ch12.その他: 2006年11月アーカイブ

ch12.その他 : これって?


  今日、咄嗟に予想外の行動をとった。通常、予めアポなしに急遽訪ねる行動は殆どしないのだが・・・・・


  昼過ぎに一緒に仕事をしているミカさんと霞ヶ関にいた。「どうします?」いうミカさんのフツーの問いかけに何故か一瞬、頭の中にある螺旋が出来上がった。不意に「そうだ!宮城先生をお訪ねしよう」と思った。通常、よほどのことがない限り、いきなり、その日に訪問することはあり得ない。

  直ぐに国際心相科学協会の宮城先生にケータイをかけた。「先生、午後は空いていらっしゃいますか?」なんて、ちょっと不躾だと思いながらも。
  「ああ、実は、これから山形の方がお越しになるのでね・・・・」
  「そりゃ、そうですよねぇ・・・・」
  「吉田さん、んーっ、3時過ぎには大丈夫・・・だな」
  「では、3時に参ります」てな具合。
しつこいようだが、普段は絶対にこうした行動はとらない。今日の行動はよくよく考えてみるとやはり予想外。夜になって、宮城先生のプログをみた。「ははは・・・・・先生も!か」。


人の出会いというのは見えない力に動かされているのでしょうか。
以前このブログでも紹介したことがありますが、一日に出会う人には、その日に出会う人の数字のパターンがあります。今日の出会いにも不思議なものがありました。
今日、私がお会いすることになっていた方は二人おりました。二人目の方にお会いして気づいたことですが、今日お会いすることになっていた二人とも「696」の数字になっていました。
そして、突然訪ねてきた方が「595」という数字でした。真ん中が「9」になるという意味では同じパターンの人と言うことができます。
「きっともう一人同じパターンの人が訪ねてきますよ」と噂していましたら、これも突然電話が鳴って、急遽会うことになった人が「191」の人でした。この人も真ん中が「9」になる人ということになります。
今日お会いしたメインの方々はすべて、真ん中が「9」になる人でした。偶然としてはできすぎています。ここに何らかな見えない意図が感じられます。


  この「きっともう一人同じパターンの人が訪ねてきますよ」と噂していましたら、これも突然電話が鳴って・・・というくだりが面白い。「191」とは私のことだから。なんと、噂されていたということか。
  実は、最近は本当にヘンなことが多い。例えばこれから某プロジェクトで一緒にメーンで仕事をするYさん。先日も朝にメールを出したところ、直ぐに返事が返ってきた。さすがに早い!と思って読むと、なんか?内容がちんぷんかんぷん。しかし送信時間と受けとった時間が確か2分違いくらい。
  今日、そのYさんが打ち合わせのメールをくれたその時に私は丁度「打ち合わせをどうします?」とケータイをかけていた。殆ど同時であった。Yさんは、最初は勿論、私がメールを読んでから電話をかけてきたと思ったらしい。「そうだ!電話かけよう」とケータイをした瞬間をミカさんは「そうですね」と見ていた。
  本当に不思議な一日が終わった。

ch12.その他 : 「チッ!」はやめてね


  先日、秋葉原の大混雑した駅構内で、ちょっとカラダぶつかりそうになった時、女性に睨まれて「チッ!」と言われたのだが、昨日は地下鉄の改札口で、タッチの差でこちらがパスネットで通過したその時に「チッ!」と若い女性に言われた。あまりの「チッ!」に「すっ(みません)」というコトバさえ出なかった。
  ちょっと気に入らないことがあると「チッ!」という女性が増えているんじゃないか?と思うほど。その言い方も、結構「コンチクショーッ」的な「チッ!」だからいただけない。せめて大木こだまのように「チッチキチー~」と言ってでもくれたらいいのに。男性からの「チッ!」はないようだが・・・。
  ふっと、昔、職場で、ちょっと焦ってイライラとした時なのか、「チッチッチッチッ」と舌打ちのようにする女性がいた。私は彼女のその不快な音が消えるのを必死で待っていたが、多分、彼女自身、それほど自分の癖を意識していないのだろうと思った。いつまでも「チッチッチッ」と舌打ちしているのだった。
  例えば、ちょっとイライラした時、貧乏ゆすりする男性は多い。反対に貧乏ゆすりする女性は見たことがない。
  兎に角、どんなにオシャレしていてもちょっと気に入らなかったり、イライラしても「チッ!」だけは止めて欲しいな。興ざめです。それだけで、どんなに気取っても中身が薄っぺらに思えます。言葉は大切です。その人の暮らし方が出てしまうものだと思いますから。
  

  荷物の話が続く。大きなバッグと重たい書類入れ、そして夜遅くにスーパーで買い物をした。買い物の荷物をひとつにまとめようとしたがどうしても二つになってしまう。自分の姿は、どうみても、“だるまやじろべえ”。地下鉄で帰れないこともない・・・・が、駅前でタクシーに乗る。両手に大荷物でガサガサと乗り込む。

  「すっかり秋ですねえ」と運転手さん。
  「ええ、いい季節ですね」と私。
  「荷物、重そうですね?」
  「やあ、参りました。地下鉄に乗ると、これじゃ周りに迷惑でしょうから・・・・」
  「ハハハ」
 

  この日、このタクシーの運転手さんはとても話がしたかったらしい。これから午前5時まで仕事が続くそうた。毎日毎日、結構きつて仕事は続く。「でも、気軽にやっているんですよ」という。一日の水揚げを聞いたところ、大体、6万くらいと言った。

  

  「でもね、お客さん、月に70万~80万稼ぐ奴も結構いるんですよ」
  「そりゃ、凄い!」
  「働き方が、俺なんかとは違う。だけと、ここのところ、同僚がみんなバタバタ死んじゃってね・・・若いのに。みんな50代ですよ」
  「勤務中にですか?」
  「一人は仕事明けにバタッ。一人は仕事はじめの朝にクルマが出てこないって見に行ったらクルマの中で死んでいた。一人は、それこそ運転している途中でバタッですよ。だからね、わたしはてきとうに力ぬいてるんですよ、ハハハ」
  


  家の近くになった。「その横断歩道越えたことろで結構ですよ」と言い、タクシーを降りる。「力抜いて、頑張ってくださいね」と言うと「やあ、有難うございます」と運転手さんは「ハハハ」とまた明るく笑った。

ch12.その他 : 男の鞄


   最近の帰宅は殆ど、終電に間に合うかどうか・・・。帰り着いて、気が付くと午前一時になっている状況が続いている。玄関を入った時、ふーっと、肩に痛みが走るほどこっている感覚がある。やはり、荷物のせいだ!とバッグを睨みつけてみる。
  日々、多くなる書類は紙類なので、本当に嵩張り、重い。女性はこの他にバッグを持っているので、だいたい、いつも二つの荷物を持ち、一日中、駅から駅、ビルからビルへと移動しているという状況だ。駅の階段や、ホームでビジネスマンを見ると、皆一つの鞄を持っている。この中に書類、システム手帳、そしてパソコンといろいろあっても、効率よく入れられているのだろう。
  商談先でも男性は本当にさささっとその鞄から書類を出す。整理整頓されている。それに比べて、私のバッグは何たること。きれいに詰めなおしていても、何故か名刺入れが急に見えなくなってしまう自分に情けなくなる。また、整理した筈の書類が変な資料と一緒になっている時、本当に青ざめることもある。女性のバッグには男性にはない、一体何が入っているのだろう?化粧ポーチは多分ないだろう。デジカメ、レコーダーは職業柄しようもないもの・・・・。
  ひとつのバッグで動きたい。スマートに、機能的に。今朝、水道橋の駅で私の目の前を歩いていたビジネスマン。スーツと鞄、そして靴がスマートだった。ケータイがなったのか、横断歩道の途中で電話しているその人の横を通り過ぎた。ふと、横顔を見た。やはり、なかなかスマート。
   いつも一日の終わりに自分の草臥れきったバッグを見ると、スマートに仕事をする男性10人くらいの鞄の中身を見てみたいと思う。

ch12.その他 : さようなら チャパティ

  
  二女が中学に入った時、同級生から一羽のウサギをもらってきた。掌に乗るほど小さくて、ふわふわしていた。小さなゲージを購入して室内で飼っていた。飼育本に、名前を呼ぶと分かるとか書いてあった。そこで名前をチャパティとつけた。長女と二女が二人でつけたちょっと変わった名前。

  長女が高校生の時に、オーストラリアから高校生のエミリアが暫くホームステイをしていた。いつもホームパーティーで賑やかだった、あの日々は。チャパティは皆の人気者だった。掌にふわふわ。「私にも」「私にも」とみんなの掌に順々に乗せられて、友人たちの歓声の中にいたチャパテイ。
  
  成長するとだいぶ大きくなった。ベランダをチャパティに開放した。ちょっと大きめの犬小屋を購入。大きくなったといってもまだ小さな体のチャパティには、広い空間だった。毎日元気良く走り回っていた。空でカラスがカアカアと鳴くと、それこそ脱兎の如くに逃げ回り、小屋の奥でじっとしているのだった。
  
  ウサギ年には、姉妹の年賀状にも登場していた。高校生だった長女は大学に進み、卒業。就職、結婚・・・独立して家を出た。中学生だった二女は今は大学4年。来春は社会人になる。随分と時間が経過した。
  
  チャパティの飼育係りはいつの間にか娘たちから私へとなっていった。毎朝、決まってご飯を欲しがって、おなかが満足すると目を細めて、陽だまりでこくこくと眠る。ペパーミントを鉢で育てていた時、葉だけでなく根までもまるまる食べつくしてしまったチャパティ。この日のお腹いっぱいの顔で眠っていた。台風の時はじっと小屋の中で嵐が去るのを待っていた。雪の日は真っ白な雪の中を走り回っていた。真夏の暑い日は、小屋の裏にまわり日陰でじーっとしていた。少しハアハア言いながら。そして秋は気持ちがいい季節。そこには陽だまりでゆったりと寛いでいるチャパテイがいた・・・・・・そして、今日もまたいつものように。朝御飯をあげようとベランダにでた時、そこには小屋の前に横たわっているチャパテイの姿が・・・・・。
  
  そうか・・・君が我が家にきてから約10年の月日が経ったのか・・・・。いろんなことがあったね。
  子どもたちも大きくなったよ。沢山の思い出を有難う。そして、さようなら、チャパティ。 

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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