塩糀に豆腐を付け込んでおくとチーズのようになるとも聞いた。またゆで卵も中身がとろーりとするとか?ついつい酒の肴のことばかり考えてしまうが・・・。いろいろ応用範囲も広いね。


『天野屋太鼓判!塩麹レシピ』野澤幸代著 (マーブルブックス)も発売される。分かりやすいレシピばかり。レパートリーも広がりそうだ。

ch07.味 : 美しくいるために

 いよいよ食欲の秋到来であるが、男女問わず、中年以降は何故か若い頃とは違ってきていることに気付く。昔「水を飲んでも太るんだ!」と言っていた中年男性がいたが、当時は「まさか」と思っていたものの、やはり基礎代謝だなんだかんだで、要は痩せることはない。つまりちょっと食べ過ぎた!飲みすぎた!というツケは恐ろしいほどに後からやってくるわけである。
 さてさて、レディー・ガガがなんと少なくと?30ポンド(15キロ)は増えたとか?15キロはかなりの変化である。露出度の多い奇抜なファッションは多分、あーっというほどの変化であろう。19日にアムステルダムのホテル前でファンの前に姿を現した彼女のスタイルはファンをがっかりさせたそうだ。嗚呼!カリスマともいわれるアーテイストは健康管理は勿論だが、見栄えも維持しないとならなく本当に大変なことだろうなぁ・・・と想像する。いつも美しい人のストイックなほどの管理を聞いた時は「ああ・・・できない」と思ったほど。
 まあ、ふつうがいいのだろうが、ファンをかかえたカリスマアーティストともなれば想像を絶する世界なのだろうなあ・・・と思いながら、秋風に日本酒に旨い肴のことを考えてしまう自分は!

ch07.味 : はぜる

今年は"緑のカーテン"ということでゴーヤ。そしてキュウリとミニトマトの苗を植えた。あれよあれよというように大きく成長して、キュウリなどスーパーで殆ど買わないほどの収穫。ミニトマトは何故かあまりの可愛さに鑑賞してしまった!ゴーヤは日々の成長そのものが面白かった。知らぬ間に、オレンジ色になって実がはぜてしまったり・・・。はぜるとは「爆ぜる」と書くほど、何ともバーン!という感じだ。赤い種が、はぜた部分から見える。実はこの赤い種は甘いらしい。昔は、ゴーヤの実は食べずこの種の周りの甘い部分だけ食べていたそうだ。しかし今年の夏は我が家のゴーヤで元気でいたな。万歳!ゴーヤ。そしてキュウリとトマト!

d.jpg「2012 TAKASHIMAYA イタリア展」が開催されている。会場は日本橋タカシマヤの 8階「催会場」。本場イタリアのメルカート(市場)を思わせる会場で、美食からリビング、ファッション雑貨まで一堂に集結。「北イタリア」をテーマにした、日本初登場や百貨店初登場の珍しい品々も取り揃えている。その中でイタリア料理研究家のメイコ・イワモトさんがイタリアンスイーツの魅力のお話をする。 【日時】9月16日(日) PM2:00より30分ほど。 【会場】8階・催会場の特設ステージ 先着30名様(着席のお客様)には、ミラノ直輸入のパネットーネの試食があるそうだ。お早目に特設ステージへ!
マシーン.jpg不思議なご縁でまた再びご縁をいただいた友人がソメイヨシノの発祥の地・巣鴨に「桜宮」という一年中桜を楽しめるというカフェを昨年オーブンしていらした。人の記憶とは実に不思議なもので一度、思い出すと、それこそ走馬灯の如くである。懐かしさで一杯になり、先般訪れた。美しい桜の花のステンドグラスの扉を開けると店内には大きな桜の一枚板のテーブルが。このテーブルで隣り合わせになった方々がまたご縁を結ぶ・・・そんな素敵なカフェである。且つ、店内でひときわ目立つ輝く銅のエスプレッソマシーン(ヴィーナスヴァール)。日本に数台しかない珍しいものということだ。有機栽培の豆を使用しているのでとびきり美味しいコーヒーが味わえる。コーヒー好きにはたまらない至福の時間である。人のご縁の不思議さと大切さをしみじみ味わう。

ch07.味 : さんかく

120906_1138~01.jpgいつも仕事を一緒にしているデザイナーさんに「吉田さん、どうも取材はできないようですよ~」と言われていたのでかなり気になっていた目白のラーメン店。日頃、あまりラーメンは食べないのだが「ダメ」と言われると進みたくなる天邪鬼というか、おかしな性格の為、目白駅下車する。駅から意外と近い。線路沿いを新宿方面に進むと直ぐに三本の道に別れるが、この真ん中の坂を登ったことはなかった!料亭のような佇まい。多分、ラーメン店だとは分からないかも知れないな。店内にはジャズが流れている。カウンターに座ると、つい「ダブルで」と言いそうになってしまう、そんな感じである。静かだ・・・。基本のラーメンを注文する。ランチタイムには麺の大盛りかおむすびのサービスがつく。躊躇わずおむすびを。「ブログにだすのであれば写真撮っていいですかぁ?」と訊き、承諾してもらい、思いっきりカシャ!「海苔が三角のうちにね・・・」と言われる。本当に三角形の海苔がビシッ!としている。しかし、写真ではなんと!肝心な三角形の頂点が切れてしまっているではないか・・・ああ!醤油味のちぢれ太麺というのだろうか、あっさりしていて、そしてコクがある。「ギョーザ」と言って生ビールがんがん飲むところではないなと思いつつ、久しぶりに品の良いラーメンを食べた。

ch07.味 : 旬は秋!

karada2.jpg  茄子は便利な野菜だ。煮ても焼いても炒めても。塩もみしただけで一品となる。茄子の旬は実は秋らしい。カラダを冷やす野菜ということだ。秋茄子は嫁に食わすなということも、カラダを冷やさない為の優しい心配りかと思えば、気持ちもいいもんだ。いろいろレシピも考えれば楽しさは倍増だということだ。

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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