ch12.その他: 2008年1月アーカイブ
ch12.その他 : 奇跡のドラマ |
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久しぶりに心あたたまる話。絵本にでもしたい・・・・そんな気持ちだ。
千葉県銚子市の銚子漁港で水揚げした魚とともに15年前、川崎市の児童が風船で飛ばした手紙が、見つかったというニュース。不愉快なことが多い昨今、なんとも心がほわっとした。
その手紙はサメガレイの表面に付着していたとはいうものの、ザラザラした皮で、粘液があるといっても、手紙がくっついていたとは驚きである。それが、市場で選別中に手紙が見つかったなんてドラマチックな話なのか!。テレビで見る限り、劣化していない手紙。端に開けられた穴に糸が通されていて、糸でとめられた赤い風船の一部も残っていた。
当時、川崎市宮前区の市立宮崎小学校の1年生だったという白髭奈津実さんは今、美しい21歳の大学生になっていた。開校120周年を祝った93年にみんなで飛ばしたという風船。15年間、どんな旅をしてきたのか?と思うと本当にドキドキワクワクし、ふと、随分昔々の夏休みのこと。ガラス瓶に手紙を入れた。父親の実家のあった千葉県勝浦の海。ガラス瓶は波にのまれていった・・・・・遠い遠い記憶が戻ってきた。
ch12.その他 : 地球の悲鳴 |
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東京などまだ「寒いなんていっちゃあいけない」と雪国育ちの友人が言う。確かに、氷点下何度という生活は経験していない。しかし毎日「寒いから風邪に気をつけよう」と思いながら、日々蕾が大きくなっていく梅の木を見ながら、着実に忍び寄る地球温暖化が今はかなり怖い。おかしなことを言うようだが、どんなファッション、グルメ、芸能など様々な情報があったとしても、何か、空洞化しているものを感じるのだ。今、地球がティッピングポイントであるということに、一体何人の人が気付いているのだろうかって。何もかもが他人事で、「私には関係ない」「まだ大丈夫なんでしょ」挙句には「その頃、生きていないし~」なんてかえってくると、今、がんばって生まれてきた子どもたちの哀しい将来をどう考えるんだ!と思う。春が二週間近くも早く訪れたり夏が溶けるくらいの猛暑(昨年だって40度をこえた)そしてだらだらと長い秋・・・・これらの現象はみな温暖化現象だ。南極の厚い氷が溶けるとどうなるのか?海面上昇は私たちの生活にどんな影響があるのか?日本だけではない。世界中の特に海沿いは危ないのだ。「関係ないでしょ」ではなく、例えば、首都圏ていえば400万人の人に影響があるといったら?
経済産業省が地球温暖化対策として、発電時にCO2などの温室効果ガスを発生しない水力発電の建設支援制度を拡充することになった。現在、水力発電所は全国に約1850カ所あり日本の発電量の約10%を担っているものだ。建設費の助成制度や、電力会社に新エネルギーの利用を義務付けた新エネルギー利用法の対象範囲を拡大して、中小規模の水力発電所を設置しやすくするそうだ。CO2を大量に排出する火力発電を減らすことで日本全体のCO2排出量を数%単位で削減できるものとされている。兎に角、じっと我慢をしている地球も我々が CO2をだし続ける生活を楽しんでいては何れ悲鳴をあげるのだから、出来ることからはじめる「意識」を持とう。