ch12.その他: 2008年6月アーカイブ

ch12.その他 : 盆庭


   今日は朝から大雨であったが、ちょっと胸わくわくだった。というのも、西尾公一さんの製作した"盆庭"(BONTEI)を赤坂にある展示ショールーム「My Room 赤坂」に運び込んだのだ。ここには、「オッ!」と思わせる優れた商品が展示されている。日本全国にある小さな企業や個人でも実にユニークで素晴らしい商品の数々にふれることが出来る。
  実は西尾さんの本職は実は工業用の塗装のお仕事であるが、あるセミナーで"盆庭"のことを知り「それって、箱庭の事ですか?」と聞いた。西尾さんは満面の笑みを浮かべていろいろ説明してくださったのだが、当初、いろいろ聞いてはみるものの何かピンとこない・・・・・。「では一度現物を見たいので是非!」ということで先般"実物"を拝見した。感動した。そして私の実に偏った感覚と知識、そして描いていた「箱庭」のイメージが一気に消え去ったのだ。

  「My Room 赤坂」の主である長尾吉彦さんも「感動した・・・」といいながら、愉しそうに"盆庭"を見ていた。小さなスペースに広がる渓流、木々、湧き水の池までももある。「釣り人がいるのは分かりましたか?」と西尾さんが聞いた。「ええっ!?」とびっくりしてよくよく見ると渓流で釣り人が釣りをしているではないか!
  日本の美しい四季を楽しめるようにこのスペースでもそれぞれの四季を作り出すことが出来るという。「この盆庭を作っている時の顔つきは本業の時の自分とは全く違うんですよ」と西尾さんは嬉しそうに笑った。鬼のような(失礼!)真剣な表情が多分少年のような表情にかわるのだろうと想像してみた。
  いろいろな角度から写真に撮ってみたが、やはり画像で見るものと実物の素晴らしさは違う。うまく撮れたようでもうまく撮れていない・・・そんな感じだ。渓流の水の音。f分の1の揺らぎか・・・・暫く、私たちはその"盆庭"の世界に漂っていた。

「My Room 赤坂」
電話 03-6807-0954
メールはこちらへ

ch12.その他 : ん・・・・・不気味な噂


  なんとも・・・・・このところ不気味な噂をきく。「8月6日に関東大震災並みの地震が東京を襲う!」というものだ。何人もからその噂を聞いた。その一人に「出どころは?」と聞いたら「友人が言っていた。その日は東京から離れたほうがいいって」と言う。その日だけ東京を離れる・・・という事もできないだろう。その事を言った友人を訪ねて「誰が言った話ですか?」と聞けばよいのだが。延々と続くのだろう。
  しかし、富士山大爆発という噂がでた事があったが、これに似た話なのだろうか?しかし「8月6日に東京で」とまで言われると何とも不気味である。

ch12.その他 : 頑張れ!枝豆王子!


   まさに枝豆はこれから旬!旬!の季節を迎える。
枝豆王子こと児島啓介さんが本を出版した。『いつだって枝豆! CD付』(青春出版社)。枝豆の魅力がたっぷりつまって6月19日に発売。
  「4月は一ヶ月間ほどこもりまーす」と言っていた枝豆王子。やったね!妙にウレシイ。
  気がつけば溜息が出てしまうほどに自己顕示の強い方々が多いこうした業界の中で、王子のあまりに良すぎる?人柄。思わず「フレーッ!フレーッ!」と応援したくなる人なのだ。枝豆王子の"枝豆"へのふかーいふかーい愛情が伝わってくる一冊だ。

『いつだって枝豆! CD付』はこちら


  最近、私の近くにいる人々がおかしな?というか面白い?ことを言う。
「先行き不安を解消するためになんか資格をとっておこうと思う」と言う。勿論、チャレンジする精神は素晴らしいことであるし、そのエネルギイもいいなと思うのだが、「なんか資格」?って何? 「先行き不安」というよりそういうことを言うその人の「今」が心配になってくる。話しを聞いていくと、その資格をどう生かしていきていか、具体案をまるで考えていない。「とれば何とかなるでしょう?やっぱ、手に職でしょう?」とか言う。とっただけでは何とかならない現実を知らなさ過ぎる感。手に職と自信を持つ、そして要はそれでビジネスとしてお金を得るのであればより具体性が必要だ。趣味でなんとなく通ってみようかなあ~のお教室ではない。何となく不安解消の為の資格などない・・・・と最近は強く思う。
  そんな人々に例えば「じゃあ、何か最近気になる事は何?」と聞けば、ワイドショーなどで繰り返しているネタ?のやきなおしばかり?要は「思考」がストップしているように感じる。それこそが「気になって」「不安」である。且つそれを指摘しても思考していないから不安の意味が分からない。いつも「~が言っていた」「書いてあった」の表現。自分の頭で考えていない。そんな人々が何の資格を取ってどうしていくのか、私自身がこんなにカリカリすることもないのだが・・・。

  なんとか力~というのがブームのようであるが、まさに「地頭力」だ。さて、これは何と読むのか?


  正解は「じあたまりょく」。これは仕事や人生の問題をスピーディーに解決する「考える力」のことで、①結論から考える「仮説思考力」②全体から考える「フレームワーク思考力」③単純に考える「抽象化思考力」が三大構成要素となっているそうだ。ビジネスコンサルタントの細谷功さんが広めた言葉だ。
  日常生活で起こりうる様々な事象をこの「じあたまりょく」で分解していく。思考することの楽しさが発見できる。如何に、自分が日常生活の中で「思考」していなかったことが分かる。こわいほど分かる。人間とは「思考」しなくても「何となく」生きていけるものだということが分かる。しかし「思考」していなかつた時間が長いとそれは本当に取り返しつかないほどの時間の蓄積を感じるだろう。
  「思考」に年齢はない。「思考」を止めた時点で、考えない人になってしまう。たまにはロダンの「考える人」のようになろう・・・・


読んでみませんか?『いま、すぐはじめる地頭力』の紹介

ch12.その他 : It's raining

 
  梅雨。こんな時期は何となく毎日の空模様が気になる・・・・・。

  先般、ある会合があった。前日からよく降るものだと溜息がでるほど雨が降っていた。早くやまないかなあと思っていたが、雨はやまない・・・・。
  ふと、「雨がぱらついて・・・」とか「そぼ降る」など状況によって表現が美しい日本語とは、なんと豊かな言葉だろうって思った。It's raining!でもね!その日の雨はまさに土砂降りか。
  会場に到着した時、みなさん「いやあ、凄い雨降りねぇ」「酷い降りですねぇ」などだいたい凄いとか酷いとか。もし若者がいたら「マジすごいっスよ~」や「ヤバクないっスか?」なんて、また始まったかという表現をしてくるのだろう。
  そんな事を思っている時、ある女性は会場に入ると息をきらしてこう言った。「バケツをひっくり返したような雨ですねえ!」。そして彼女はその表現を繰り返していた。久しぶりに聞いた表現。
  その日の雨はよく落語に出てくるような「車軸を流すような雨」とでも言おうか。昔なら牛車か?ちょっと近い過去で言えば、大八車か?まさにそんな雨の日。彼女の一言がとても嬉しくかった。

ch12.その他 : 貢献


   今、地域キャラクターブームのようである。アンパンマンの作者である漫画家のやなせたかしさんが新潟県の米粉製品をPRするキャラクター「コメパンマン」を発表した。お米から作るパンやお菓子、麺などとよりバリエーションが広がり、米の消費の回復に貢献する。
  このコメパンマンはアンパンマンの幼馴染とか?米粒の形をした目と髪型、頭には米粒をのせている。胸には「米印」が。やなせさんは新潟 県からの「小麦アレルギーのせいで食べられるメニューが限られた 人々を救う」という県の取り組みに共感されたという。しかし、とてももうすぐ90歳というやなせたかしさん。とてもとても信じられない。あれほどのパワー溢れる活動に感激だ。「大切なのは"喜ばせごっこ"かな」とにこやかに語るやなせさんの姿をテレビで見て、ああ、仕事を通して、こんな貢献をしたいと心の底から思った。

ch12.その他 : 毎日毎日・・・


   友人が、足を怪我して痛い痛い・・・・ということで「兎に角、早く病院に行ったほうがいい」とすすめていた。"足の裏"の怪我ということで、しっかり見たわけでもないのでどんな状態であるのかは分からなかったのだが、「梅雨時は化膿し易いし本当に気をつけて。早く病院に」と言っていた。
  「昨夜も母は相変わらず・・・・・なんか爆発したら、痛みが消えちゃったのよ。足の痛みもストレスなのかな?」なんてメールがきた。???・・・・・と、ますますわけが分からなくなっていた。
  長い間、高齢のお母様の看病をしている彼女ではあるが、本当に家族の看病とは大変なものだとつくづく思うのだ。ホームヘルパーさんや兄弟たちとてわけして看病をしていても「本当に疲れるわ~」という時折彼女の口から洩れる溜息に返す言葉が見つからないことがある。特に自宅での看病は毎日毎日・・・・・の連続だ。身内は我儘もでる。
   ふと、脳内出血で入院していた父が退院し、自宅でリハビリをしていた頃の事を思い出した。思うように体が動かない父は、家族にちょっとした事でもあたった。明るかった父の変貌ぶりに悲しかったが、我儘?ぶりには時は腹立たしくなって無視したり暴言を吐いたこともあった。心の中では病気の父に詫びて・・・詫びていた。しかし、忙殺され、疲労困憊の日常生活の中では、やはり人とは完璧でなれないものだ。"大変大変"とはいうものの看病は育児とはまた違う。終わってみれば・・・・・そんな気持ちにもなるのたが、まさに"最中"は闘いである。永遠の別れが来て、そして日々が過ぎ去った時だからこそ、いろいろな事が客観的に見ることができるのだ・・・・・・。だからこそ、今、まさに親の看病真っ只中の友人との会話の中で、何か少しでも彼女の気持ちがほっと出来るように自分が何かの役に立てればいいなあと思う。

ch12.その他 : 大漁!

   最近は地球温暖化に因んだ番組が多いなあ・・・・と思っていたところ、石川県能登半島の輪島漁港で、本マグロの大漁が相次いで前例がないほどの水揚げ量に、関係者も首をひねっているというニュースを見た。これも異常気象が原因なのか?
 6月3日に出漁したまき網船団18隻が深夜0時頃、能登半島沖で本マグロの大きな群れを見つけ、4時間余りかかって、約500本の本マグロを水揚げしたそうだ。「本マグロ!」と思わず、声がうわずってしまった。聞くところによれば輪島漁港では、2日前にも能登半島の定置網に本マグロ250本近くが水揚げされたばかりとか。一体どうしたのだろうか!「本マグロ!」とまた声がうわずってしまった・・・・・

ch12.その他 : 禁煙貯金


  5月31日の日曜日に友人たちと楽しく集まった。一人が禁煙して丁度1年経った。その期間に「禁煙貯金」なるものを貯金箱にコツコツと貯めた。この日に「丁度1年経ったよ」としみじみ語った。当初はなかなか辛かったものの1年とは意外と早く経ったようだ。
  チャリーンチャリーンとその貯金箱のお金がまとめられた。一部はまた、皆でちょっと旨いものでも食べて、何よりも寄付したいと言う。そしてその使い道についてあーだこーだとしゃべっていた。
  そして月曜日の朝、メールが入った。「16万1540円でした!」と。それまでは紫煙となっていたものだね・・・・・一日一日の積み重ねとはやはり偉大だね。何事もコツコツはいいものだ。まさに"雨雫も数落つれば岩の穴"か。

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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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