

東北大と岡山県立大の研究チームの実験で1975年当時の食事が最も内臓脂肪を蓄積しにくく、糖尿病のリスクが
低いことが分かったらしい。当時はたんぱく質や脂質を魚介類や植物から多く摂取、肉類や牛乳・乳製品が少ないほか、ワカメやヒジキなどの海藻が多く、バランスが取れていたということだ。当時、自分がどんな食生活を送っていたか?などすっかり忘れているが・・・ちょっと調べてみたら、1975年5月に福田赳夫副総理が国民に対して「イワシのキャベツ巻き」を推薦している。イワシもキャベツも当時の価格安定商品で物価の優等生と言われていた時代である。今は、イワシはびっくりするほど安くはない。一方で明治製菓が「プロテイン85」などの健康食品が発売し、そして栄養サプリメントなど健康ブームにひがつきだすのである。今、当たり前のことでもいろいろ歴史があるものだ。