ch12.その他: 2008年5月アーカイブ

ch12.その他 : 退き際


   台所で大好きな食器洗いをしている時とは、ちょっといろいろな事を考えている。たまたま、本当に偶然なのだが、実は隠れたところで「もう、老害としかいえないよ」と言われていても会社にしがみついている方々の事を考えて、そして、ふと再建中の料亭「船場吉兆」の事を考ていた。それが27日に廃業が決まったというニュースを見て、「はぁ・・・・」と溜息が洩れた。牛肉産地偽装事件や客の食べ残した料理のつかいまわしなどで経営が悪化していったそうだ。急速に客離れは収益確保出来ず、また吉兆のグループ各社からも支援してもらえず、再建断念を決めたという。そして、本日28日にあの"ささやき女将"と言われた、湯木佐知子社長が全従業員に伝え、取引先の金融機関も説明。且つ記者会見も予定されている。
  そうだ、あの時に「何が何でも私が!」という女将の風貌は目のおくに残っている。あの時、自分は退いて、後継者にすべてを渡し、ゼロからのスタートをきれば、多分、「船場吉兆」の印象も変わった筈だ。しかし、今となってはすべてが終わりだ。要は退き際が大切ということなのだろう。


ch12.その他 : 一呼吸


   今日は本当に暑い日であった。一日中、バタバタと移動していたのだが、山手線で人身事故だのでなんだかんだと予想外の事があり、慌しい時間が過ぎた。駅の売店で夕刊の見出しが目に入った。元TBSのアナウンサーの川田亜子さんの自殺の記事だった。最近ではアナウンサーなんだか、タレントなんだかさっぱり分からないアナウンサーが多い中でこの人のレポートはとても真面目さが感じられ、個人的にも好感を持っていた。29歳という若さに本当に言葉も見つからないほどだ。そして、「母の日に私は悪魔になってしまいました。産んでくれた母に生きている意味を聞いてしまいました。母の涙が、私の涙が止まりません。母の涙が耳の奥で響いているのです」と母の日の翌日のブログの記述。何がどうあったのだろうか?と実に哀しい。
  時として、人は「死」を考えることもあるだろう。ある友人も「昔、本気で死のうと思ったことがある」と言った横顔を見て、私は何も言えずにいたこともあった。心の奥でその「昔」が過ぎて「今」であることを嬉しく感じたのだ。人の喜怒哀楽。哀しい時はがまんせず泣けばいい。時として、感情の昂まりはしようもないことだが、ひと呼吸しよう。

ch12.その他 : 恐妻家たち


   陰陽五行の伊勢瑞祥先生は一瞬というか見かけと違ったキャラクターでプログを書かれている。第一、自分の事を「おいら」という方は今、私の周囲には伊勢さんだけた。なんともいつも読む度に、とにかく可笑しいのだ。このところ「ははーっ!仰る通り!」というのをちょっと紹介。真理かも?・・・・と思うとまた笑いがこみ上げてくる。


   『おいらつくづく思うんだけどさ、仕事に乗っている男性というのには「恐妻家」が多いね。外では堂々たる言動をして、隙をみせず、周囲から尊敬されているように見える男性は、家の中では全く逆なんだよ。一方、外でいろいろと気配りをして、上の人からよい印象を持たれようとしている人は、案外家の中ではワンマン親父になっている場合が多い。そりゃそうかもね。人間ジキルとハイドだもんね。必ず心のバランスをとるようになっている。サド、マゾもそういうことなのかな。おいらの昔の先生も、誰からみても外では偉い人といわれていたが、家の中では奥さんに全く頭が上がらなかったもんな。それが面白かった。知っているのおいらだけさ。やっぱ、いばったら、今度は相手にいばらせなきゃあ、ね。外でも普通の人は家でも普通なんだよ。これって運の法則の1,にしとこうかな~』


  と、まあ、まだまだ続くのだが・・・・・


  本当に仕事の出来る方というのは「恐妻家」が多いというのには私自身も実は気がついていた。この『外では堂々たる言動をして、隙をみせず、周囲から尊敬されているように見える男性は、家の中では全く逆なんだよ』・・・・・というところがまさに!なのである。隙見せず、堂々としてなんてお腹がよじれるくらいに可笑しかった。だから、もし、万が一、ひとりもんのキャリアウーマンなんかが、こうした男に恋焦がれて、参った!ということになると大変なのだ。実は女房に頭があがらず、いいとこどりの「なんて男なの!」「本当にどうしちゃったの!」という男の実態に気がつくのだ。  しかし、たいがい、キャリアウーマンというのは、プライドがかなり強い女が多いので、そんな男のめめしい実態も嫌だし、そんな男に恋焦がれた自分さえ嫌になるもんなのだ。
  本当にいろいろ考えると「人間」って本当に面白い。また笑いがこみあげてきた。

伊勢瑞祥先生の「運のドラマ」はこちら

ch12.その他 : 四川大地震


   高度成長の真っ只中で五輪を迎える絶頂期に起こった四川大地震。想像を絶するほどの被害が日々のニュースにながれる。最新鋭のハイテク人命探査機などを持参した日本援助隊も始動開始した。捜索は夜を徹して行われている。一人でも多くの命を救いたいものだ。
  「少しでも何かしたい・・・何かできることはないか」と思っていたところに、やはり「何かをしなくちゃ!」と考えていたという友人から「是非協力をして」というメールがとどいた。ユニークなツアーの企画会社である株式会社ピコの戸井川裕美子さんという方が慈善公演を企画して被災者のために募った義捐金を持って四川省にはいるそうだ。
 もし、「何かできることがあれば」というお気持ちがあったら是非ご協力してほしいと思った。

『ご存知のように四川省の地震は想像以上に 大きなもので、被災者の方のことを思うと本当に 心が痛みます。四川出身の北京の友人が5月24日被災者のために中国国内の音楽家を 中心に慈善公演を企画し、つのった義捐金をもって四川省に入ります。 私のところにも協力してほしいとの連絡がはいりました。 もし よろしければ皆様にもご協力いただきたく、メールをおおくりしました。 ご寄付いただいた方の名前は責任をもって中国に伝えます。 金額の多少はといません。皆様の気持ちを現地に伝えたいと思います。 手渡し、現金書留、振込みなどどんな方法でもけっこうです。 振込先は参考まで下記に記載しておきます。 何卒 ご協力いただければ幸いでございます』

振込先
㈱ピコ
みずほ銀行 外苑前支店 1549774
振込み期限 5月24日

株式会社ピコ ホームページ

このアーカイブについて

このページには、2008年5月以降に書かれたブログ記事のうちch12.その他カテゴリに属しているものが含まれています。

前のアーカイブはch12.その他: 2008年4月です。

次のアーカイブはch12.その他: 2008年6月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

プロフィール

ichiko.tv

ichiko.jpg
吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

メール

ご意見・ご感想はコチラまで!

著書紹介

「にっぽんの旨い!を取り寄せる」
食文化研究家・永山久夫さんの全国津々浦々のお取り寄せグルメ100選。「おいしい」の裏側にある生産者の思いにも触れられる一冊。未知の「味」と出会える。
価格1,470円(税込み)

「横浜中華街行列店の秘伝レシピ」
横浜中華街で特に評判の高い厳選29店の味を家庭で再現するためレシピ。秘伝の味を再現するためのコツや工夫を惜しみなく公開。プロの味が家庭で再現できるか?について検証した。
価格1,470円(税込み)

「横浜中華街オフィシャルガイドブック2005-06」
独立して初めて関わった思い出のガイドブック。横浜中華街発展会協同組合の325店全店完全取材! 「食」と「文化」、「歴史」そして華僑・華人の「生活」に触れられるオフィシャルガイドブック。あの燃えるような夏の取材の日々は良かった。
価格950円(税込み)

「和食のいろは」
和食のおいしさを支える基本をあらゆる角度から紹介。プロに教わる目利きのコツから料理研究家直伝の和食レシピ満載。ずっと会いたかった道場六三郎さんをインタビュー。
価格1,470円(税込み)

「マヨネーズってわっはっは」
 親友のかっちゃんこと小林カツ代さんのマヨネーズを使って驚きレシピを紹介。遊び心がいっぱいのレシピや薀蓄も盛りだくさん。
価格1,470円(税込み)

「浅草散歩ガイド」
一カ月に一回は必ず遊びにいく浅草。路地裏は最高。どうしても「浅草のガイドブック」を作りたかった。浅草今昔物語から「食べる」「歩く」「憩う」「買う」浅草が満載だ。
価格1,260円(税込み)

2013年5月

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31