ch12.その他: 2012年6月アーカイブ

ch12.その他 : 地井武男さん 安らかに


「ちい散歩」などのバラエティー番組などでも人気だった俳優の地井武男さんが亡くなった。心不全だったらしい。しかし享年70歳では若すぎる。いつも「ちい散歩」は愉しみにしていた番組だ。単なる散歩ではなかった。地井さんの人柄がにじみ出る番組だった。散歩中に植物をみつけてはスタッフの方々に「なんだかわかる?」と聞くあたりは本当にほのぼのとしていた。一度、某百貨店で開催された「ちい散歩」展を取材したことがある。ファンで埋め尽くされていなぁ。別段、知り合いでもないのが哀しい。「病に倒れて自分でもびっくりしている」というファンへの手紙。「6年間有難うござました」とのしめは何か、ご自分の死でも感じ取られていたのかと思ってしまう。地井さん、安らかにお休みください。楽しい番組を有難うござました。



    最近はいろいろ訃報にせっするたびに、考えてみればそれほど長くない人生ということもあり、あまりゴタゴタした感情は残したくないものだと思っている。
  今、ワイドショーなどで大物女性歌手と元所属会社の社長との問題が取りざたされているが、「ああ、こじれたな・・・」という感である。多分暫くは・・・というより、ずっとこじれていくと予想される。
  しかし男性の脳は違う。「どうしたっていうのか?慰謝料もたっぶりもらったんだろう?それで、いいじゃないの?」「何を今もごたごたしているわけ?」「お互いに何が言いたいのか?」と、たいがいの男性は口をそろえて言う。「もういいだろう?」が男性の脳の判断だ。男と女の脳の違いが如実に出ている。最近、それを聞くたびにやはりこの世には男と女という違った生き物がいるのがやはり正しいのだと思う。
  笑いがこみあげてくる。どんなにゴタゴタしたって人はこの世といずれ「いざ!さらば!」である。ならば折れろ。しばらくゴタゴタしてこじれて「ボタンの掛け違いが・・・」なんて言ってもいいが、出来れば折れろと。そうでなければ、生々しいというかフレッシュな怒りには必ず変化が訪れるものだからだ。そして特に、かかわった男たちは何もなかったかの如くに「忘却」する。「え?何があったの?」と。

  そうそう、ガラパゴス国立公園、世界で唯一といわれるピンタゾウガメのロンサム・ジョージが死んでしまった。推定が100歳。しかし100歳以上生きてくれると思ったが・・・ロンサム・ジョージの物語は、人間以外の種の保護活動を知るための大きなきっかけ作りとなった。大きな功績だ。死んでも「すごかったね」と言われる何かを残していこうよ。

ch12.その他 : 顔つき


   時々、タクシーの運転手さんと面白い話題にぶつかるものだ。先般、乗車して、暫くすると「お客さん、わたし、いくつに見えますか?」と聞かれた。「いやあ、よく分かりませんね・・・」と答える。すると「乗務員写真を見るたびに自分でも嫌になりますよ~」と言う。そして、「こういう仕事をしていると沢山のお客さんの顔を見るものですよ」。すかさず「人相診断でもできるわけですか?」と言うなり「そうですよ」と運転手つさんが嬉しそうに言う。そして、チラッとミラーを見ながらあれこれと診断が始まった。「いつも冷静に対応しているけれど一度好きな人が出来るとパッと・・・云々カンヌン」。なるほどね!「当たっていますよ!大当たり!」と答える。はっきりしているというより、はっきりしすぎる性格が時々災いともなるし・・・そう言い大笑いしてしまった。

  美女、美男子というより私は「顔つき」を重視する。その人のモノの考え方、生きてきた体験、そして何よりも"おつむ"の状態が現れるのが「顔つき」であるからだ。だからこそ「顔」は面白い。


  そうそう。顔と言えば、レオナルド・ダビンチの有名な自画像の劣化が進んで、かなり深刻な状態にあるそうだ。現在、自画像はトリノ王室図書館に収蔵されている。紙の上に赤いチョークで描かれたものだ表面に酸化やカビなどによる染みや汚れが目立ってきたらしいが、きちんと修復をしてほしい。60歳代と言われるダビンチのあの「顔つき」が私は好きだ、

ch12.その他 : ウナギ高騰!


  先般、友人と鰻をつまみに一杯飲ろうという話になって某鰻屋に行ったはいいがいきなりの価格の高さに目の玉が飛び出てしまった。本当に養殖ウナギの仕入れ価格が高騰しているようだ。販売価格に転嫁せざるを得ないほどの高騰だそうだ。勿論、外食チェーンをはじめ大手CSも相次いでいる。ウナギメニューの値上げに踏み切っている!
  その日は、大将のウナギエピソードをさんざん聞いた挙句、結局小さな小さな蒲焼で酒を呑んだ。しかし来月7月27日は土用の丑の日。まあ、またまた目の玉飛び出る価格なのだろうがね・・・

 梅雨の上、台風4号が近づいている。今日から20日にかけて日本を縦断するようだ。夕刻からの仕事も入っているので何とも憂鬱になる。東京は梅雨に入ってから何ともはっきりしない天気が続いている。この梅雨時期、6月は誕生月だ。毎年、梅雨のさなかに今は亡き両親への感謝の気持ちが強くなる。


  ところで明日は6月19日。「桜桃忌」。太宰治の命日だ「死の直前に書かれた小説『桜桃』に因んで「桜桃忌」と名付けられた。。奇しくも太宰治は自分の誕生日に遺体を発見される。39歳の誕生日に・・・。心中相手の山崎富栄と身体を帯で結んで自宅近くの玉川上水に入水している。しかし2人を結んだ帯はすぐに切られて、太宰のほうは人気作家として立派な棺に移され運ばれる。しかし富栄はムシロを被せられたまま半日間放置。父親が変わり果てた娘の側で一人茫然と立ち尽くしていたという。しかし、富栄の公式遺書には「私ばかり幸せな死にかたをしてすみません」「女として生き女として死にとうございます」という文面を見ると、生きて死んで・・・。一体人とは何が幸せなのか?と思うよ。まあ、自分の亡骸の心配など気にせず、愛する人と死ねる!そんな幸せの絶頂にいたのだろうね。女とは時として不思議なことを考えるね。

  まあ、太宰が生前から希望していた通り、森鴎外と同じ禅林寺に墓があるが太宰ファンはまた今年も故人を偲ぶのでしょうね。

ch12.その他 : 「もう逃げられない」時

早朝から外出していたため、外出先で高橋克也容疑者の逮捕を知る。報道に追い詰められたというがまさに、連日連夜の新聞やテレビのニュースの威力はある。続報が続けば、一般の人々も「目」が違ってくる。昔の手配写真でなく、やはりあの動画が最もリアルである。「もう逃げられない」と思った筈゛てある。
しかし未だ松本死刑囚が書いた「イニシエーション」「マハーヤーナ・スートラ」など十数冊の教団本を所持していたという。教団への信仰を持ち続けている可能性があるのか?多分、まだとけていないのだろうな。


ch12.その他 :


  6歳未満で初めて脳死と判定された男児からの臓器移植。肝臓、腎臓、心臓と三つの掛け替えのない臓器が三人の人々に移植される。この男児のご両親のメッセージを聴き、本当に涙が止まらなかった。頭では分かっていても、気持ちが整理出来ないのではないかと思うが、全ての気持ちを整理されてそこへご子息への深い深い愛情を感じた。
  詳細は省くが、自分もある言葉に出来ない悲しみに直面した経験があるが、その気持ちの整理が果てしてできるのか?と思っても、答えは出ない。頭で理解する、しなくてはならないことが多すぎる昨今。だからこそ、それだけでは分からないことが多すぎるのだ。
  移植された方々が元気になって、深い愛を感じながら生きること、これが素晴らしいことではないだろうか。


ch12.その他 : ガンマ線測定!

日進月歩・・・など今や死語を使ってしまうが、ついにスマホで放射線測定ができる機種が登場した。すごいね~世界初らしいですよ。放射線測定機能を搭載するのは、夏商戦向けの新商品でその名は『PANTONE5(シャープ)』。専用ボタンを長押しするとなんと!ガンマ線を測定できるそうであります!8色のカラーバリエーションなので、お子さんを持つ主婦層に向けての目玉商品かな?しかし、何が登場するか分からない時代ですねぇ。


今年は奇跡?の天体ショーの愉しみが続く。先般の金環日食に続いて21世紀最後の『金星の太陽面通過』が6月6日に日本全国で観測できる予定。金環日食観察で使った日食グラスを使える。午前7時すぎから午後2時前まで太陽を横切る金星のシルエットを見ることができるそうだ。

ch12.その他 : 超早口と超せっかち


   台湾の友人が自分のビジネスも含め、プロフィルをまとめてほしいと依頼され、久しぶりに会う。兎に角エネルギッシュな彼女は相変わらずの早口。徹底的に早口!そして超せっかちの自分と超早口の彼女。その妙な組み合わせに、打ち合わせながら、ぷっと思わず吹き出してしまった。しかし、本当に2人とも常にワサワサと過ごしている。しかし「久しぶりに会ってもまるで昨日もしゃべっていたよね~」そんな感覚である。
  彼女は社会に出てからの友人。これほどに長く繋がっている"ご縁"もまた不思議である。知っているようでいざ、ビジネス、プロフィルをまとめるとなるとなかなか難しいものだ。特に友人ともなるとね・・・。  打ち合わせながら2人とも早くビールが呑みたくてうずうずし始めている。しかし、仕事は仕事で進めるのだが。
  お互いにある意味「波乱万丈」人生を過ごしてきたので、そのあたりも面白いね!というわけで、いよいよまとめあげるとカウンターへいざ!!それからがまた止まらない。「言い過ぎたことは墓場まで持っていくから」とお互いに約束。本当にざっくばらん。かたのこらない人間関係とは実にいいものだ。

ch12.その他 : 泥仕合

ある俳優夫婦の離婚問題がある。この方々の結婚会見を見た時に「あれ?」と感じた記憶があるのでよく覚えている。確か「一緒に骨をみとり合う仲でいよう」と男側が言ったようだが・・・。
  誰もぱっと情熱が燃え盛っている時には相手が見えなくなるものだ。恋は盲目とはよく言ったものだ。余計なお世話だが、よくよくというか、もっと時間をかけた方がよかったのではないかと今更ながら思う。
  法廷での泥仕合。一体どうなるのだろうか。お互いの仕事にも支障が出てくるのではと心配である。妻側としては夫が気持ちよく仕事が出来るようにするのが役目というか、その方がいい。時々友人たちに「ばっかじゃないの?」と言われる自分であるが、やはり相手を慮るところから「人間関係」が始まると信じている。
  所詮、夫婦など他人同士である。何もかもが違った人間同士である。一瞬の情熱が燃え盛っている時は徳に危険だ。少し冷静になるまで待った方が良いかも知れない。しばらくでも同じ屋根の下で暮らした同士が「被告」などという呼び方をされるなんて辛いだろうに。
  要は「一緒に骨をみとり合う仲でいよう」と口に出すまでには、まだまだ時間がお互いに足りなかったのだ。

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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