ch12.その他: 2010年2月アーカイブ

ch12.その他 : リュウグウノツカイ

   博物館や水族館が好きだ。何時間でもいられるほど好きだ。ふっとタイムマシンでもあったら、それに乗ってそれぞれの時代に旅をしてみたい・・・そんな妄想の中で歩いていることがある。
  ところで、富山、石川県などの日本海沿岸で深海魚のリュウグウノツカイが相次ぎ見つかっているというニュースを読んで、本当にびっくりした。
  リュウグウノツカイは水族館で見たことがある。もちろんホルマリン漬けだが。見た目は決して美しい魚でも何でもない。名前が気に入っている。全長が5メートルを超え、最長では10メートルほどだといわれている。水深200~1000メートルに生息している。そんなところに生息している深海魚なのだ。この魚が姿を現すと、「地震の前触れ」との言い伝えもある。生態については殆ど解明されていない謎の魚なのだ。
   富山県では昨年12月以降に定置網で捕獲されたり、海岸に漂着したりするなど合計4匹が見つかっているという。富山県魚津市の魚津水族館では、黒部市の海岸に漂着したものをホルマリン漬けにして展示しているらしい。何かが起こっているのだろうか・・・

ch12.その他 : イメージ


   人の噂も何とやら・・・そうはいうものの、何日経っても消えることなどないと思っている。人のイメージとはちょっとした事で上がりもすれば簡単に下がってしまうものだ。
   スキャンダルの渦中にいるタイガー・ウッズが19日に謝罪会見を開いたが、声明文を読み上げる事で終わった。今後のツアー復帰の時期は明言はしなかった。質疑応答はなくというより、禁止されていたのか、ウッズが単に書面を読み上げる様子は「一体何のため?」とただ呆れるばかりだ。何かのPRを狙ったのだったら完全に失敗だった。その棒読みに近い読み上げか終わった後に確か、最前列に座っていた母親と抱きつくシーンなどもう開いた口がふさがらない。
  女性たちとの関係を「ゲーム感覚だった」となど言ってはいけないな。精神的なリハビリをしているのなら、その類まれなスポーツ能力をこうしたスキャンダルでなくしてしまわぬように徹底的に猛省してほしいものだ。「能力とこういうものは別物だよ」という人々もいるが、やはり一度ついたイメージはやはり輝きを失う。もう一度、ウッズの輝きを出すために、再スタートのチャンスではないか? しかし・・・「私にも謝罪して!」とか?泣いて訴えているポルノ女優の体にあった日本語「因果応報」というタトゥー。深い意味を知ってか知らぬか、妙に悲しく映る。
 

ch12.その他 : 名優の死


  2月17日に俳優の藤田まことさんが亡くなった。多くのドラマでも活躍され、本当になくてはならない俳優であったと思う。本当に残念でたまらない。

  2008年に上映されて「明日への遺言」が実にありありと記憶に残っている。数多くの戦記ものを発表された大岡昇平さんの「ながい旅」を、小泉堯史監督の手によって映画化した作品だ。
  藤田まことさんはこの映画の中で、第二次世界大戦後の軍事法廷で、名古屋を空襲した米軍パイロットを処刑したとの罪で死刑となった岡田資中将の役を熱演された。今思えば、「役」というよりも岡田資中将そのものではないかと思えるほどのシーンであった。B級戦犯として戦争裁判にかけられた岡田資中将の人生、そしてこの戦争は一体何であったのかを考えさせられた。
   映画の冒頭で映されるドキュメンタリー映像の数々は、現実に起こったことである。映画の中で森山良子さんの澄み渡る歌が流れる。感動が胸をついた。私はあの日、いつまでも流れる涙をとめることができなかった。
  
   藤田まことさんのご冥福をお祈り致します。


ch12.その他 : コウノトリ

コウノトリ.JPG   現在、仕事でアルジェリアにいる夫からコウノトリの画像が送られてきた。写真家でもないので、構図としてどうか?・・・ということではなく、餌が豊富な街中のいくつもの電柱に巣を作って、そこにコウノトリがいるのは圧巻!だという。その圧巻写真はなかったので、想像してみるに、かなりの珍百景ではないか!!それぞれのコウノトリ一家がつつましく、それぞれの子育てをしているのたろう。昔は「赤ちゃんはどこからくるの?」という子どもの問いかけに「コウノトリが運んでくるのよ」なんて親御さんたちは答えたものだ。しかし、コウノトリ然り。珍しいトリと出会うのは感動的である。私も昔、山でライチョウの番いに出合った時は、苦しくても山に登ってよかったぁぁぁ~と思ったものだ。今朝もアオキの赤い実を必死に啄ばんではとごかへ飛んでいく鳥がいたが、あの鳥は一体、何と言う鳥なのだろうか?

ch12.その他 : 鉛筆のあったかさ


   最近は本当に鉛筆を使わなくなったと思う。仕事で使うペンケースの中を見ても、マジックの赤と黒。蛍光マーカーが2色。ポールペンの赤と黒と青。アメックスからいただいたシャープペンシルもあるが殆ど使わない。そして万年筆ケースに万年筆。これは手紙専用のもの。

  ところで、東京の葛飾区に「北星鉛筆」という会社がある。地場産業である鉛筆を全国にアピールするために製造工場を楽しみながら見学出来る工場にリニュァルしたという。
  鉛筆の製造工程では、なんと40%がおがくずとして日々排出されている。いわば、この産業廃棄物を無駄なくリサイクルし、新たな商品開発にも成功している。
  現在は焼却主流のゴミ処理の軽減のために生分解性の素材にこだわり『環境に優しい木のリサイクル商品』の開発を進めてきた。平成12年から循環型鉛筆産業システムの構築の研究を進めてきた成果だ。
  しかし、商品とは聞くだけではダメだとつくづく思う。乾くと"木"になるおがくず粘土や乾くと"木"になる絵の具など、「へぇっ・・・・」とただただ、びっくり。おがくず粘土の「もくねんさん」などはベトベトしないので手も汚れない。乾燥すると丈夫な木となり、素焼きの風合いが楽しめる。土に埋めると微生物の分解パワーでまた土になるという。こんな点が特に気に入ってしまう。(因みに私がいつも持っている金津せんいさんのエコバッグも土に分解されるもの)
  「鉛筆工場物語」が「鉛筆向上物語」にと駄洒落もあるものの、そんな素朴なコンセプトがなかなかいいものだ。

北星鉛筆株式会社

ch12.その他 : 立松和平さんの死を悼む


  作家の立松和平さんが8日に亡くなられた。享年62歳。余りにも若すぎる死だ。あの朴訥としたあったかいものいいは印象に残る。私が応援している劇団のザ・ニュースペーパーの公演でも時折、立松和平さんに扮した役者さんの演技は本当に楽しかった。
  とくに環境問題に積極的だった立松和平さんは足尾の山の再生に取り組む同会にライフワークとして参加していらしたという。山の再生には100年はかかると言った立松さんの意思そして気持ちをNPO法人「足尾に緑を育てる会」はこれからも続けていくようだ。
  しかし、人は誰もが遣り残したと思いながら終止符をうたなければならないのだろうが、立松さんは作家としてもまだまだ書き足りないということが沢山あったのだろうと想像する。

NPO法人「足尾に緑を育てる会」


  まあ、あれこれ悩んでも仕方ないことだが、陰陽五行の伊勢瑞祥先生によれば、今年「庚寅」とはメリハリの効いた大胆に答えの出る運気ということだ。政界でも金融でも。ただ「今年は一つ心配なことがある・・・起きなきゃいいけどね」と言う。聞けば聞くほど心配にもなる。「それは地震!」ということで、「8月にあるかもしれないねえ」と言う。そして「起きるとデカイはずだから怖いんだなよなあ」と。まあ、どんなにジタバタジタバタしても人間って決して自然には勝てないよねぇ・・・。

  節分が過ぎ、2月4日からがいよいよ2010年の幕開けだ!と思うとなんか心がうずうずしてくる。不思議な感覚る何か、これまでとは別の何かに出会いそうなそんな感覚なのだ。

  昨夜からの雪ですっかり雪景色。梅の木に冷たい雪がつもっていた。朝の光を浴びながら、その雪は溶け出してキラキラと輝いていた。もうすぐ開きますよ!とばかりに梅の蕾が言っているようである。
  

  ところで「ネタぎれしないんですか?」とよくプログの事で聞かれるが、ネタぎれはしない・・・というより「書けないこと」が多くて、「書いたらどんなにおもろいだろう」とは思うのだが、それでは昔ながらの秘密めいた「日記」でしかない。友人は「裏プログでも書いてみたら?」と笑うが、レストランなどのまかないにあるような"裏メニュー"でもあるまいしと思う。まあ、蓄積して面白いことになれば書いてみようと思っている。やはりプログはある意味訪れて下さる"読者"を意識して書いているものだからね。


  どんな"ワード"でこのプログに訪れてくださっているのが分る。月末になるとかなりの数になっているのだが、まだ2月になったばかり。ちょっと興味本位でのぞいてみた。

「2010年 甲子の日」
「シンギュラーポイント」
「不妊」
「霊能者」
「国際シンポジウム」
「遺伝」
「ウルグアイ独立記念日」
「地球納豆倶楽部
「横浜中華街」
「産経新聞」
そして人名では「小沢一郎」「宮田修」 「伊勢瑞祥」」「寺井良治」など。
行動では「生き急ぐ」「手紙を送る」と続いた。

  ひとつひとつの言葉から、どんな内容を書いたのか思い出してみることも楽しいが、その日の風の中から自分がホッと手に掴んだものなのだろう。

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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