ch12.その他: 2009年8月アーカイブ

ch12.その他 : 早すぎた・・・・晩年

  女優の大原麗子さんが亡くなって、「お別れの会」の様子をテレビで見た。仕事関係者400人ほど、そして一般ファンが600人もが最後の別れを告げたということだった。中でも友人代表の浅丘ルリ子さんの弔辞にはっとしてしまった。病気、そして孤独とのたたかいから変質していった友人への心の叫びともいえるメッセージには驚いた。
  「ここ数年は話せばケンカになった。もう麗子の電話には出たくないと思っていた。夜中、2時、3時に電話がかかってくると他人様や自分の不平不満の長電話。わがままな人で周りを混乱させた」
いくら親しくても、ここまで・・・・と思った。暫くは絶交状態、しかし、浅丘ルリ子は大原麗子がいかに病気と孤独で苦しんでいたのかを明らかにした。そして最後には凛と「かたくななあなたを姉として受け止められなくてごめんなさい。私の妹・麗子」と語りかけ、瞳を潤ませていた。嗚呼も、こんな人間関係があるのか・・・・と思った。


   随分と前な話しだが、ある方の葬儀で、大原麗子さんをおみかけしたことがあった。葬儀というより、お別れのパーティーで本当に親しい方だけが集まった会だった。上手なたとえが出来ないが、とても華奢な大原麗子さんはまるてお人形のように綺麗だった。あまりの美しい横顔にくぎづけになっていた・・・・。
  大原麗子さん、安らかに・・・・・ご冥福をお祈りいたします。
 

ch12.その他 : 「+-=-+」の意味

高崎ネコ.jpg 招き猫を集めてどのくらいになるのだろう?しかしコレクターというほどのもんじゃない。たまたま好きなネコに出会った時に!という感じで集めているだけだ。さてさて、高崎市のデザイナーズねこがこの度お仲間入り。大きな梱包から出てきた小柄なねこ。深夜のパソコンでの作業の前にちょいと置いてみた。キーボードの上なんてっ!と怒られそうだがかなりかなり軽ーい。胸のところに「+-=-+「とある。「なんじゃい?」と疑問に思って購入先に聞いてみた。すると・・・・・

♪こちらの「+-=-+」の意味ですが、組み合わせると「幸」と言う文字が出来上がります。『幸』に隠された「+-=-+」という記号を縦に描いて頂くと『幸』という漢字が形成されます。招き猫という日本文化の中に、『幸せとは気づくこと』というメッセージを世界共通の記号で表現することで、本来の幸せに気づいて欲しいという願いが込められています。ねこの胸には「幸」という文字が書かれております。
   

 そうか!そうなのかって深夜に感動。冷静に?見れば「幸」と見えた。おーい、幸せ運んできておくれ!!

ch12.その他 : 蝉時雨の中で・・・・

   たまにはぼやきたくもなる・・・・・。

   「だって、私たちの生活を守ってくれるから。やっぱり目の前のニンジンはほしいわけですよっ」と若い世代の小さなどもを持つママたちは口々に言う。テレビコマーシャルには唖然。大体、ネガティブキャンペーンは日本人には向いて?いないと思う。何れにしてもこの夏に大きな政界の変動を目の当りにしてしまうのかも知れない・・・・。

  「新聞?とってないですよぉ。ネットのニュースで十分でしょ?何か?」とぬけぬけと言う人々。何も若者だけでない。いいおとしを召した方でさえ「テレビで十分」て言い切る始末。
まあ、いい!


   友人から借りた一冊の本。早めに返却しないとと思って・・・・・蝉時雨の中で一気に読んだ。もうふく風は秋だけど、まだ汗ぱむ夏の日の昼下がり。何故に?という言葉も出ないほどに時代の理不尽に散っていった女性の日記。胸の奥の奥がちりちりと痛い。私たちには「忘れてはいけないこと」が沢山沢山あるということ。
  文句も言いたいだろう。でも幸せであるという現実。やはり多くの忘れてはならないことに感謝しつつ。


『康子十九歳 戦渦の日記』書評から

ch12.その他 : 終戦記念日


   麻生首相は終戦の日にあたる15日に靖国神社を参拝しない意向を示した。「靖国は静かに祈る場所。政治やマスコミの騒ぎから遠くに置かれてしかるべきものだ」と語っているが、首相就任以前には、参拝したこともある。まあ、いい。
  何れにしても今日、8月15日は64回目の終戦記念日である。64年前のこの日の正午、昭和天皇は日本の降伏を発表するラジオの玉音放送を行った。未だ多くの問題も孕む。消えることのない反日感情。しかし、降伏を決断し、第2次世界大戦が終結したのだ。今年も暑い夏だ。

ch12.その他 : 我ら地球人!


   いよいよこれまであたためてきた『ふるさと未来研究所』の発足となる。舞台は群馬県の高崎市倉渕村。既に、理事長で建築家の近澤可也先生がこの地に花と緑の手作り村ということでクラインガルテンが出来ている。近澤先生のログハウスやハーブガーデンなどもある。クラインガルテンとはドイツ語で「小さな庭」の意味。ヨーロッパではよく見られる市民農園を日本の風土にあったものとされ提案されたのだ。

   さて『ふるさと未来研究所』で一体何をしようか・・・・と考えていると、たまたまサカタのタネが独自に開発した草花「サンパチェンス」の記事が目に入った。この花は2006年に発売開始され、公園などでよく見られる花だ。写真わ見て、「ああああ!」と再認識した。花の美しさに加え、高い環境浄化能力を持っているのが特長だ。例えば地球温暖化の原因とされる二酸化炭素、主に自動車などの排ガスに含まれる大気汚染物質の二酸化窒素、シックハウス症候群の原因物質であるホルムアルデヒドに対して高い吸収能力があるらしい。まさに"環境浄化植物"として位置付けられている。浄化する能力とともに周囲の温度を下げる打ち水効果もあるということだから、美しく丈夫で長持ち。何とも素晴らしい植物ではないか!名前の由来は"サン(Sun)=太陽+ペイシェンス(Patience)=忍耐"からきているということで、名前の通り、夏の暑さに耐え、そして生育旺盛ということだ。

  ぼーっとこんな事を考えていくと不思議と、いろいろな事柄が結びついてくる。美しくて丈夫で環境浄化植物があるのなら、農作物だって病気に強く美味しい品種の野菜の開発だ。台風だ低温でダメになってしまう農作物を生産する農家は本当に大変な仕事だ。農薬の使用を減らして、低温でも生育できる品種の開発。消費者にとっても「安全」「安心」そしてこれからは環境負荷の小さな農業だろう。

   たまたま『ふるさと未来研究所』のメンバーは年齢構成が見事!(失礼・・・・)。まあ老若男女がバランスよく・・・ということだ。これまでの経験の豊富さ、そして若者の気力・体力・創造力。それぞれり世代が知恵を出し合って、あくまでもバランスよく響きあっていけば素晴らしい社会貢献の第一歩が踏み出せるのではないかと思っている。
   


 

   人はやはり"見た目"で騙されて?しまうものなのだろうか・・・・。酒井法子の話しが出ると、たいがいの男性諸氏は「ん・・・・全く信じられないよねぇ」「あんなに清純そうなのにねぇ」「だってすごい美人なのにねえ、どうしたのだろう?」と、まあ、数秒の沈黙も含め、日頃、論理的思考を好んで、理屈っぽいくせに、まあ、何とも分けのわからんことを仰るものだろうか。美人は犯罪を犯さない。犯す訳がない。犯したら、何かやむを得ぬ別に理由があるに違いない・・・とまあ、こんな事が頭を駆け巡るのだろう。

   人の第一印象を左右する時間は、なんと10秒程度らしい。そして一度インプットされた印象を覆すにはそれはそれは長い時間を費やすそうだ。酒井法子の印象だって、出演したテレビドラマ「ひとつ屋根の下」「星の金貨」のあのイメージがしっかりインプットされているから、なかなか覚せい剤所持などのイメージとは結びつかない。だが、最近のテレビ放映で「あれ?ちょっと?」と思ったことがあった。何か、ヘアースタイルというが一部が赤色に染められた酒井法子に妙な違和感を感じたことがあった。あの表情というか、何か言い知れぬ「毒」を感じたのだ。
  以前、「人間って中身でしょう?!心でしょう?」と言った時、「いち子さん、何を言っているの!見た目!見た目が何よりも大切なのよっ!」と某ブライダルアドバイザーにキンキンと叱られたことがある。「見た目!」と語気荒く言われ、左様でございますか・・・・と静かにしてい。勿論、お見合いなどは見た目が9割以上大切なのだろうけれどね。でも、その見た目に「毒」を見たらやめた方がいい。多分、中身に変化しつつあるからだ。条件によって、いろいろなものは腐るからだ。

ch12.その他 : いきつけの店


  馴染みとまでいかなくても、"いきつけの店"とはいいものだ。何かがある時、ふっと行ってみようと先ず浮かぶ店がある事って幸せなことだ。


  中谷彰宏さんのメルマガで、パープル@AN-Jさんが、書いていた。
 『学生時代から通っていたエスニック料理屋さんに急に行きたくなって、店の前に立ってみたら......。なくなっていました。しかたなく、二番手の中華料理屋さんに行ってみたら......。ファミリーレストランのように変わっていました。浦島太郎になった気分です』


  そうそう!そんな事って多い。昔、先輩が「旨いカレー屋があるから」と九段の某所に行った時、「あれ・・・・」と呆然とたちつくしていたことがある。その時は、そんな事があるものか!?とまだ若い?自分は思い、多分、先輩がふざけているのかと思ったこともあった。しかし、そんな事って本当に多いことが分るものだ。


  パープル@AN-Jさんは続ける。『なにも、わたくしが行かなかったからという理由で、お店がなくなったり、変化したりしたわけではありません。でも、なんとなく、そういえば最近、行ってなかったからなあ、という後悔めいた後ろめたさがあります。行けるうちに、行き付けのお店に行こうと思います』と。


  全くその通り。他の土地に移転したという噂があればまだいいけど、全く消えてしまう、そんな寂しさ。店舗はそのまま、看板もそのまま・・・・というのに、そこの主が亡くなってしまったという悲しさをつい先日感じたばかり。どうしようもない淋しさだった。だがら『行けるうちに、行き付けのお店に行こうと思います』ということだね。

   昔から親しくさせていただいている映画監督の槙坪夛鶴子さんの撮りおろし作品「星の国から孫ふたり」の完成試写会があった。子どもの性教育、親の介護問題などいつも社会へ問題提起をなげかけてこられた槙坪さんだが、今回のテーマは「自閉症」。しかし、日本では自閉症というと「ひきこもり」や「鬱病」とごちゃごちゃに誤解されることが多い。あえてもこの映画の中では自閉症をオーティズムという世界共通語で語る。少しでも理解を深める切欠作りになればと思った。
いつも一歩前のテーマを私たちに与えてくれる作品が多い。自閉症からオーティズム。その理解もまた一歩ずつか。

 
  会場では車椅子の槙坪さんは全国から駆けつけたファンに囲まれていた。リウマチで痛む体を労わりながらの映画製作をされてきた。長年の中、いろいろ思うことが多すぎて、言葉が見つからなかった。
企画制作室パオ

ch12.その他 : 琉球朝顔

あさがお.jpg   友人からいただいた朝顔の小さな苗が大きく育って今、薄紫色の花を咲かせている。朝顔は本当に夏の愉しみでもある。見事に咲いて、そして、しおれてしまうと何かもの悲しい・・・・。これもまた日本人の中に培われた文化というか感性なのだと思っている。

  この季節になると山手線の車窓から某駅の近くにある石垣に深い深い、なんともいえない?濃い青紫色の花が気になっていた。朝顔?のようだが、あまりにも自己主張?が強い。蔓の絡み方というのか、すごいので、いつも呆気にとられていた。あまりのインパクトあるその風景に、これは「夢か?」「幻か?」と思っていたのだ。

  自宅の近所の花屋さんに「琉球朝顔」という名前の書かれた鉢があった。そうそう!この色だ!と思った。何と言うか、ちょっと馴染めない色合いというか。朝顔の名がついているが昼顔科らしい。ただビックリしながらその鉢を見ていた。やはり朝顔とはいうものの、夏の朝に早起きすると咲いている朝顔、そんな私が思い描く、夏の朝顔とは程遠い。しかし、あの石垣に力強く絡みつき花を咲かせている。そんな生命力にただただあっぱれ!である。

  米スペースシャトル「エンデバー」が米東部夏時間31日にケネディ宇宙センターに着陸した。 「帰還にホッとしてとてもうれしく思います。私たちみんなにとって長い旅だったので」という若田さんの奥様シュテファニーさんのコメントは本当に心に熱く響く。
  テレビ映像では簡単見られるものの、宇宙とはやはり未知の雄大な世界だ。小学生の頃から時間があれば眺めていた天体などの図鑑にある広大な宇宙への憧憬。これは年をとっても変わることはない。それほどに素晴らしい宇宙からの帰還だ。
  日本人初の長期滞在を終えた若田光一さんは4カ月半ぶりに地球に帰還。滞在は137日と15時間5分。宇宙での長期生活で筋肉や骨が弱くなっている恐れがあるため、寝た状態の座席で帰還したという。ロボットアームを操作してのきぼうの完成。本当に素晴らしいことだと拍手!拍手!ヒューストンに戻ってからもリハビリメニューをこなすという若田さん。"希望"の「温泉」にでもはいりゆっくりして下さい!

このアーカイブについて

このページには、2009年8月以降に書かれたブログ記事のうちch12.その他カテゴリに属しているものが含まれています。

前のアーカイブはch12.その他: 2009年7月です。

次のアーカイブはch12.その他: 2009年9月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

プロフィール

ichiko.tv

ichiko.jpg
吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

メール

ご意見・ご感想はコチラまで!

著書紹介

「にっぽんの旨い!を取り寄せる」
食文化研究家・永山久夫さんの全国津々浦々のお取り寄せグルメ100選。「おいしい」の裏側にある生産者の思いにも触れられる一冊。未知の「味」と出会える。
価格1,470円(税込み)

「横浜中華街行列店の秘伝レシピ」
横浜中華街で特に評判の高い厳選29店の味を家庭で再現するためレシピ。秘伝の味を再現するためのコツや工夫を惜しみなく公開。プロの味が家庭で再現できるか?について検証した。
価格1,470円(税込み)

「横浜中華街オフィシャルガイドブック2005-06」
独立して初めて関わった思い出のガイドブック。横浜中華街発展会協同組合の325店全店完全取材! 「食」と「文化」、「歴史」そして華僑・華人の「生活」に触れられるオフィシャルガイドブック。あの燃えるような夏の取材の日々は良かった。
価格950円(税込み)

「和食のいろは」
和食のおいしさを支える基本をあらゆる角度から紹介。プロに教わる目利きのコツから料理研究家直伝の和食レシピ満載。ずっと会いたかった道場六三郎さんをインタビュー。
価格1,470円(税込み)

「マヨネーズってわっはっは」
 親友のかっちゃんこと小林カツ代さんのマヨネーズを使って驚きレシピを紹介。遊び心がいっぱいのレシピや薀蓄も盛りだくさん。
価格1,470円(税込み)

「浅草散歩ガイド」
一カ月に一回は必ず遊びにいく浅草。路地裏は最高。どうしても「浅草のガイドブック」を作りたかった。浅草今昔物語から「食べる」「歩く」「憩う」「買う」浅草が満載だ。
価格1,260円(税込み)

2013年5月

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31