ch12.その他: 2010年9月アーカイブ

   今日、29日の17時過ぎに福島県中通りでマグニチュード5.8の地震が発生した。バッグの中の携帯がプルルルッとして警告音のような音が鳴り響いた。通常、マナーモードにしているし、この時も周囲の事を考えればマナーにしなくてはならない状況であったので、自分の持ち物であるというのに一瞬、わけ分からず驚いた。周囲の方々に「あ・・・すみません」と頭を下げた。
  先般、機種変をしたばかりだったので、こうした新しい機能がついたものなのだろうと思ったが、今回のように予想もしないほど変な警告音がなっては・・・と用事が終了した後、携帯ショップに行った。しかし、時間帯というのもあるのだろうか、すごい混雑で、30分ほど待ったが次にひかえる用事もあり、キャンセルした。何人かのビジネスマンらしく男性たちも順番のカードを置いて立ち去っていった。予想もしない「機能」。便利さと不便さを感じた。

ch12.その他 : 下町の居酒屋

  下町の超有名な居酒屋にて。ここはいつも長蛇の列で客が今か!今か!と待っている。狙いは一階のコの字のカウンター席だ。待ち合わせやら予約など出来ない席だ。列に並ぶ客はちょこちょこと店内をのぞいては「ふうっ」と溜息をつくものもいる。カウンター席の一人が抜けると列に並んだ客が「よっ!あいた!」とばかりに席に着く。カウンターの中では長年ここで働いてきたらしい元気なおばちゃんが二人、料理や酒を運んでいる。この店の滞留時間は一時間半。これは客は暗黙の了解である。
  漸く席について小一時間ほどたった。鯖の味噌煮に熱燗が旨い。至福だぁ~と思っていると後方から男の怒鳴り声が聞こえる。店内は一瞬空気がかたまったが、店のにいさんも負けちゃあいない。言い合っているではないか。これが下町の居酒屋なのかと思う。しかし酔った男の怒鳴り声はどんどん大きくなり、店内にこだまする?ほどに。しかしカウンター内のにいちゃんも負けちゃいない。すると「馬鹿野郎!俺は三十年ぶりにきたんだぞっ!」と男は怒鳴り続ける。多分、開店と同時に席に座り、もうできあがっている男にはなんと連れの女がいるではないか!連れはおろおろ?している。すると客の一人が立ち上がり「まあまあまあ」とその怒鳴っている男をなだめるが、その客もまた「なんだとぉ!」と発火してしまった・・・おやおやおや。
  男は外へ出る。そしてにいちゃんと板さんたちも外へ出て行った。道ゆく人もその男の無様な様子に眉をひそめている。停留所でバスを待っているおばあちゃんはその場で人形のように固まってしまっているではないか。
  この喧嘩の原因は?どうも三十年ぶりに来店した男は連れもいて、至福の時間を過ごしていたのだ。しかしついつい長居をしてしまったのか。料理を頼んだ後にどうもにいちゃんが「早く帰って欲しい」というニュアンスでその男に言ったようで、ついにそして男はキレでしまったようである。
  
  「何が三十年ぶりだよ!毎日来てくれているお客さんになんていえばいいんだよっ!」とカウンターの中で名物女将がぽつりと呟いた。

ch12.その他 : 才能そして努力

   日曜の昼下がり。「女性の力で社会を変えていこう!」と幕張のホテルスプリングスのオーナー佐藤フジエさんを囲んで和気藹々のランチタイム。。
  しかし佐藤フジエさんは「事業の才能」とはこういうものか!と思うほどに輝いている事業家である。ご著書の『日本が危ない!』(万来舎)も「結構売れているのよ~」ということだ。だがどう考えても"81歳"という年齢を頭の中から外さなくてはならないほど、こんなにもイキイキとオシャレでバリバリと現役で仕事をしている方がいらっしゃるとはと励みになる。

  先般は草野仁さんが黒柳徹子さんのパワフル鉄人ぶりらについて話してくださった。1日いくつもの収録をして本当に信じられないほどタフであり、そして努力家で勉強家であるという。やはり黒柳さんのご年齢を知れば、ビックリしてしまう。自分がだらだらしていることが恥ずかしいほどである。
 
 毎日毎日に積み重ねで、人は成長し続けられるということだ。そして皆さん共通して言えることはとてもオシャレであり、いいお顔の表情をされているということである。

ホテルスプリングス幕張

ch12.その他 : 時間

   秋といえば行楽!か。小学生の時は運動会で遠足だと楽しみのある前の日は1日がちっとも早く過ぎないものだった。待ち遠しいことがあるとその1日はとても長い。いつまでたっても時間が過ぎない。しかし、トシをとると不思議な現象が始まる。なんで一年がどうしてこうも早く過ぎ去っていくのだろうか?それは年毎に早くなる気がする。「忙しいのでは?」と聞かれるが多分、そうではない・・・感じだ。
  トシをとっていくと昔のことを思い出している時間が長いそうである。24時間のうち例えば8時間をの睡眠、その他生活の中でいろいろな事をする。残った時間を「昔はこうだった」「昔こんなことをした」など考えていると1日のうち2時間くらいしか「今」を生きていないらしい。そうこうしているうちに「夢のように瞬く間に過ぎていってしまう」のかも知れないな。

ch12.その他 : 昭和の名優 逝く

   ニュースを聞いた日から少し時間が経ってしまった・・・ 昨年の5月に友人の映画監督である槇坪多鶴子さんの映画「星の国から孫ふたり」に幼稚園の園長役で出演された小林桂樹さん。試写会場でお見かけした。あの時のオーラは忘れられないものだ。そしてこの映画が遺作になったという。まだ沢山の時間が過ぎたわけでないのに、何か、時間が急に流れた気がした。

  昭和という時代を代表する名俳優がまた亡くなった!映画やドラマなど本当に幅広く活躍された小林桂樹さん。16日に心不全のためご逝去された。享年86歳。なんでも食事した時に誤飲し軽い肺炎を起こされ、入院。入院後に体力も落ちたそうである。ああ、そうなのか・・・と。年齢を感じさせない活躍であったと思う。ドラマでも映画でも独特の雰囲気があった役者さんだった。昭和という時代に活気を与えてくださった方が逝ってしまわれた。本当に昭和が遠くなっていくようである。

小林桂樹さん、安らかに。ご冥福をお祈り致します。

ch12.その他 : 堕ちる


  この世は夢幻とはいうが、人生などどんなに生きても100年?いやそんなにはない事だ。何かあって「えっ!」と驚かれたり、喜んでもらったり、悲しんでもらったり。つまり関心を持たれている時が人は幸せなのだ。しかし「へえ、またか?」などと言われてしまえば、それは「堕ちた」といわざるを得ないな。

  コカインを所持していたということで麻薬取締法違反容疑で逮捕された田代まさし。逮捕時には女性と一緒にいたらしいが、二人か゜また、コカインは私が渡した、渡さないの食い違う供述をしているという。横浜で「夜景を見ながら仕事の相談をしようと思って」といいながらも、警察官に職務質問される、そんなにおいがあるそんな状態はやはり「堕ちた」のだ。
  本当に遠い昔の話だが、イベントで、フジテレビにきた田代まさしさんを控え室までアテンドしたことがある。当時は人気者で自信に満ちて、輝いていた頃だ。しかし、本当にあの時間は過ぎてしまったのか?とつくづく思う。

  ふと、昔、父がいつも言っていたことばを思い出した。"目の寄るところに玉も寄る"と 、小学生の時は何を言っているのか?分らなかったが、その深い意味がそれなりにトシをとると分ってくるものだ。人生とは踏み外そうとして踏み外しているわけではない。

ch12.その他 : 秋の夜長


  "秋涼の候"というものなのだろう。あの暑さが一体どこへいったのか?と思うほど涼しくなった。そして気がつくと日が暮れるのがはやくなっている。虫の音などきこえ、いよいよ秋の夜長というものなのだろう。春も夏も「夜長」とはいわないな。そして秋といえば馬肥ゆるでもあるが・・・なんと言っても美しい紅葉の季節でもある。
  昔、聞いた話だが、ある方がドイツに留学していた頃、秋に紅葉のトンネルのようなところを通る電車に乗り、あまりの美しさにはしゃいでいたら、ドイツ人の友人たちが「一体、何が綺麗なのか?何をはしゃいでいるのだ?」と怪訝そうに聞いたという。「紅葉が綺麗じゃないか!」と感動しながら言っても全く彼らは関心を示さなかったという。秋の紅葉に感動するのは、どうも日本人くらいのようなものらしい。また桜の季節にも興奮を覚えるのも日本人特有のものらしい。
  住んでいる環境が違うと「感動」さえ違ってくるものなのかも知れない。確認はしていないが、ドイツ語には「懐かしい」という意味合いの言葉か゜ないと聞いたこともある。季節のうつろいに感動する、そんな日本という環境に生まれ、育って良かったと思う・・・そう感じるのも日本人の感覚、感性なのかも知れないな。

ch12.その他 : 急逝した谷啓さん


   クレージーキャッツのメンバーである谷啓さんが9月11日午前5時7分に急逝された。ご自宅で転倒され、入院先で亡くなられた。脳挫傷ということだ。享年78歳。いわば日本の高度成長期を駆け抜けていったクレージーキャッツ。今も人気のタレントやグループが沢山いるが、何かこの時代のクレージーキャッツの存在は全く違うもののように思える、子どもだったから、十分に理解出来ない事も多かったが、存在そのものかせ時代の活気を現して、何か大人たちの憧れで且つ元気なエネルギイを与えてくれる存在のような気がする。大好きな映画「釣りバカ日誌」でも谷啓さんは素晴らしい役者さんだった、本当に。谷啓さんのご冥福を心からお祈りします。

ch12.その他 : コンスタンチン

アーチブリッジ.JPG崖の街並み.JPG現在、家族が仕事でアルジェリアに行っているのだが「日本で言えば京都のような街」とコンスタンチンの街の写真を送ってきた。「き!京都?」という感覚ではあるが・・・・見れば見るほどに凄い。高所恐怖症の人であったら多分、住めないだろうほどのすごい崖の上に出来ている街。石灰岩の岩山を、深い谷がえぐり岩山の上に街が出来ているというわけだ。谷は鍾乳洞に川が流れ込んで、広がり、天井が落ちて、谷になったもの。上流から見ると、まるで川が岩山に突っ込んでいるようなのだという。アルジェリア3番目の街らしい。大昔の話になるがカルタゴの勢力範囲であり、その頃に街が出来上がったという。しかし、人間は逞しいものだなあ!

ch12.その他 : 長月


  このところ最初の言葉が「暑いですね」の日々、しかし、今日は皆さんが何とも素適な言葉だった。昨日の夕方、素晴らしいうろこ雲だったという話。まるで白い龍のようだったと言う。「あんな素晴らしいうろこ雲を見たことがない」と皆さん言っていた。そして「もう秋なんですね」と。
  9月は長月。季節の挨拶も「初秋の候」「秋涼の候」となる。暑い暑い、熱中症でなんだかんだと言っているうちにやはり秋の到来だろう。9月8日は「白露」。日本語は実に趣きかある。

ch12.その他 : 風の集い


  広島大学大学院教授でまた禅僧でもある町田宗鳳さんの指導による座禅会「風の集い」のお知らせです。予約は不要。気楽に集まり、気楽に語りあうもの。寝転がっていてもいい?というからなかなか! 風のように来て、風のように去って行ってOKです。SOHO禅を実践するのでなるべくカジュアルな恰好で足を組み やすい柔らかなズボンを履いてきてくださいとのことです。何かが起こる日々。そんな時にどこからともなく心地よい風がふくとよいですね、

日時
9月11日(土)東京:15時~(9月は15時に開始)
会場
「大松寺」 (東京都港区三田4-1-38)
田町駅から徒歩約9分「慶大正門前」左直進、交差点角
参加費
 一般:1500円、学生1000円


開催日時については、なるべく直前に、再確認を

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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