ch12.その他: 2011年11月アーカイブ

ch12.その他 : 忘却

ここまで泥沼化というのだろうか?プロ野球の巨人の人事をめぐり、清武英利前球団代表兼ゼネラルマネジャーが渡辺恒雄球団会長を批判し解任された問題。いよいよ巨人側は清武氏を損害賠償を求める訴えを起こすらしい。しかし、渡辺さんは親会社の読売新聞グループ本社会長でもある。どうだこうだなどいろいろな会話があって、そんな中で清武さんの記者会見の中の言葉「君は破滅だと恫喝された」というフレーズだけが大きく取り上げられてしまう。提訴の時期は検討中らしいが内容は損害賠償やら名誉毀損。ますます泥沼化だろう。
  清武氏61歳、渡辺氏85歳。人世も出来上がったこんな時期に・・・と他人事のように思ってしまうが。組織の中にいるということは理不尽の連続だ。特に時の為政者にかかわれば猶更である。組織の一員でいる時はそんなものだ。離れれば蟠りも何もなくなるもの・・・かも知れない。言った言わないの連続では体力が消耗する。だが「現代」はいい。戦国時代であれば理不尽な島流しだ切腹もあった。
  思い出せば、自分も奥歯がぎりぎりするほどの理不尽さもいくつも経験した。時の為政者とかかわれば。しかし、今は残り少ない人世に対して「忘却」していくことを思う。世の為に人の為に何かかかわれればそれでよしと思っている。激しい怒りに自分の感情を止めるに必死になり、それでもおさまらず、真夜中に庭の花壇の花をすべて抜き取ったことさえ・・・今はその可憐で罪もない花たちに詫びる気持ちでいる。
  裁判は長い。本当に長い。先が見えなくなる憤りさえ出る。その間の生活、そして感情はどうなのだ?乗り越えられるのか?神が人に与えて下さった貴重な時間はあとになって取り戻せないものだ。

ch12.その他 : マナー違反の日

  本日は朗読発表会。我々仲間はは別段料金をとっているプロではない。しかし、専門の演出家の先生について練習をつんでいる。会場の関係はいろいろある。しかし今回感じたのは、観客のマナーである。うっかり・・・ということは人間誰しもあると思うが、やはり演技中の携帯電話の音はまずい。どんな時でもまずい。ちょうと一人が「語り」に入って暫くした時にピリピリピリと携帯音がなって、慌てたその人は席を立った。やはりまずいよ!と私の心が叫んだ!メンバーが一瞬たじろいだ様子が手に取るように分かる。記憶が飛んだのだ!多分、彼女の口の中は一気に乾いてしまったに違いない。動揺が伝わる。「はて?プロならばどうなっていたのか?」と思いながらも、プロだアマだ関係なく、やはり観客のマナーだと思った。
  映画館などでも芝居小屋でもアナウンスでいろいろ注意はある。上演、開演前にもしつこく注意がある。当たり前のことだ。これほどに徹底しないとならないことなのだ。
  
  朗読会が終わり、次の打ち合わせ場所のため、東京駅へ急ぐ。車内。私の前に立っている若い男の子だちが「電車の中ってさぁ~かけていーんだっけぇ?」と友人同士で話している。そして「もしもし~待ち合わせだけどさぁ~」と友人か?携帯電話で話し始めた。それも大きな声で。まずいよ!と私の心が再び叫んだ!しかし・・・注意して殴られたら?そんなこともある時代だ。叫びは怒りにかわっていた。あと一駅で東京駅だ・・・マナー違反者たちに注意も出来ない卑怯な自分は青年たちからすっと離れた。
  最近はバスの中でけたたましい着信音のあとに「今バスの中だから」とこそこそ話している高齢者の多いことよ!こんな姿も実に後味の悪いマナー違反。ひとりひとりが相手の立場にたって行動することが何故できないのだろうね?

ch12.その他 : 不思議な日

  22日は朝から慌ただしく何か所にも取材だ打ち合わせだ、営業だと動き回っていたのだが、その中で2件、「まさか?」という偶然にぶち当たった。ひとつは駅から駅への移動中、ランチもままならず漸く某駅構内のパン店に入った。オレンジジュースを飲みながら、パンをかじりながらケイタイをバタバタとチェックしていたら「こんにちは~」「こんにちは~」と声がかかる。「なんだぁ?」と見上げると何と、弁護士の大谷恭子さんがいるではないか!。神楽坂女声合唱団で一緒だった。大谷さんとはパートもソプラノで一緒だった。彼女は大学での講演が終わり、疲れたので「お茶一杯飲みたいな~」と店に入ろうとしたら、私の姿を見つけたらしい。こんなことってあるのだな~と思った。しばし懐かしい「思い出話」にはながさく。数分してすぐさまある声楽家へのスタジオ取材。初めて会うというのに何とまたここで共通の知り合いの話になる。そして何とも共通の知り合いの2年前に聞いた「死亡説」を完璧に信じていた・・・連絡しにくかった・・・というのだから、びっくりしゃっくり!。唖然の後に「元気ですよ~」と言い、大笑いとなったのだ。
  夜は11月23日にたまたまある?ある流れがあって「お見合いパーティー」を企画。「仕事が急に~」「インフルエンザになってしまい・・・」などの理由でばんばんキャンセルも出た。しかし、申し込みから数週間、元気で参加できるというのがまた「ご縁」であると実はひっそりと思っているのである。昨夜は当日会場となるレストランでブライダル講師の方と最終の打ち合わせをしたが、ひとつのインスピレーションというのか、不思議な感覚だった。参加人数ではない。そんなこんなでも集まれるという方々の「今後」が楽しみである・・・そんな感覚である。

   しかし、説明の出来ない、不思議な日があるものだね。

ch12.その他 : 才能というもの

いろいろな俳優さんの演技を見ているとやはりもって生まれた才能ってあるなと思うことがある。今「アントキノイノチ」に主演している岡田将生。伊坂幸太郎の「重力ピエロ」を見た時、あまりにも"春"という役柄にびったりである意味、衝撃を受けた。それで名前を覚えていた。今回も榮倉奈々の初共演で、過去の傷に向き合いながら新しく一歩を踏み出そうてする若者の姿を描いている。しかし、2人ともまだまだ若いというのに?胸が苦しく息がしにくいほど悲しい演技をする。優秀な若い俳優や女優を自分なりに見つけた時のひとつの愉しみかも知れないな。

 定年して間もない連れ合いを亡くされた奥様。"人世これから"とも思っていた矢先のこと。その死はあまりのショックで暫く入院をされていた。ご夫婦にはお子さんはなかった。歴史好きのご主人とともに時間に余裕が出来たら奥様とともに旅行でも楽しんでいるのかと・・・友人の私たちは思っていたのだ。
  先般、その彼の同僚だった方からメールをいただき、奥様が漸く退院をされた聞いた。しかし、入院している間、何と自宅に泥棒が入ったと聞いた。そして形見の腕時計も盗まれたと聞いた。そのメールのひとつひとつの文字を追いながら、この世には、なんて酷い人間がいるのだろうと思った。胸の奥がぎりぎりと痛んだ。
  
  来月のはじめに彼の本当に身近だった仲間と追悼会を計画していた。その前にこれほどにも辛い話があるとは。金目のもの金目のものと卑しい気持ちで家人のいない家に忍びこんだ者よ。せめて思い出の腕時計だけでも返してほしい。そこには掛け替えのない思い出が詰まっているのだから。

ch12.その他 : 出会いの素晴らしさ

今、「豊島の選択」という新聞を作っている。しかしメディアにかかわっていると本当に多くの人々にお会いすることが出来る。もしかかわっていなければ・・・多分出会うことはないだろう。そうした出会いが想像できない方々に日々出会い、そしていろいろな話を聞き、記事に書くということだけでなくいろいろな展開が繰り広げられていく。忙殺されながらもどんなことでもかなり客観的に対処していくことが出来るのは、長いようで短い、短いようで長い人世において幸せなことだとつくづく思う。やはり人は人によって生きるものだ。

   東工大では、今、難しく思われがちな最先端の科学・技術について若手研究者が分かりやすく説明する公開講演会を開催している。久しぶりの"理科"。大きな発見があるかも知れない。興味のある方は是非!

【日 程】平成23年11月26日までの毎週土曜日
【時 間】各日とも14:30-16:45
【会 場】東京工業大学 大岡山キャンパス(目黒区大岡山2‐12‐1)
【参加費】無料
申し込みはこちら

 11月12日(土)
  「同位体で追跡する地球大気のなりたち」
  「ゲノムから解き明かす共生の神秘」
 11月19日(土)
  「日本のエネルギーを支える燃焼の先端科学」
  「分子フラスコの設計と合成と機能」
 11月26日(土)
  「原子を使ったコンピューター」
  「環境に優しい機能性セラミックス」


問い合わせは
 国立大学法人 東京工業大学 社会人教育院 事務室
 Tel:03-3454-8867/Fax:03-3454-8762
 電話受付時間 10:30~17:15(但し、12:15~13:15を除く)

info@kyoiku-in.titech.ac.jp

  当時は大きな声では言えなかったのだが私は夏休みや春休みの自由研究というものが大好きだった。休みに何を調べようかと思うとワクワクしていたのだ。友達とはどこに遊びに行くのかなどそんな話で湧いたものだが密かに調べたいテーマがいつもあったのだ。小学生の時は兎に角新聞記事の切り抜きをしてはそれに所謂コメントを書いていた。また、虫の採取が大好きで、虫取りの網を持っては虫をとり、図鑑と睨めっこした。海辺の生物を調べたいと海に行き、生簀のサザエに目がくらんで、咄嗟に飛び込んだのだ。そして救助された経験もある。今思い出しても可笑しい。
  今年の夏に「調べる学習コンクールinとしま」(後援/ NPO図書館の学校、豊島区教育委員会、としま未来文化財団)の最終審査員をすることになった。最終審査まで残った作品のリストが送られてきた。タイトルを見るだけでも、私の小学生時代よりず~っと優秀で「えっ!」と思う。秀逸なものが多く、一次選考も難航したとのこと。そんな優秀な自由研究から数点を選び出すとは・・・やはり大変なことであるなぁ。だが、この暑い夏を必死に研究に向かった小学生をはじめ、中高生に拍手!拍手!である。

ch12.その他 : また並んでいる・・・

  少し前から気になっていたのはネイルアートの店がどんどん増えてきたこと。数十年前に外国でネイルアートを学んだ女性がいろいろ説明していた時は日本で多分、は流行らないだろうなぁ~と思っていた。しかし見事に予想は外れ。綺麗なものからちょっと?のアートまでいろいろ見て楽しいが、その人の日常生活は想像したくない。
  そして、あれよあれよという間に増えているのが「金・プラチナ買い取ります!」のお店。流行っていないと思っていたお惣菜屋さんや中華屋さんが知らぬ間に買取の店に変身していることが多い。あまりの多さに地図上にプロットしてみるか・・・と一瞬考えた時もある。金の値上がりは本当にすごい。今は某有名店などは整理券が配られていて、数時間待ちと言っていた。本当に日本人は「待つ」ことが好きというか出来る国民だなあとつくづく思う。

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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