ch12.その他: 2012年12月アーカイブ

ch12.その他 : 仕事納め

年の暮れともなると「仕事はいつまでですか?」と聞く。28日に仕事納めが多いようであるが、私は29日の夜のイベントが最後かな。しかし30日,31日と怒濤のような来客が。まあ、今年の暮れはこんな感じかな。そしてまたまた2013年がやってきます。思い出せば、最後の最後の追い込み作業で、寒風吹きすさぶ地方都市のプラットホームに立ちすくんでいた・・・そんな大晦日もあったな。あの日があって、そして「今」があるわけだ。

ch12.その他 : 師走の風の中で

 先般、浅草の裏観音で35年間やってきた小料理屋が店を閉じた。女将はいつも着物をぴしっときていた人であった。小上がりとカウンターは大人8人も座ればいっぱいになる、そんな小さな店ではあったがいつも笑い声で満ちていた。
  活気ある時代は店がいつも大賑わい。「お客様でいっぱいで一人も入れなかった。そんな時もあったのよ」と女将が呟いた。「旦那衆もみんなねぇ・・・亡くなってしまった」。もう少し、店じまいを延期できないのかと私たちは精一杯願ってもいたが、女将は首を横にふり「潮時ね」と静かに笑った。お客が一人も来ない夜もあったという。そんな夜は一人静かにカウンターに座り本を読む。誰も来ない。時間が流れ・・・そして。ある時から、そう、時代の風向きが変わったのだ。
  私はその夜、店の看板から店内へとくまなく撮影をした。いつも大荷物置き場にしていた小上がり。壁の絵。活けられた季節の花。ネームが年月と親しみが込められているボトル。一枚一枚、想いをこめて撮った。「わたしは、いいわよ・・・」と恥ずかしがる女将がその一枚にひっそりと佇む。「有難う」と。2012年の師走。この時はこの時しか無いんだね。毅然と"この時の風"を感じながら、私は深く礼をした。「少し、骨休みでも・・・」と言ったが冷たい北風が強く吹いた。

ch12.その他 : 柚子湯

  ついにこの日が来たという日であろう。「2012年人類滅亡説」。マヤ文明において使われていたマヤ暦の1つ「長期暦」が2012年12月21日ごろに区切りを迎えることから言われた終末論だ。そういえば、昔、ノストラダムス大予言というのもあったな。確かに、世界各国の状況を鑑みれば人類にとって辛いことも多い。日本でも南海トラフのことを考えれば、例えば焼津。地震がきて海辺には2分後に津波が押し寄せるともきいた。ノロウイルスとやらも流行している。新型も出現。特効薬もあるやなしや?情報過多ともいえる現在は、あまりにもいろいろなことが想定できるからこそ、脆弱な部分が露呈してしまうのだ。いつも結論が出ないまま、あまりにもつかまえようのない、その地球の歴史の凄さというものか・・・。今日は冬至の日。これからますます寒くなる。なんとか無事に終わり、柚子湯にでも浸ろう?その香りに酔うか。


ch12.その他 : 新春座談会

本日は午後から豊島区の高野区長との新春座談会。地元で頑張っている若手の企業オーナーたちとの熱気ある座談会であった。何よりも地域を愛する気持ち、そうしたものがよりより街を作っていくものだということが分かる。

ch12.その他 : 勝敗

選挙速報続々。まだこれからではあるが、現職議員もなにも関係ないという今回の衆院選。民主の敗北がこれほどとは思わなかったが・・・。民主からくらがえした議員も結局だめということだな。

ch12.その他 : 顔つき

  日頃、いろいろな方々とお会いすることが多く、特に感じていることは「顔」は人生の縮図であるかな?ということだ。美男であるとか美女であるとか、そういうことは関係ない。若い頃はまだ不明の部分が多い。加齢するとそれは如実に現れてくる。それこそ昔は美男だった、美人だったなど全く関係がないことが分かる。例えば、その人のものの考え方とか、性格とか、考え癖とか、まあ人生の諸々をざざっと背負い込んだのが「顔つき」である。だからこそ!というのもほ変な話だが、不思議なとほど、人と会うのが面白くなるものだ。よく言われる、しわの一つも人生を語っている、そんな人間になりたいものだ。

  いよいよ衆院選。候補者のポスターをじっくり見てみる。やはり。政治家もまた「顔つき」は人生の縮図が大いに現れているな・・・そんな感じで見ている。


   産業技術総合研究所の岡村行信先生の「巨大地震・津波の想定と課題」についての話を聞く。津波堆積物の話を聞いているうちに、一人の人間の生き様など本当に小さなものだと思う。対抗も出来ないほどの宇宙の中の地球の生き様の中にのみこまれている。そんな中でも、生命が生まれ、そして死に、また生まれるこの不思議さ。  講演の後、「豊島の記憶の遺産」プロジェクトのミーティングの為、立教大学へ向かう。今回、取材、撮影をしたラフの映像と編集のチェックをする。映像が流れる中で、「ああ!」という心の叫びを聞いた。多くの人々が生まれ、そしてこの世を去る中で、ほんの一握りでもこうした「記憶」が風化されることなく未来へ託されていくのか!と思ったら、体が火照った。巨大な地球の中のちっぽけな人間たちのちっぽけ生活と記憶であっても、かけがえない痕跡があるということ。ミーティングが終わり、教室から出ると、正門のところのクリスマスツリーのイルミネーションが冷たい空気の中で光を放っていた。地球の底知れぬ記憶などと比較してみたら、何もかもが一瞬の出来事である。

ch12.その他 : TPO弁えて~てへぺろ

女子中高生が選んで携帯電話でよく使う言葉に贈られる2012年の『女子中高生ケータイ流行語大賞』の金賞には「てへぺろ」。はぁ?と中年となると全く分からない。何となく想像する。てへっと笑ってペロリと舌でもだすか・・・と思って、調べてみた。なんでも声優の日笠陽子さんが考案したフレーズということで、うっかりした時に、てへと笑ってぺろっと舌を出す仕草の擬態語ということだ。まあ、正解に近いかな。
以下、「きゃわたん」「ワイルドだろぉ」「テンアゲ」「あーね」「りょ!」「いもる」「ズッ友」「いちきた」などと続く。ワイルドだろぉ~しか分からないな。しかし、美しい日本語をというと「何?」と言われそうであるが、やはり日常は美しい言葉を使いたいものだ。最近はドラマの台詞でも「やばっ!」とでると本当に暗澹たる気分になる。やはり、これはやばっ!なのだと思う。

ch12.その他 : 夜の地球

earth-at-night-asia_t.jpg小学校の低学年の頃。「宇宙」の図鑑がお気に入りだった。枕の下にはいつもその図鑑があった。夜、眠る前に必ず開いてはその想像も出来ないほどの未知の宇宙空間へ子どもながら飛び立ったものだ。自分の住んでいる星以外にも宇宙には沢山の星があるものだとその夢はいつまでも膨らんでいった。 さて、アポロ17号の乗組員が地球の写真を撮影してから約40年。NASAが、夜の地球の姿を鮮明に映した衛星画像を公開している。スオミNPP衛星に搭載された特殊な赤外線画像装置を使って撮影されたもので、高解像度で画像化され、例えば海上の1隻の船の明かりまで認識することが可能。よく見れば「ああ!地球か!」と感動する。美しい夜の地球。100万ドルの夜景をぶっとんで、それは何か神に近づいた感さえある。

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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