ch12.その他: 2009年2月アーカイブ

ch12.その他 : コーヒー急騰?


   外で打ち合わせや待ち合わせの時に珈琲店に入ることも多い。最近は少なくなった所謂喫茶店などに入るとやはり珈琲一杯450円くらいで、「やややっ」と思うことが多い。先般はたまたまあわてて雨宿りで入った喫茶店で珈琲を注文したところ、レジで「995円です」と言われ、一瞬「?」になった1000円札を出したところ、「今後もご縁がありますように」と5円のつり銭をもらった。レジの横には大きなガラス瓶がありそこにはよく見ると5円玉が沢山入っていた。なるほとね!と思って店を出た。

  だから通常はチェーン店に入ることが多いのだが。・・・・というのに、何とも西半球の2大生産国であるブラジルとコロンビアの生産が減少しているそうで、コーヒー相場は2009年の商品相場で最も上昇が見込める銘柄ということだ。ああ!大好きなコーヒーが急騰ですか・・・・



  今、私が属している法人会で4月25日に「さくらそうフェァ」を実施するということで、それぞれの担当の鉢数のさくらそうを育てることになった。久しぶりに園芸講習会に参加して、何とも小学校の夏休みの宿題ではないが、あさがおの育て方や稲の育て方などの理科の勉強をしている感じがした。理科が一番好きな教科で、本当に楽しかった!またこんな楽しみが訪れるとは!
  さくらそうの種でもまいて・・・と簡単に考えていたが、聞けば聞くほど実に深い世界。江戸時代、徳川家康が鷹狩りの際に持ち帰って栽培が始まったのがさくらそうということだ。当時は野生のさくらそうを愛でながら、もうせんを敷き、料理や酒を愉しんだといわれる江戸の人々の生活を想像した。きっと楽しいピクニック気分だろうなあ。
  私が育てるさくらそうは「小田巻」「「童子梅」という種類の二鉢だ。出芽の位置を考えながら、水はけを考えながら鉢植えをする。さてさて・・・・4月にどんなさくらそうを披露できるか?フェァが楽しみでもある。しっかりと育てないとね。

ch12.その他 : 文は人なり、声も然り


  いろいろな会社にお邪魔することがある。その時に本題よりも受付の女性の応対や、また、ちょっとした仕草や、お茶の温度など結構細かいところが気になることがある。自分でもいやな性格だなと思うのだが・・・・・
  しかし電話は怖い。なんとも応対の悪さ〔というより悪く聞こえてしまうのでろう〕で、その会社やオーナーさんの事まで「えーっ!何?」という感情を抱かせてしまうことがある。忙しいのは分かる。しかし、それなりに用事があって電話をしているのだからぞんざいな態度はまずいだろう。その瞬間に何もかもが興ざめである。
  例えば役所の対応、人気の通販会社の対応、レストランの対応・・・・もろもろ、相手の姿が見えないだけに本当に「声」の効果は大きい。一度、変な?セールスの電話など大体が「変な声」を出している。思わず笑ってしまうほどだ。多分、目の前にマニュアルが置かれているのだろうと思った。「営業セールスの電話だったら、先ず落ち着いた声でしゃべりなさいな~それからですねぇ、営業は」と一度注意したこともある。まあ全く、どーでもいいお節介な話しであるが。
  要は常々、いろいろな方々の文章を拝見する度に小学校の時の担任が教えてくださった言葉「文は人なり」が思い出される。文はその人の全人格をあらわすが如くに個人でなくても、その「声」は本当に格を感じるほどのものだということか。別段、いい声ということでなくて・・・・。


   夜になって帰宅して、ちょっとNHKにチャンネルをあわせると、職業「詐欺」という番組の途中であった。顔にモザイクがかかって取材をうけているのは振り込め詐欺のリーダーだった?とかいう30代前半の男性。「自分の中の正義」とのたまう。派遣切りされた人や内定取り消しの連中はお金の話をすればすぐに飛びつく「おいしい人々」というらしい。ハローワークで仕事を探していてもなかなか見つからない男性は所帯もちであり、「生活のためなら・・・・」と言葉を濁す。ただまだふんぎることが出来ない、迷っているということで安心はしたが、30代で人を騙してお金を不正に取って、この先「自分の中の正義」とやらを振りかざして、何年生きていくのだろうか。ふざけるな!である。しかし、こうした番組をやはりある意味フィクションのように別世界で見ている人間の心の弱さを感じ、恥じる。
  番組は後半であったので、見始めたところですぐに終わってしまった。何か空しさと怒り。しかし、会社生活を終えた人々が、実際に再度、社会に出た時に己の実力をまざまざと見て、愕然とするということを聞いた。これはその現実を見ないと決して分からない「事実」である。そんな時、若者だけでなく、決して年齢を重ねた人もぶれないで欲しい。分けのわからぬビジネスの話しに陥りやすいから、本当に気をつけて欲しいと願うばかりだ。分けのわからぬ、何とかビジネスとはややもすれば職業「詐欺」にもなりかねない。特に、「~長」という役職が欲しい欲しいと思う、そんな我欲はより深みに嵌るものだから。

ch12.その他 : 花に囲まれて・・・・

  北風は強いが、晴れた良い日だった。友人のお母様の告別式に参列した。まるでお花畑のような花々に囲まれてご遺影があった。90歳の誕生日には満面の笑みを浮かべていたと言う。そして誕生日の2日後にご逝去された。
  友人は仕事をしながら長い長い時間、お母様の看病をしていた。昨年末は病院で一緒に過ごし、新年になって自宅に戻れた時、「本当に嬉しそうだったのよ~」と彼女も実に嬉しそうに話していた。
  

   読経をききながら・・・・・いろいろ考えていた。
  人は必ず誰でも「死」を迎える。人生の様々なことがら。戦争、不慮の事故、病、別れ・・・・理不尽であってもどうであってもその時が来る。その時に人は地位も財産も何もかも、形にあるものはあの世に持っていくことは出来ない。心から愛する人を連れて行くことさえも出来ない。「死」とはたった一人で迎えるもの。
   娘や息子たち、そして家族全員に見守れながら神に召されるということ・・・・これはやはり幸福な人生をお過ごしになったのだと思っていた。

  夜になってメールが届いた。「今日はありがとう。全て終わり花いっぱいの祭壇に母のお骨がのっています・・・」と。本当に本当に・・・お疲れ様でした。

ch12.その他 : 有象無象


  この数ヶ月、矢鱈とおかしなメールがどっと届くようになって??と思っていた。大体が「お金貸します」「男女交際」の類。名刺交換ではないし・・・・自宅のパソコンのメアドなどは仕事では使わないものだし・・・・といろいろ考えていた。削除するだけでも大変だ。実に面倒。こうしたストレスはこの時代ならではだなあと改めて感じる。
  某出版社の社員がデータを持ち出して売ったのなんのとお詫びの手紙が届いた。ネットマーケティング講座の時に登録していたことを思い出した。手紙によれば、その社員によって流されたデータは住所、氏名、パソコンのメールアドレスだという。約5万人の顧客データの流出。今、その後始末をしているところだと丁重に謝罪している。その5万人の中の私もその一人であったわけで。だから「吉田いち子様」なんてメールが来るわけだ。な~るほど。それに「先日のお約束の件です」とか一瞬「あれぇ?」という件名でくるから思わずメールを開いてしまう。ただただ苦笑。そんな男女交際も望んでないしお金も借りる事もないというのにねぇ。

  また、あるグルメのサイトから「皆さまにご利用いただいておりますメッセージ機能に関しまして、女性レビュアーであることで安心させた上で、巧みにメールアドレスや電話番号などの個人情報を聞き出そうとするユーザーがいるようです。メッセージ機能を使って面識のないユーザーに本人、及び他人の氏名・電話番号・住所・メールアドレス等の個人情報を安易に教えることは、重大なトラブルに発展する可能性がございますので、十分にご注意ください。」なんてメールがきた。これまた、一瞬「?」と思ったが暫く考えて「な~るほどね!」と思えた。しかしよくもいろいろ考える人間がいるものだと感心する。
  現代人は何て、いとも容易く自分のメールアドレスを教えてしまうのだろうか。やはり、本来兼ね備えていただろう慎重さが消えていることに気付く。有象無象が蔓延する世界に大切な個人情報は容易く投げ出しては本当に大変な事だ。
  今日もまた、そんな有象無象のメールが届く・・・・。

ch12.その他 : あっかるく!前進!

sam_04.jpg   カレンダーでは丁度一ヶ月間。嵐のような一月が終わった・・・・。しかし月末の忙しさは何とも表現のしようがない。2月4日立春から「新しいスタート」としっかり思う!そんなことで随分と救われる。これまでの価値観や自分のスタイル(と勘違いしているもの)では乗り切れない波が押し寄せていることに気付かないといけない。成功事例や快感、全ては一旦ゼロにしてスタートするくらいの度胸が必要だ。しかし世の中の人々はなかなか踏み切れない。元~という成功体験にどっぷり浸かり、またの成功や快感が来ると勘違いしてしまう。痛みに向かうことはなかなか出来ない。己の皮を剥ぐほどに痛みがある事だから。紋切り型表現で「100年に1度の経済危機で云々かんぬん」はやめましょうよ・・・・と言いたい気持ち。

  
  サンディエゴ在住の画家・弓クレメイソンさんは時折、このプログにご登場いただくが、本当に弓さんの明るいというかあっかるい!姿勢にホッとさせられる。二月のお便りから一部紹介。


   さて、新大統領オバマの仕事ぶりは、アメリカ国民の期待にそって「People's Business」に徹している。就任翌日から旧政府の悪ポリシーを次々とひっくりかえして改正案にサインするオバマ大統領は清清しく、国民の心はなごむ 。 今国民の心理状態は、まるで真っ暗な海底から浮き上がろうとしている潜水艦のようだ。それは戦争に突撃する潜水艦とは全く反対の、健康な国、幸せな人民、そして世界の平和にむかう潜水艦である。

   昨年末から解決しない案件で痛む胃袋。そして、へとへとな気持ちが明るくなった。本当に「ありがとう」という気持ち。そうそう!兎に角、浮上!愚痴は言わず、前進!前進!である。

写真は作品制作中の弓クレメイソンさん

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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