ch07.味: 2010年10月アーカイブ

ながのりんご.jpgそのリンゴを見た時に「ちょっと黒いなぁ」と思った。長野県産の"秋映"というリンゴを初めていただいた。長野の小田切建男さんが「つがる」に「千秋」を交配して育成した品種ということだ。完熟すると赤黒い色になるそうだ。まさに食べごろだ。そして何と言ってもこの名前。秋に映える!あきばえ!この"秋映"という名前が実にいい!素適だ!冷蔵保存すれば一ヶ月は鮮度が保てるという。味は甘味と酸味の絶妙なバランスですっきりしている。本当に美味しい私好みのリンゴだ。

ch07.味 : マツタケ!

まつたけ.jpg連日、「味」の話になってしまうのだが・・・・。いつもバリバリ仕事をしている人とは本当に食欲旺盛だ。ちょっと気持ちが沈んでいると「ほら、元気!元気!いち子はいつもバカ元気だしてないとだめだ!」と言われ、友人たちに連れられて天ぷら屋へ。別段、ダイエットをしているわけではないが、いつもあまり天ぷらは食べないので「ぅ・・ん・・・」と言ったのだが・・・。女4人がよく呑み、よく食べ、そしてまた呑んだ。「食欲の秋」という言葉さえかすんでみえるほどの食欲である。大将が次から次へと旬のねたを揚げて下さる。「もう、無理かなぁ・・・」と思っているところ、「わぁぁぁ!」と歓声があがる。大きなマツタケが揚げられた。今年初めてのマツタケを味わう。サッと焼いたマツタケを・・・と頭の中では思っていたが堂々たる風格のマツタケが目の前に。やはり、元気の源は食欲かも知れないなとつくづく思う。この日の夜は、こんな時のあったか~い"友情"に感動。少し酔いもまわってか、うっすらと感動の涙がこぼれた。

ch07.味 : 上海蟹

上海蟹.jpgこれまで人形町で商売をしていた親友が池袋に店をオープンしたと聞き、「ええっ!」とただただビックリし、先般、お花を抱えてお祝いに駆けつけた。「何でなのか・・・自分でも不思議」と彼女は明るく笑い、手際よく調理場にたっていた。そして「いよいよ上海蟹よ!」と言われ、この夜、再び訪れた。「無腸公子」と呼ばれる上海蟹。いよいよシーズンを迎えた。蟹は体を冷やすので、紹興酒や生姜と一緒に食べる。小学生の頃に明治生まれの祖母が「カニとかき氷はダメよ」と当時は分けのわからないことを言っていた記憶が甦る。要は"カラダを冷やすな"という知恵なのだ。ふわぁぁぁ・・・と蒸しあがった上海蟹。「ああ!」とまずは濃厚なミソの旨さに、しばし友との会話も忘れた夜であった。


  奄美の豪雨災害のニュースを見ながら、やはり何かがおかしいのではないかと思える。また、日本各地で人里にまで熊が出没したり、そんな事があるのか?と。昔、栃木県の庚申山という山に登った時、熊と遭遇したことがあり、「あっ、人生とはこれほどにまで呆気なく終わるのか」と覚悟したことがあったが、まさか、あのような状況が日常生活のスペースに出現したらその驚きは想像をはるかにこえる。
  今年の夏の暑さ。今、過ごしやすい季節を迎えていると忘れてしまっているが、からだが溶けるのではないかと思ったほどだ。毎日、毎日、ふうふう言いながら使ったタオルの山が何か草臥れたように見えるほどだ。急な冷え込み、そして雨が降って・・・野菜の高騰が騒がれていたが、なんと今年はマツタケがそんな影響を受けてか大豊作?ということだ。サッと焼いてスダチを少したらし、また旨い日本酒と一緒に土瓶蒸し・・・といろいろ考えると楽しい。とはいうものの、エノキダケやシメジのような安さではない。カパッとかさがひらいたものは意外と安いと聞いた。その上、かおりが良いとも聞いた。ゆっくり、旬の味覚を味わいたい。

ch07.味 : 稲刈りにゴー!


   いよいよ紅葉の美しい季節だなあ・・・と思っていたところ「この時期は、そうです!稲刈りです!」という元気なメールをいただいた。「人生の原風景」だとも仰るように、あの黄金に輝き、ゆれる稲穂を見ると私はいつも偉大なる命を蓄えた一粒一粒に何か神々しさを感じるのだ。  
  としまNPO推進協議会 「みんなのえんがわ池袋」が主催の稲刈りが現在、参加者募集中!なんと今回のお米がイノシシに食べられてしまったそうで、そのことについても子どもたちといっしょに考えたいと思っていますとのことだ。コラコラ!いのしし君!・・・とも言えないほど地球の環境は著しく変貌しているのだが・・・・

◆タイトル
「つくろう!えんがわ自然クラブ米 第3弾!稲刈り」 
◆日時
10/16(土)
◆場所
埼玉県比企郡ときがわ町大字瀬戸元上
◆ 日程
08:50 池袋西口交番前(池袋駅西口出て右)集合
09:16 池袋駅(東武東上線急行・森林公園行)発
10:10 [乗換]坂戸駅(東武越生線・越生行)発
10:28 越生駅着 バス乗車
11:00 バス停)瀬戸着 徒歩にてぽっぽの木へ(着替え)
11:30 昼食
12:30 稲刈り・沢あそび
15:15 (着替え)
16:00 ふりかえり
16:30 出発
16:51 バス乗車
17:15 越生駅出発
18:25 池袋着・解散

◆参加費
自然クラブ会員 小学生:2,000円、中学生:2,500円(一般参加は+700円)
※参加費には、プログラム体験料、保険代、交通費を含む。
※同伴の保護者の方は、交通費往復(1,800円)のみいただきます。
◆持ち物
着替え、サンダル(沢遊び用)、タオル、帽子、虫よけ、虫さされの薬、お弁当、飲み物
◆ 申し込み方法
下記の項目をご記入の上、メールまたはFAXにてお申込みください。
1)氏名(ふりがな)
2)年齢
3)住所
4)TEL
5)E-Mail
6)保護者氏名
7)緊急時の連絡先


◆申し込みと問い合わせ
としまNPO推進協議会
えんがわ自然クラブ担当 塩島由依子さん
yuiko.shiojima@gmail.com
TEL/FAX:03-5951-9688

ch07.味 : お酢の煮物


  人間関係、特に男女の間で結構重要なポイントなのが「味覚」ではないかと思う。先般、ある有名タレントが新しい若妻(言い方がレトロ・・・)を連れて京都旅行をするテレビ番組があった。京都なら・・・と思いきや、そのタレントは若妻を隠れ家的な焼肉屋に連れて行った。新鮮な生のレバーなどの刺身がカウンターに並ぶ。それを見て「わあ!おいしそう!」と興奮して若妻はバクリとレバ刺しを食べる。そしてまた一枚と・・・。その風貌からはあまり想像出来ない食べっぷりに「はあ~なるほどね~」と思ってテレビを見ていた。多分生のテラテラ光るレバ刺しを見て「キャー!わぁ・・・気持ち悪い!」なんて言う女性ならその男性はどんなに好みのタイプであっても長くは続かないのだろうなあと。

  「鶏肉なんて絶対にイヤ」という人がいる時は焼き鳥屋にも水炊き屋にも行けない。「生もの一切ダメ」という人であれば鮨屋に行くことも苦痛となる。人の味覚とは実に不思議なものだ。いつもいつもハンバーガーばかり食べている男性だったらどんなにイケメンであっても私は絶対好きにならない。食べ物、特に味覚でその人との距離が離れたり近くなったりするものだ。


  お酢大好きという方が「お酢の煮物」を紹介してくれた。超簡単ということなので直ぐにでも作れそうだ。材料は鶏肉・にんじん・油あげ・ちくわぶ・きのこ類などなどということで、まあ野菜の価格が急騰している昨今なのて八百屋で「これ」というものを見つければいいのではないか?と思う。これらを一口サイズに切る。そしてカップに「醤油」「みりん」「お酢」を3分の1ずつ入れ、それを具の入ったお鍋にドバッと入れて、弱火で火が通るまで煮る。これだけでOKということだ。具材でどんな応用も出来そうだ。鶏肉がダメなら豚でもなんでもよかろう。「お水は一切使用しない」というところがポイントらしい。なるほど!酢も黒酢の酢豚がたまらないほど旨いから酢の工夫も出来そうである。それに酢を摂っているとカラダが元気になる・・・そんな感じがする。

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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