ch12.その他: 2012年5月アーカイブ

  いざ出回ってみれば人は「ふーん」というものだが・・・マーケットの着目点というのはその企画立案者たちの才能である常々思っている。

  シニア向け雑誌がいよいよ力を発揮してきた。たまたま今年のはじめに「ちょっと見て下さい。」と紹介された雑誌『孫の力』。第6号を迎えたらしいがなかなか、いい売れ行きを見せているようだ。
  これは、単に、団塊世代やシニア向けアプローチだけでなくここでは孫は何が楽しいか?を編集している。つまりシニア層と孫層が一緒に楽しむための内容である。グランパ、グランマと、まあいいつくされたカンもあるものの、本当にかっこいいグランパ、グランマは目指したいものである。シニア層そしてサムシング。それは意外と近いところらいた「孫」であったのだろう。ターゲットの絞り方は上手いね。


孫の力

ch12.その他 : べイリービーズ

先般の金環日食の時、「一瞬ですがベイリービーズが見えるかもしれませんよ」と言われ、集中して、しっかり見つめていたのだが、やはり分からなかった。本当に瞬間に起こるものらしい。この現象を利用して、高い精度で太陽の大きさが分かったらしい。太陽の半径は、国際天文学連合は69万6000キロ。今回の測定で69万6010キロということだ。しかし、太陽の半径など、やはりくもをつかむような気持ち。しかしべイリービーズを見たかったなぁ!

ch12.その他 : 生→死

   考えてみると人生は山あり谷あり・・・とかなんとか言っちゃっているが「保活」があるかと思えば社会への一歩「就活」そして、初めて聞いたときにおっちょこちょいの私はトンカツと間違えた「婚活」、そしてなんでも離婚に向かっての「離活」。今は「終活」と騒がれている。この「終活」では、例えば書店では終活コーナーまであるからビックリだ。
  特に「もしもノート」はかなりの売れ行きと聞いた。市民とともに弁護士、司法書士と各種の有資格者のほかに会の趣旨に賛同する企業、団体など多くの方の協力を得て活動している団体特定非営利活動法人ライフ・アンド・エンディングセンターが発行。このノートにある、「もしも」。必要な事柄をチェックすることによって、様々な「もしも」にとりあえず対応できる。遺言、相続、資産の保全、葬送についてのも相談できるようだ。だが、危機管理というより、誰もの人生で必ず訪れる「死」に対して必要事項なのだろう。しかし、なかなか人は自分の終焉を想像出来ないものだ。これまた事実。

  
  自分のことを考えてみると、小さいながら会社を経営していれば、その終焉へ向かってどうするか?は結構真剣に考えている。いや、考えるようになった。不思議なものである。多分、経営というものがなかったら、今の考え方は身についていないだろう。

   確かに・・・卑近な事例では、行きつけの小料理屋さんが年末で店じまいをするという。まだまだママさんは元気であるし、お客もいる・・・ように見えているだけで、長い間店を経営していれば、常連さんの死がある。それこそ、店の経営をしっかりと支えてくれた時代と常連のお客様たち。これが時代の流れというものなのだろうと先般、いろいろ話を聞いていた。だからこその決断だろう。

  そして、ずっと引っかかっているのが、ある方の「死」である。末期癌を宣告された彼は、最も信頼している部下に「病気のことは誰にも言うな」「葬式はしない、墓はいらないと伝えてくれるだけでいい」などと、妻でなく部下に伝えたということ。たまたま、病弱な奥さんのことを想い過ぎてか?そんな言動をしてしまったのだと思うが、あとあとになってからのその部下である人と彼の親類縁者との軋轢。気の毒と思えるほどの結果があるのなら、やはり家族、親類縁者には何が何でも一番に知らせた方がよかったのかとも考えさせられる。結果をかんがみれば、やはり・・・と思うのだ。


  ところで、この夏に『スープ』という映画が公開される。テーマは生まれ変わり。別段、オカルト映画ではないと思うが、何の変哲もない日常生活の中で突然訪れた「死」。あの世に逝った主人公渋谷が生前の後悔をどうするのか?そんな中、あの世では記憶を持ったまま生まれ変われる方法があると聞きつける。主人公の渋谷はどうしても娘に想いを伝えたくて、ある決意をする・・・。
  不思議研究所の森田健さんは、中国のある生まれ変わりの村の取材をして以来、人生がびっくり仰天するほどガラッと変わったそうだ。その村での生まれ変わった人々が語るあの世のスープの話。怪しいオカルト話ではないが、どこか、ちょっと信じられない気持ちが半分くらい。しかし、いろいろな方々の臨死体験をお聞きすれば「やはり!あるのか」とも思う。

  「生」を受けたものは必ず迎える「死」。生→死までいろいろあるが、テーマはつきないものである。


 今日は何という寒さ!その上、しとしと雨降り。いよいよスカイツリー開業。昨夜から待っている人もいたというからお疲れ様と一言。しかしご祝儀相場というか観光や小売り関連の銘柄の人気が上昇中。不思議なものだけれど、株は本当に生き物ですね。


5月21日はいよいよ金環日食が見られる。奇跡の天体ショーとか世間では言っているが・・・。素晴らしいことに、今回の日食では東京・大阪・名古屋の三大都市圏が金環食帯に入っている。中心食線が南関東・静岡・紀伊半島南部などの多数の都市・観光地を通る。ラッキーだ。よく図鑑で見るような真円のリングが国内で観測できそうだ。楽しみ!

参考までに金環食が観測できる代表的な都市と大体の最大食時刻を紹介

鹿児島 ... 7:22:10頃
高知 ... 7:26:46頃
大阪 ... 7:29:52頃
名古屋 ... 7:31:35頃
静岡 ... 7:32:13頃
東京 ... 7:34:33頃
水戸 ... 7:36:22頃

場所にもよるが最大食の約2分半前位から金環となるらしい。早めの観察を!

ch12.その他 : ようこそ! 美術館へ


Googleストリートビューを初めて見た時はかなり驚いた。自宅も見たが、丁度バラが咲いている時だったので「ああ、初夏に撮影したのか」と思った。
 さてさて次なるステップ『Googleアートプロジェクト』が日本でもサービスを開始した。なんと美術館内をストリートビューで観ることができるサービスである。超高解像度で撮影され細部まで見ることができるのがすごい。感動だ。大好きな足立美術館も島根県にあるのでなかなか行くことも出来ないが、これなら行きたい時に絵画や庭園を鑑賞することが出来る。ちょっと時間を見つめたらアートの世界へ是非! 

★Googleアートプロジェクトで検索を!


   ディズニーランドでも四の日の巣鴨とげぬき地蔵も、こむときは本当に凄い。どっと人々が繰り出す!という感じである。
  さて、いよいよ22日に開業する東京スカイツリー。開業前ではあるが、すでに違法駐車、騒音、ゴミの錯乱などの問題が出ていると聞いた。世界に誇る観光地となるであろう東京スカイツリー。休日は20万人の集客が予想される。いや、もしかしたらそれ以上かも知れない。
  だからこそ、今こそ、日本人のマナーが試されるわけである。子どもを見れば親が分かる。親を見ればその親が分かる・・・家族とはそんな連鎖であろう。
  際どい発想だが、一度でいいから、誰もが登山をするといいと思っている。山ガールとかいう、ファッションではなくである。山に入れば、自分が出したゴミは必ず持ち帰るのがマナーの基本。水は貴重だ。なるべく使わない。汚れた食器だって、ジャブジャブ洗えるものではない。登山道で人とすれ違った時だってどんなマナーがあるか?これが分かっていたら、よくファストフード店の階段で見る信じられない光景はなくなる筈である。
  最低限のマナーを身につければかわらでバーベキユーをしてゴミをそのままにすることなどできっこない。一にマナー、二にマナーである。決して難しいことでない。人として当たり前のことだと思うよ。

ch12.その他 : 最悪の事態の想定

福山のホテル火災事故を受け、なんでも横浜でもホテルを緊急立ち入り検査をしたらしい。仕事でも何でもいつも「最悪の状態」を仮定して考える癖のある自分は、映画館でも劇場でも宿泊のホテルでも必ず非常口とか避難経路を確かめる癖がついている。・・・と言いながら、こういう人間が結構、ドジふむのだろうかとも、時々おかしくなるのだが、やはりいろいろある世の中、想定しているといいかも知れない。しかし「金がかかるから」と言っていろいろ対策をたてないでいるとあとあとより大変なことになることは肝に銘じてほしいものだ。

 

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先般、ちょっとお洒落なオープンカフェの前を通り過ぎる時、子犬を膝にだき、お茶を飲んでいる若い女性の姿が目に入った。よくよく見ると、その犬は洋服を着ている。別段、犬が洋服を着ていても今や不思議なことでもないが、何と!靴まで履いているのだ。一瞬、ぬいぐるみ?かとも思ったが、私の方を見て、へっへっへっとベロを出している。ゴソゴソ動いているから・・・本物の犬だ。どーなっちゃっているんだろう?と思いつつ・・・。


  最近は、メールノ文章の中に特定の言葉を探し出し、相手に転送するソフトがあるらしい。何を書いているのか・・・要は女性にとっては「彼の浮気防止に大いに役立っている」と聞いて。例えば、彼のメールに「愛している」「好きだ」など女性側が特定の言葉を登録しておけば、もし彼が別の誰かさんにそんな言葉の入っているメールを送った際、現時点の彼女のメアドへ転送されちゃう!というものだ。何とも怖いね。信じられない。もしも、これを男性側がしてしまったら「ストーカーだ」なんて非難轟轟。「なんなの!」と言われるのがオチだろうに。全くよく分らないものが多い。だけど、もしである。そんなソフトを使ったとしても「愛している」を別の言葉に置き換えでもしたら・・・ふふふ、うまくはいかないものだろうにね。


  そんなこんな、よく分からないことが多い最近、あれだこれだと電子書籍の研究・・・とまでいかないがいろいろ勉強し始めている。某出版社では電子書籍の企画もしているのだが、実は「よく分からない」世界を感じ続けているのだ。「データとしてみれば便利だよ」とか「ネットニュースで十分社会や世界の情報は手にとるように分かる」という意見に実は暫し考え込んでしまうのだ。というより、やはり"紙媒体"でなくてはならない世界が絶対にあると思っているからだ。


  ところで『脳を創る読書』という本がかなり話題になっている。これは電子書籍だと内容が記憶に残りにくいと言われる内容に言及している。「これは余分だろうと思って排除される」ことが電子書籍にはあるのだ。
  何にでも「強み」と「弱み」というものがある。「これだけ!」という世界はないと信じている。「記憶の手がかり」を失うという怖さだけは人間であるのなら、もっていてほしいとつくづく感じている。


 豊島区区制80周年の記念事業の中で、「としまの記憶」をつなぐ会では記憶の遺産事業として行政との協働事業が決まり、昨日は区内の区民ひろば館長への説明会があった。これまでに地域紙でもひろばへ集まる地域の人々の様子を垣間見てはきたが、こうした切欠でどんな人々の記憶を掘り起こして記録していけるか?これがまた楽しみである。先ず一歩。そして進むこと。これがいい。
 
  昨夜は別件で産経新聞の友人といろいろ話していたが、こちらもまた来年の80周年の企画でいろいろな企画提案がすすんでいる。何ともこうした何周年というチャンスは楽しく、見逃せないものだ。言い換えれば、それほど何周年~というものは自分の人生の中では巡ってこないものだからだ。とかく目先のことで手一杯になってしまうのが人の常でもあるから。


  常に、自分の出来ることでいい。社会とそしてそこに生きる人々と兎に角かかわって生きていくこと。これが大切だね。

ch12.その他 : 山岳事故

連休最後の日である。今年のゴールンウイークも山、海、川での事故があった。毎年思うのだが、「自分は事故などとは無縁だ」と思ってはならない。白馬での6人のパーティーの遭難。4人は医師であったようだ。しかし、収容したメンバーのコメントではカッパの下は長袖のシャツだったそうである。パーティーの方々は初心者ではない。山に慣れた人ばかりのようだ。しかし、こうしたことが実際に起こるのだ。
  登山を始めた頃は「夏山でも凍死するからな」という言葉をよく聞いた。最初は「まさか」「そんなことがあるものか」と思った。その頃は、山の天候の急激な変化について全く無知であったからだ。山では潔く引き返すことも必要だ。「もう少し頑張れば」があだとなることがある。
  6人の方が歩いた白馬の乗鞍では昔、雷に出会ったことがある。出会うなどという表見はおかしいが、あの日以来、私は雷に対する恐怖感が変わった。本当に恐怖だった。岩場の横をピピーッと走りさる雷に足は竦んだ。自然の中で、決して無理をしてはいけない。いかに、天候が良くても、汗をかくほどに暑くても、山の天候はいきなり変わる。信じられないほど急激に起こる。自然は決して侮れないものなのだ。

ch12.その他 : エネルギイ


車窓から見える山並み。眩しいほどの青葉。抜けるような青い空。二度とその形はないであろう白い雲。自然の中にいると、ああ地球の生命体のほんの一部なのだなと思える。千曲川が流れる。美しい川だ。
山門をくぐり、そして静けさの中で人の世について聴く。煩悩を山ほど背負い、どろどろになって生きている。しかし人とは裸で生まれ、そして裸で逝くのである。全ては夢幻である。しかし、今、拍動ともいうべき命を感じていればそのまま進んで行こう。自然の前で人とは実に無力である。そのエネルギイに勝るものは無しである。

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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