ch12.その他: 2009年11月アーカイブ

ch12.その他 : ご縁

   ひと様の幸福は喜ばしいことなのだが、市川海老蔵さんの結婚?報道を見ていて、どうも?何とも、しっくりこなかった。なんというのだろうか?何かが違うなぁと思っていた。別段、他人にいちいち言う必要ものないし、まして、自分とは全く関係のない世界の方々のことであるから何か言う必要もないことなのだ。言う事自体、失礼なことでもあろう。

  しかし、陰陽五行の伊勢瑞祥さんのプログを読んで、思わず、失礼ながら「なるほどね」と納得してしまった。診断としては「相性としては、全く合わない。お互いが相手を心から好きになっていない。縁が深い訳でもない。価値観が合う訳でもない。何よりタイミングが合わない。」らしいのだが、伊勢さんが言うには「人間がいくら結婚したい、したくない、といっても所詮それは人間が勝手に考えていることで、運命はそうはいかない。する時にはする。してしまう時にはする。そういうものなんだ運命というのはね」とまあ、そんなことだ。
  そんな中で、小林麻央さんの運が超身旺運ということで、仕事への意欲を捨てきれずに・・・ということもあるやなしや。しかし、「陰陽五行の分析が外れたら信用台無しだあ・・・」という伊勢さんの顔がふっと頭に浮かび、思わず噴出してしまった。

ch12.その他 : 平和であるということ

  その日、久し振りにある言葉に心打たれた。女優の森光子さんといえば、年齢を感じさせないゆえに、どんな美容法をしているのかしら?とか舞台で何回でんぐり返しをしたとか・・・・。そんな、もろもろの話しが殆ど。
  先般、テレビで森光子さんが大きく映し出されていた。天皇即位20周年式典の時だった。暫く間があったあとに、月日が経つのが早いって感じるのは、平和であるからなのだと、そんな事を仰っていた。殆どの人は「えっ何?」とか「当たり前でしょう」と思うかも知れない。しかし、不景気だ不景気だと騒いでいても、今の日本がどれほどに平和であるということを考えよう。平和の素晴らしさについてもう一度認識してほしい。"異議あり!"と仰る方もおられるかも知れない。だが、時は経過した。敗戦後、戦争を知らない子どもたちが大きくなり、そして今、定年も迎え、いよいよ第二の人生を歩みだしている。戦争の記憶もあまり無いという人も人世の晩年という成熟期を過ごしている。戦争を伝える人もいなくなっている。風化していくのだろう。
  もし、少しでも時間があったら、読んでみて下さい。何の創作でもない「手紙」が事実を教えてくれる。戦時下の本当に一般庶民の生活の中の声が聞こえます。 『手紙が語る戦争』(女性の日記から学ぶ会 編・島利栄子 監修)みずのわ出版。

ch12.その他 : マトリョーシカ

  今、ロシアの民芸品のひとつであるマトリョーシカが結構ブーム?とか。気儘にタウンウォッチングしてみたら、人形だけでなくポーチや衣類の柄にもとやはり多い気がする。子ども服にもあって、それが何とも愛らしいのでついプレゼント用に包んでもらった。
  マトリョーシカ人形に出会ったのは小学生の時で、ロシア旅行から戻った父の友人のお土産であった。「はい、お土産」と言って手渡されたが、今のように「わっ!可愛い!」という感覚はなかった。胴の部分で上下に二分され中から次々と同じ形の小さな人形がいくつも出てくる様子にただ不思議な気持ちで見ていた。
  "マトリョーシカ"という名前は、今では殆ど使われていないロシア人女性の名前マトリョーナの愛称形だそうだ。日本でいったらどんな名前なのだろう?次々と出てくる構造は子孫繁栄の意味合いもあるらしいけれど。多分・・・というか、かなり記憶が曖昧ではあるが、お顔の様子は昔と比べて可愛くなっている気がする。しかし、流行とは本当に面白いものだと思う。

ch12.その他 : 熱い想い

  先般、友人が「大成功でした~」とニコニコしながら彼が企画したという講演会の話しをしてくれた。現在、大人気のりビングカフェ「クロフネ」のオーナーでもある中村文昭さんの講演会に300人を超える方々が聞きにきてくれたと言う。テーマは『出会いを活かせば道は開ける』。2時間15分の講演にインターミッションもなく最後まで皆さんが真剣に聞き入っていたという。「熱いんですよ~」と。
  
  中村さんご自身のプロフィルが何とも素晴らしいというか凄いというか。18歳の時に家出同然で単身上京。なんと職務質問を受けた警察官が友人第一号となった。そして焼きとり屋でその後の人生の進路を受ける大物に出会う。この大物とは 賢人塾の田端俊久 さん。
  当時、彼の野菜の行商の手伝いを始め、その仕事で得た資金を元になんと六本木にショットバーを開店させる。21歳で三重県に戻りショットバー「クロフネ」、且つ26歳でリビングカフェ「クロフネ」をオープンさせる。現在は、こうしたご自分の体験を活かして全国へ講演活動をしている。年間になんと、300回とは!
  単に、プロフィルを眺めていてもなかなか前に進むものではない。想像をすればするほど、滾るエネルギイを感じる。そして生意気ながら、「映画にしたい」そしてそれを「見てみたい」と思わせるほど魅力的な人物である。
  
  最近は「ああ!やはりなぁ・・・」と思うことが多い。時間を手繰り寄せながら・・・・。そして、すべての始まりは人と人との出会いであるということにつくづく気付かされる日々だ。

中村文昭さんの「クロフネ」
賢人塾の田端俊久さん


  15日に第34回エリザベス女王杯が行われた。統一女王決定戦を制したのは、クィーンスプマンテ。こういう世界に「絶対」とはないものだが・・・・凄い。

  ところで、時間を逆戻して・・・・・当日、ある方の話。
  「俺ってこんなにタフだったのかなあ」と思うほどに元気。午前中に仕事を終わらせ、なんと、一年ぶり(ちょっと信じがたいが・・・・)に書斎部屋の掃除をしたという。掃除機かけて念入りに。「ああ!なんて清清しいんだ」と思って散歩に出かける。セブンイレブンに寄ったらしい。そして昼食に900円の蕎麦を食べて「ああ、旨かった~」。そのまま書斎に戻る気がしないで、歩いているとおじさん達がゴチャゴチャ集まっている光景が。「一体、なんだろう?」と思って聞くと、「エリザベス女王杯」だと知る。(多分、現場は凄い興奮状態だったと思うが)
  ポケットの中には600円の残金。「まあ500円でもかけてみるか」と、たまたまセブンイレブンに因んで7番ー11番を購入した・・・・・結果は!所謂、万馬券!逃げ切ったクィーンスプマンテに一番人気のブエナビスタも驚いた?だろうが、彼もその"初体験"に震えが止まらなかったらしい。こんな事って・・・あるものなのだね。


   元宝塚歌劇団花組のトップスターだった大浦みずきさんが14日に肺癌のため亡くなったという。享年53歳だった。退団後は女優として、またエッセイストとしても活躍されていた。本当に一時期だったが、神楽坂女声合唱団にも所属されていたことがある。お忙しくて、ショーに参加出来ない時に楽屋に駆けつけて団員にエールを送ってくれたこともある。一年近くの闘病生活をおくられたというが・・・・。
  今はただ、驚き、そして悲しい。大浦みずきさん、有難うございました。そしてどうぞ安らかに・・・・

ch12.その他 : シンギュラー・ポイント

  人世には「シンギュラー・ポイント」というものがあるという。水であれば沸騰点や氷結点のことをいう。煮えたぎった状態は誰の目にも明らかである。しかし、この状態になった時に慌てて火を消しても、水を注ぎ足しても暫くは手の付けられない状態が続くということだ。
  この現象は、企業にも起こりうることであり、組織のリーダーたるものは起こりうるあらゆる事象に対して的確に判断をして適切に手をうっていく必要があるということだ。しかし、この見極めがなかなか難しいのだが。

  陰陽五行の伊勢瑞祥先生のブログに、このシンギュラー・ポイントという名前は、東洋思想の大家である、安岡正篤さんがつけたものであり、「それまでとの離別そしてそこからの出発、を意味するタイミングの事」と書かれてあった。そして衝動的に起こった最近の事件などの分析もされていた。
  このシンギュラー・ポイントにいる人が、アドバース・ポイントにいる人と出合い、ちょっとした行き違いがあったりすると、大事件になったりするらしい。そして、「最も"間"のあったタイミングに、最も"適切な"言葉や態度で、相手を「攻撃」すると、それまでの付き合いの一切が泡の如くに一瞬にして終わる」ということだと言う。この"間"と"適切"という言葉が実にこわい・・・適切とは不適切という事にもなるだろう。
   つまりこの"間"を如何に心得ることかでいろいろな事が決まるということである。タイミングを如何に掴むか?それほどに重要なポイントであるのだ。「~するつもりじゃなかった」「どういうわけか・・・になってしまった」という事になってしまうらしい。卑近な事例でも垣間見た?ことがあり、「ほーっ・・・なるほど、なるほど」と思わず納得してしまった。滾った湯は暫く時間が経たないと冷めないということだろう。しかし果たして"取り返し"がきくのだろうか?人間関係とはそれほとに難しいものであるということだ。
  且つ、考えてみれば日本という国自体もシンギュラー・ポイントに向かっている。そんな気付きをしないとならないだろう。「そんなつもりじゃなかった」では済まされない。

ch12.その他 : それぞれの"家族"


  嫌な事件が起こるといつも考えてしまう。被害者にも加害者にも"家族"がいるということを・・・・。


  2007年3月に千葉県市川市で、英国人のリンゼイ・アン・ホーカーさんの遺体が見つかった事件から約2年。死体遺棄容疑で市橋達也容疑者がで逮捕され3日目を迎えた。現在、彼は食事も摂らず、事件やリンゼイさんについての質問にずっと沈黙を保っているそうだ。
  逮捕直前に、素早く裸足で逃げ、それから建築現場などで仕事を続けた。殺人という罪を犯したという事実。それから逃げるために各地をまわった。「多分、ぬくぬくと暮らしているんですよ」としコメントした人もいたが、逃げる日々は眠れぬ夜だったのではないかと想像する。兎に角、忘れ去ること。これに没頭して働いたと思う。その逃亡のためには整形、整形と繰り返したわけだ。
  
  今回の逮捕で、被害者であるリンゼイさんの家族はホッとしたとともに、更なる悲しみが襲ってきただろう。しかし、以前リンゼイさんの父親が「(市橋容疑者の)両親もまた被害者である」という言葉がどうも理解出来ぬまま心の奥底にある。どうしても理解が出来ないのだ。罪を犯した子どもの親はやはり被害者であるのか?どうもよく分からない。「自分の罪を認めて・・・」とある意味、淡々と語る容疑者の父親を見ながら、確かに辛い現実であるとは思うが、そんなに淡々と「息子の罪」だけを語れるものなのか?と思った。

  ただ、何が殺めた原因であったかまだ分からないが、人世これから!という若さの真っ只中、異国の地で殺められ放置されるという災難に遭ってしまったリンゼイさんの冥福を祈るばかりである。

ch12.その他 : 一刻も早く!

   痛ましい事件があとをたたない。キノコ狩りをしていた人が山でご遺体を見つけるとは・・・・。言葉も出ない。   
   島根県立大学1年生の平岡都さんのご遺体の一部が発見された事件。それも頭部だ胴体部だとの報道を見ていると本当に張り裂けそうな気持ちになる。はたちを前に命を奪われるとは・・・・・。都さんの友人が出したという「都?」「どこにいるの?」との携帯メールの文面は辛い。友人も必死に捜している時には・・・・・
  学生寮の周囲で目撃されたという不審者の話しや、寮までの暗い山道の様子など聞くと、何とか対策はなかったものか?と思ってしまう。その不審者=犯人ではないかもしれないものの、このような残虐な犯行をした、且つ多分、土地鑑があるであろあ者による犯行の可能性は高いだろう。しかし、我々が想像出来ぬほどの異常性を持ちながらも、意外にも、市井では何食わぬ顔で生活をしているのかも知れない。その恐怖を思うと身の毛も弥立つ。徹底的に捜査をして一刻も早く犯人を逮捕してほしいと思うはかりだ。

ch12.その他 : 100年を生きる


  20世紀を代表するフランスの思想家クロード・レビストロースが亡くなったというニュースを読み、ああ100歳とは!と感動した。"構造主義の父"とも言われたをレビストロース。言語学を勉強する時、何冊か頭をそれこそ充血?させて読んだ。昔々の話だが・・・・
  亡くなる直前までその明晰な頭脳は衰えがなかったとも。なんと素晴らしいことか!。100年という充実した人生。なかなか出来ないものだろう。

ch12.その他 : 満月にうっとり

   11月を迎え、急に空気の冷たさが変わった気がする・・・11月1日に昨年より17日も早く木枯らし一号が吹いたらしいし。よく言われる西高東低の冬型気圧配置になったということか。そしていよいよ冬将軍も?
  今日は朝から、某地方都市へ。夜になるとより空気の冷たさが感じられる。高速道路は、紅葉狩りの人の帰りが多いのか?と勝手に解釈してみるが、渋滞が酷く、どうしたものか!・・・・・ふと空を見上げると鏡のように煌く月。それも今宵は満月だ。うっとりと見とれてしまうほどに美しい。空気が冷たければ冷たいほど、月は美しく見える。青い地球が月と太陽の間に入り、両方から引っ張られる状態か?その光景は何ともロマンチックな心地よさである。その擽る様な快感は暫し渋滞も忘れさせてくれる。今宵は本当に素適な夜空だ。

ch12.その他 : サムシング・グレート


   作家・遠藤周作さんの奥様である遠藤順子さんは現在、NPO法人「円ブリオ基金センター」の理事長をされている。「円ブリオって?」と思うが、「エンブリオ」のことで、8週までの胎児という意味ということだ。
  お話しを伺っていると、生命の誕生と神秘について再び、真剣に考えさせられる。そして、自分が今、ここにいるという奇跡について考える。
  そして子どもは「作るもの」ではなく、「授かるもの」であるということ。それぞれが人格をもつ、掛けがえのないワン&オンリーの存在ということ。ここでは、赤ちゃんが生まれて一番幸せな国をつくるために、一口なんと1円の善意をコツコツと集めることで「赤ちゃんを本当は産みたい」と思う妊婦さんを応援している。
 また、お話しの中で、ご主人の遠藤周作さんが亡くなる直前、人口呼吸器を外された時、本当に本当に嬉しそうに微笑まれたという事に胸が打たれた。「死は全てではない。また必ず会える」という言葉は深い。深すぎる。その言葉は深海の様に深い心の奥にすーっと沈みこみ、そしてキラキラキラキラといつまでも煌く。「サムシング・グレートなんです」という言葉の持つ説得力に何かキラリと光るものが見えた様な気がした。


  ところで、筑波大学名誉教授の村上和雄先生は、このサムシング・グレートが働くには、3つの条件があると言っておられる。1つ目は、「こういうことをやりたい」というはっきりした目標があること。2つ目は、その目的に向かって、ひたすら努力を続けていること。3つ目は、努力を続けていても、何らかの傷害に阻まれ、行き詰まっている こと。
  この3条件がそろった時に、雲間から日の光が差し込むように助けの綱が下りてくる・・・・と。冴え渡る頭には普段は見えないものが見えて、考えつかないようなことが閃くという。
  
NPO法人 円ブリオ基金センター

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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