ch12.その他: 2011年9月アーカイブ

ch12.その他 : ゴーストライター

   会社人間から独立して、フリーのライターになった時にもいろいろな仕事の「話」がきた。会社という看板をなくした時は、すべて「自己責任」という中でしばしもがいたものだ。やはり会社とはおおきな看板だとつくづく感じるものだ。フリーになれば、すべて初めてのことに挑戦していく。お膳立てなどされていない現実。そんな「厳しい」世界を初めて体験するわけだ。


   ・・・ということでちょっと映画の話。『戦場のピアニスト』の名匠ロマン・ポランスキーによるサスペンス「ゴーストライター」。ポランスキーはベルリン映画祭で監督賞を受賞している。興味があったに是非。
   これは英国の作家ロバート・ハリスの小説をもとに、文筆家が直面する政界の暗部を描いたものだ。2時間少し。映画としてはふつう?だが、とにかく静かな緊張感とそして何とも言えぬ恐怖感。私自身はあまりゴーストライターなるものはしたことはないが、経験から「もしや?」という世界は十分に想像がでできる。だからこ生まれる恐怖そのものである。
  また主人公に扮したユアン・マクレガー。やはり上手い。「あっ!」「あ・・・」と1分の安堵感も与えてくれない熱演だ。そして「・・・・」のラストシーン。上手いとはこういうことかと思う。

ch12.その他 : お顔


   最近よく思うこと。人の「お顔」とはなんて不思議なものかということ。例えば、よくいう美人、美男であればいい!・・・というわけではないなと最近つくづく思う。これは一体何なのだろうか?実に不思議。
  ところで、日本相撲協会が28日に東京・両国国技館で開いた九州場所(11月13日初日、福岡国際センター)の番付編成会議と臨時理事会で、関脇琴奨菊の大関昇進を正式に決めた。琴奨菊は今月の秋場所で12勝。最近3場所で計33勝を挙げて昇進を果たした。しかし、この琴奨菊のお顔は何ともほのぼのするものだ。

  よく目は口ほどに・・・とかいうけれど、表情にはその人の「心」が映し出されるからだと思う。だからそれぞれのパーツがたとえどんなに良くても「心」が反映されていなければ全く魅力のないものとなる。しかし、見ているたけでほのぼとはた気分にさせてくれる「お顔」とは何ともいいものだ。

 

ch12.その他 : 海深くへ


地球に落下した大気観測衛星UARSはいずこ?米航空宇宙局が大気圏突入で燃え残った部品は全て、太平洋に落下したとみられると24日に発表した。なんでも北太平洋上空で大気圏に突入した可能性高く、この場合には全ての燃え残りは海に落ちたことになるという・・・らしい。要は確かなポイントは不明。まあ今後も分からず、海深くということだね。


 

ch12.その他 : 人工衛星UARS


   ちょっと前から落下!落下!と大騒ぎでしたが・・・使用済み人工衛星UARSが地球に落下すると発表していた米航空宇宙局(NASA)は日本時間で言うと24日の午後、地球に落下したと発表した。6トンとか?単純に1トントラックを6台、頭の中に浮かべていた・・・実に単純な頭だが。
  なんでも約800キロにわたって帯状に複雑な動きで落下するとみられている。落下地点がいろいろ言われているが、やはり絞り込みは難しいでしょ?やはり地球上の7割を占める広い海に落下してくださいと願うばかり。

ch12.その他 : 光より速い!?


   詳しくは学ばなかったが、光より速いものはないとするアインシュタインの相対性理論。23日に遠方から飛来するニュートリノを観測している名古屋大などの国際実験チームが、素粒子ニュートリノが飛ぶスピードは光より速いこの前提を覆すような測定結果を発表した。もし、これが確認されればアインシュタインの相対性理論に重大な欠陥があることになる・・・ということですが。
  ただ、研究者の方々は今回の結果には慎重。世界中の物理学者らに精査してもらいたいとウエブサイト上に全データを公開することにしたらしい。確認されれば、物理学における理解が根本から覆されることになるというけれど。ああ、あのアインシュタインのおどけた顔が頭に浮かびます。

 

ch12.その他 : 台風15号


   いやあ・・・すごい風と雨でした。暴風雨の中を必死で歩きながら、どうなるものか・・・と思いました。ただ昨夜のレセプションと重ならなくて本当に良かった良かったと思いながら歩いていました。
  台風15号は最大級ですな。丁度帰宅の頃、山手線をはじめ電車もすべて運転を見送り。駅構内には人があふれ、みんな疲れきった表情でメールや電話をしています。

  今朝は東京モノレールに乗っていたのですが、なかなかスリルありました・・・。その後のすべての予定をキャンセルすればよかったのですが今日の今日、どうにもならず本日もバタバタで終了しました。
  まとも?な傘も強風でぶっ壊れました。この私が飛ばされそうなほどの強風と激しい雨。いつもは気が付かない道路に何でこんなに、まるで池のような水たまり多いのか?と思うほどでした。全身びしょ濡れです。そんなこんなで、強風に吹き飛ばされそうになり、漸くバスを乗り継いで、歩いて歩いてそして歩いて帰宅です。
  
  福島県は暴風域で、浦山が崩れたり、川が氾濫したり。仮説住宅にも床下浸水とか聞きました。早く過ぎ去るまでじっと辛抱するしかありませんが・・・
  
  あっ・・・午後10時31分。関東地方でまた地震が・・・。茨城県北部は震度5弱ということです。マグニチュード5.3とか。台風による大雨で地盤が緩んでいるというのに、強い揺れは本当に怖いです。

ch12.その他 : 天災


   インドの北東部シッキム州で18日夜にマグニチュード(M)6.8の地震が発生したという。現地は停電が続いて、電話が通じない地域もあることなどから、犠牲者は今後増える可能性があるというが多分、大きな被害がでているのかも知れない。
  しかし、次から次へと発生する台風。今週はもろに日本列島をすっぽりのみこむようだ。特に今週水曜日はどうも交通機関も支障があるとか天気予報が伝えている。スケジュール表をみながら何とも・・・溜息。困ったな・・・が結構詰まっている。
  先般、タクシーに乗った時、運転手さんとたまたま3.11の話になった。高層のマンションから鉢植えが飛んできた光景は本当に怖かったという。尋常でない揺れにクルマを止めたものの、真っ青になった老夫婦が乗り込んできて「東京駅まで行ってくれ。新幹線で静岡に帰りたい」と言う。「新幹線は止まっている」と言っても「それでもいいから・・・」と乗り込んだ。漸く東京駅に着くと、中年男性が老夫婦を引きずりおろそうとする。「お客さん!やめてくださいよ」と言っても「小金井に行ってくれ」と乗り込んだ。そろそろガス欠になり危険なので、回送にして行こうとすると今度は男女の若いカップルがクルマの前で「乗せてくれ」と土下座している。状況を静かに話して断ろうとすると今度はクルマに猛然としがみついてきたという。「いやあ、あの日は人間の本性っていうんですか?見てしまった気がしましたよ。もう悪夢でしたよ・・・」と運転手さんは呟いた。みな、それぞれに悪夢だった。東京でも恐怖感で15階の住まいから一歩も出られなくなったという方もいるし、何人かの方は高層マンションを引っ越された。近い将来、首都圏にもやってくるといわれている。公式通りではないかも知れないが、来る確率の高さにはどうにもならない。しかしいろいろ心配していると殆ど一歩も歩みだせないようになってしまう。まあ天災だけは防げない。いつ、どこで、どうしているか?いろんな覚悟をして進むしかないな。


ch12.その他 : ギシギシした痛み


  何か、心が言葉などでは表現できないほどに痛むことがある。外出先で最近よく目にしてしまう光景だ。お年をめしたご婦人のために慌ててエレベーターのボタンを押したりすると「ありがとうございます」とゆっくりゆっくりと乗ってこられる。その瞬間、付添いというか、息子さんか?が背中をコンと押したり、エレベーターから降りたあとにご婦人の腕を強くひいたりしている・・・そんな光景だ。
  その母親の倍ほどの体躯の息子。か細く、小さくなった母親に対して何故?そうしなくてはならないのか?しかし他人の私は何も言えずに黙って見過ごす。そうとうなことがない限りは口出しも出来ぬ。その場をさる時のギシギシした気持ちがここ数日間に何度もあった。たいがいその息子たちは「ありがとうございます」の言葉もなくただ、ブツブツと言っている。時々、娘(嫁?)もいる。
  まあ、いい・・・しかし。そんな気持ちの連続だ。腹もたつことも多いかも知れない、しかし、白熱するほどに冷静に考えれば、今、あなたがいるのはその母親がいたからではないか?決して、私はきれいごとを並べていない。生活の中ではいろいろある。人が生きるのだからいろいろあるのは当然だ。しかし、とつきとうかという時間、育み、産み、そして、最初に乳を与え、あなたを育てたのだ。そんな思いばかりが頭の中を駆け巡る。
  先般も「90になる母親が少し認知症も入ってきちゃって。(排泄関連の言葉)やってられないですよ。今、少し(ケアする場所)連れて行ってもらっているから、ほんとに、せいせいしています」という言葉も聞いた。そうか・・・せいせいしてしまうのだと。ギシギシした痛みは当分消えそうもない。

  人が健やかに、そして人に対して優しい気持ちでいられるように生きてそして死んでいきたいものだとつぐづく思う。
  「そんな子どもに育てたのも全て親の責任だ!」ということも言う人もいる。子育てとは日々の生活の小さな時間、小さなことの積み重ね。あとになって気付くのだ。いろいろなことが目の前に現れるのだ。冷酷な言い方だが、気か付いた時は、もう遅いのかも知れない。
  だからこそ、命を与えられたその日から、日々を平凡でもいい。精一杯生きていくそんな気持ちが大切なのだね。

oroka_wall_1_800_600.jpg 2011年9月25日(日)銀座 文祥堂イベントホールで行われる「東日本大震災被災地の動物応援イベント」のお知らせです。入場料無料。   命をテーマにした映画OROKA上映会!全盲のアーチスト栗山龍太さん&盲導犬ダイアン、動物大好きアーチスト水谷学司さんのミニライブ!盲導犬歩行体験など盛りだくさん。 また、もし東京で大震災にあってしまったら、家族同然のペットはどうなるの?パニックにならないためにも被災したときのペットへの対応講座(東北大震災の事例など紹介)、さらにわんちゃんデザインのグッズ販売もあります。

OROKA上映

OROKA オフィシャルWebサイト

OROKA YouTube 予告編
映画「OROKA」は第6回山形国際ムービーフェイスティバル :: 2010年 アニメ・CG部門 最優秀賞作品です!

ch12.その他 : 失踪

  情報番組のリポーターの奥山英志さんなんと今年4月頃から行方不明になっているニュースを少し前に聞いてから、いろいろ考えていた。奥山氏の関係者でもないからあれこれ言うことも資格もないのだが、刑事ドラマであるように辣腕刑事でもでてきて、早く事実をご家族に知らせてあげたらと思う。
  家族の心配ははかりしれない。ご兄弟があの大震災の翌日に電話した時には連絡がついたものの4月中旬から電話が通じなくなったらしい。ついには携帯が料金未納のために使えなくなったのでお兄さんが支払ってひたすら連絡を待っているという。
  この時代、何よりもその人と繋がれるというか直接に連絡できるのが携帯電話だ。しかし、その繋がりというものをもしも否定したら携帯は全く必要のないものとなる。通帳もなくなっているらしい。生きるためにはお金も動くだろう。しかしこのお金の動きさえがなくなったら・・・と思うとやはりただごとではないのだろう。部屋に残されていたという4月5日付のスポーツ新聞。新聞は宅配しておらず駅売りかコンビニで買ったものだろう。4月5日の朝にはスホーツ新聞に目を通しているのだろう。これが気にかかる。
  


まだまだ残暑が厳しいです。明日、明後日がこの暑さのピークとなるようですが・・・
さて、公益財団法人深田地質研究所の一般公開のご案内です。申し込みは不要。入場無料です。全館禁煙。興味のある方はどうぞ。東日本大震災関連の展示もあります。

◆日時:2011年10月8日(土)10:00~16:00
◆会場:深田地質研究所(東京都文京区本駒込2丁目13番12号)
TEL/03-3944-8010
FAX/03-3944-5404
(駐車場はありません)

◆講演 14:00~15:30
「伊豆半島ジオパークへの旅 南から来た火山の贈りもの」
講師:小山 真人 氏 (静岡大学教授)
講演概要:ユネスコが支援する「ジオパーク」は、地域の地質学的歴史とそれに関わる人間社会をテーマとした経済・文化活動を展開し、それによって地域の振興と再生をめざすという壮大なプロジェクトである。伊豆半島でも今年3月に地元7市6町が推進協議会を設置し、認定のための本格的な活動を開始した。その構想や現状を紹介する。

◆展示
・ 東日本大震災関連
  スライドショー、ポスター展示
・ 実演・体験
  地震研究:砂山崩し実験装置
  津波実験:小型造波水槽による津波実験
  地震防災:液状化実験、震度体験、地盤診断
  岩石観察:薄片の顕微鏡観察
  地形観察:地形図、空中写真の実体視
・ 研究所の活動内容と研究成果
  研究成果パネル、深田研の出版物 、ジオ鉄
・ 標本・資料
  アンモナイト化石、オウムガイ、世界のクリノコンパス
  手で触れられる岩石標本、海洋底岩石、花崗岩の亀甲石
・ 映像
  地震防災関連・地盤掘削の映像展示

◆作って楽しむアンモナイトアクセサリー
 化石の型どり体験&アクセサリー作成:先着40名まで

◆地質、地盤よろず相談
 専門家が疑問にお答えします。

展示のご協力
応用地震計測株式会社, 応用地質株式会社, 小倉公雄氏, 海洋研究開発機構, 産業技術総合研究所, 大成建設株式会社、防災科学技術研究所(五十音順)
詳細は深田地質研究所

 

ch12.その他 : 数分の光景


   先般、早朝から仕事でお台場へ行った。天気もよく、青空。時間の余裕をもって大好きなゆりかもめに乗る。車内は結構外国語が飛び交っていた。観光か?午前中に何とか済ませて、りんかい線に乗り換える。丁度昼どきだった。ああ~、このままだと多分、昼抜きになってしまうな・・・と電車に乗っていると次の駅でチェロか、楽器を抱えてすっと男性が乗ってきた。白髪であった。演奏の練習の帰りかな、それともこれから演奏に行くのかな?と思ってみている。彼は座席につくとバッグからこれまたすっとヤマザキのランチパックを出してパクッと食べ始めた。パクッパクッ。電車内で飲食することは大嫌いな自分は、いつもこうした光景を見ると不快な気持ちになってしまうのだ・・・・。しかし、何ということか、外からの光を浴びて、その光景はまるでコマーシャルのようにきれいだった。ランチバックの中身はなんだろう?とはじめは気になっていたものの、しばし釘づけでその様子を見ていた。パンを食べ終わると野菜ジュースのパックを出してスーッと飲み干した。あらら・・・と思っていると次にミネラルウオーターをスッと出してゴクッ。それは数分の出来事であったが実に綺麗なシーンだった。こんなことがあるのか?と思っているとその男性は電車を降りて、ホームに消えて行った。

ch12.その他 : 2011年台風12号

   台風12号はゆっくりゆっくりと日本列島を覆いながら北上していった。とくら3日の夕方からは紀伊半島を中心に甚大な被害をもたらした。集落ごと水没するなどで壊滅的な被害を受けた地域もありという。救助も困難をきわめている。
  ニュースで和歌山県那智勝浦町の寺本眞一町長の自宅も被害にあい、結納の日に御嬢さんが亡くなったということも知った。そして奥さんも行方不明だという。災害対策本部長として陣頭指揮に当たっている町長は「まず自分の仕事を」と。ほんの数分の娘のご遺体との対面。どんな気持ちだったのかと思うとその姿はあまりにも胸が痛む。「ちょっと外を見ていくる」といった娘が流されたと奥さんから電話を受けた後にはもう連絡が出来なくなっていたという。本当に情容赦もなく襲いかかる自然の猛威。
 
  なぜ避難できなかったかという人がいるが、土砂災害はそれこそ予想も出来ないことが起こるのだ。
どこから山か崩れ落ちるかなどは判断も難しいだろう。その土砂は川の一部をせきとめればその流れも一瞬のうちにかわる。「まさか」という事態が起こるのだ。今、ゆっくり台風は北海道へ。とにかく、その台風を止めることはできない。少しでも被害が少ないことを祈るしかない。


ch12.その他 : 予感


  時々自分の「予感」というものがすごく嫌になる。例えば仕事の世界では人生の中で少しは時間を使っているからいろいろなシーンでこうなるな?相手の要求はこうかな?多分こう進むのだろう、もしダメな場合り理由は・・・と大体けんとうがつく。そうか、予感ではないか・・・。でも生活シーンの中で、「あれ」と口には出さぬものの、何となくという瞬間があるのだ。これが予感か?だからこの予感がいい予感なら楽しいけれど悪いことになると暫く胸が痛くなるのだ。

  昔の勤務先の仲間と退職した今もほぼ定期的にミーティング(と言いながら飲み会か?)をしている。フジサンケイグループの中堅社員研修の仲間だ。みな同期でもないので年齢は様々。定年組もいる。定年後も会社に残ってまだ現役バリバリもいる。しかし仲間の一人がなかなか連絡がとれず。きっと退職後に夫婦で世界一周しているんだよなんて言っていたのだが・・・そういいながらも私の中で例の予感があったのだ。口には出せない。メンバーの中では私が一番あっけらかんとした考えを言うのだが、実は予感がしていた。
  確認の為に「退職とは聞いていますが何月何日付でしょうか?」と会社に電話を入れた。しばらくして同期だったという人が「ああ、吉田いち子さんでしたね」と電話に出てこられた。「昨日、お宅にお電話いれましたがご不在でした。Sからはいつもお名前を聞いていました・・・」と言う。その瞬間、そのあとの言葉が想像できた。多分・・・亡くなったのだろうと。「実は遺言があったんです」と話す。Sさんの死の知らせが遅くなってしまった理由、そしてそれまでの内容を話してくれた。そしてSさんが体調を崩し、病院へ行った日。その同期にこれからのことを相談した日。医師から最終宣告を受けた日。そして亡くなるその瞬間のことまでを語ってくれた。「何故?何故?」と思いながら、電話口で私は必死にメモをした。書きなぐられたメモ用紙にはSさんの壮絶な時間があった。その日々の記録にもう声も出ない。涙が頬をつたう。やりきれない気持ちでメンバーへ連絡をする。享年63歳か。今の時代では若すぎる年齢だ。メンバーとは言っても大先輩の死だ。がむしゃらに働いて働いて。時間というか本当に余裕が出来たら、みんなでどこかに遊びに行きたいね~と話していたばかり。なんということか!来週予定されていた例会ではみんなで思いっきりSさんの思い出を存分に話したい。社員研修のレポートをSさんとまとめたこともふっと思い出した。
  辛い時間はやはり時間が解決してくれるのだろうか?そんなことを思っていると本の間からSさんが以前「トラで夢に出てきて怖かったよ」という私の話を聞いて、あとから夢判断書で調べてくたれコピーが出てきた。


   東日本大震災後初の「防災の日」。全国各地で防災訓練があった。政府の訓練としては、東京湾北部を震源とするマグニチュードM7・3の地震が発生し、東京、埼玉、千葉、神奈川の1都3県で震度6強を観測したとの想定としての試みも実施されたらしい。
  しかし今になって思い出しても、あの3.11の時以来、その時に自分がどこで何をしているのかはもう運命かな・・・と思う。あの時、たまたま次の予定まで1時間ほどの余裕があった。いつもならせっかちの私はすぐ電車に乗っていたと思う。しかしあの日はどういうわけか、「まあぎりぎりでいいかなあ~」と思い、某所で締切の原稿のチェックをはじめていたのだ。通常の自分では考えられないほどゆっくりというかぐうたらモードだ。そして、あの揺れを経験した。多分、電車に乗っていたら・・・と思った。その日の夜の行動は全く違うものになっていただろう。打ち合わせ相手と連絡は取れず、あの不可思議な時間が流れた。
東北では想像も出来ないことが人々を襲ったのだ。その数秒前まで誰もがふつうの日常生活だったのだ。


  防災グッズが売れているらしい。おしゃれなものも多い。「パンも美味しいわよ」なんて何の話か分からない人もいる。しかし、その時、自分がどこにいるのか?と思ったら、そのグッズはどうなるのかしらと。とりあえず、現在、バッグの中には笛を入れている。笑う人もいるが笛を入れた。
  「地震が来ないことを祈って」と言う人は多いが、天災ばかりはとても人間でははかりしれないことばかり。ただ、何とも言えないが、兎に角冷静でいたい・・・冷静に行動したいということだ。今朝からあすから週末の仕事だイベントだ打ち合わせだと、台風接近による予定変更などでみんながかなりテンパっているので、その空気にヘトヘト状態となった。全く!脆弱そのもの。しかしエネルギイ空っぽ状態。やはり生身の人間は休みが必要であるのだろう。

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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