ch12.その他: 2011年12月アーカイブ

ch12.その他 : 2012年を前に!

  2011年も今日で終わりだ。大晦日。いつも感じることだがなんか不思議な感覚だ。次の年へ脱皮していく、そんな感じだ。今年も本当に突っ走ってきた、そんな気がする。
  コツコツコツコツ、これからもこれで行こうと思っている。これしかないのだ。そして、探究心は忘れないが、執着は捨てる、そんな姿勢で2012年は生きて行こうと思っている。
  2011年に出会い、いろいろお世話になった方々、本当な有難うございます。そして今後ともよろしくお願いいたします!

ch12.その他 : 47年目の幕が


  新橋にひっそりとある某クラブが年末で閉店となる。マスターから届いたメールの一つ一つの文字が心を打つ。
  昔々のその昔・・・。大先輩が連れて行ってくださったのが最初。まだまだ、ひよっこの私の前には落ち着いた大人たちが会話を愉しみ、グラスに酒を注ぎ、そして笑いあっていた。帰り際にマスターが「いつでもいらっしゃってください」と言われるものの、本当の大人にでもならない限り、決して踏み入ってはいけない、そんなクラブだったのだ。

  昭和40年7月新宿駅南口に開店した「C」、歌舞伎町の「N」などを経て新橋に落ち着いたという。なんと通算すると47年だという。
  「手探りで始めた商売ですが、この歳まで無事生き延びることが出来たのも、偏に皆様のお陰だと深く深く感謝致しております」というメッセージがマスターの歴史を語る。そして「本当に、本当に長い間、有り難うございました。年内にお会い出来なくても、何処かでまたお会いしましょう。お会いしたいですね。何時でも声をかけて下さい。それまでお互いに元気で、残りの人生を楽しんでいきましょう」と人懐っこさを感じる。"残りの人生"か・・・。皆が共通に持っているもの。それを楽しんでいきましょうと閉店を前にいうその潔いしめ方に胸の奥がぐっときてしまった。
 
 いつも下さるメールには人懐っこく、温かい句がある。 
 
 ほっかりと鳥の巣浮かぶ冬木立

 逝き人に思い巡らす年の暮れ


自分の一年を振り返ってもいろんなことを思い出す年の瀬である。

ch12.その他 : 深い悲しみ

病は気からとは本当にあるものなのだ。人とはストレスでも病気になってしまう。

  ネットのニュースで東日本大震災で被災した宮城県と岩手両県の看護師について、震災から半年の心理状態を調べた調査があった。その結果、PTSDつまり心的外傷後ストレス障害の疑いがある人が30%、不安や鬱の症状がある人が70%という。被災者であっても仕事として患者さんへのケアがある、そんな心理的負担が大きいという分析である。

   しかし・・・それは当たり前の事だろう。東京にいた自分でさえ、あの初めての大きな揺れの中で困惑しいてた。携帯電話だメールって通信不能。そして交通麻痺。人々は殺気だっていた。バスに強引に乗り込む人々の姿は本当に・・・。都会のあのパニックでさえ今思い出しても気持ちが変に騒ぐ。テレビ映像の津波の事だって知識でしか知らなかった自分。家も、そして大きな船をものみこむ津波の恐怖。
  ましてやテレビ映像などでなく。体験された方々。大切な家族や友人の命さえをも奪われたらと思えば悲しみにカラダが震える。

  春がきて雪がとけるように・・・なんて表現では気持ちなどおさまるわけがない。命あるかぎり記憶がある限りその深い悲しみは消えない。決して忘れるわけはない。記憶だって思い出だって何もかもだ。
  しかし、人は深い悲しみとともに踏ん張ってでも生きていかなくてはならないのだろう。

  

フレンズグローバル主催の C.W.ニコルさんの講演会のお知らせです。
【日時】2012年1月15日(日)13:30(開場13:00)
【会場】 四谷駅前・主婦会館プラザエフ(9階)
【テーマ】私の日本・My Japan!
【参加費】2500円

【お問い合わせ】 フレンズ グローバル(NPO法人)
〒102-0083 東京都千代田区麹町6-2-6 ユニ麹町ビル4F
TEL:03-6328-1203 FAX:03-5215-7073
【会費のお振込み先】 三菱東京UFJ銀行 麹町支店
店番616 普通 0098959 特非)国際親善交流協会
フレンズグローバルは、『世界の人々と、草の根交流で、相互理解を深め、明るい未来を生み出そう』 という趣旨で創られた団体です。

【講師プロフィール】
1940年7月17日 英国ウェールズ生まれ。17才でカナダへ渡り、その後、
カナダ水産調査局 北極生物研究所の技官として、海洋哺乳類の調査研究にあたる。
1967年より 2年間 エチオピア帝国政府野生動物保護省の猟区主任管理官に就任。
シミエン山岳国立公園を創設し公園長を務める。
1972年より カナダ水産調査局淡水研究所の主任技官、また 環境保護局の環境問題
緊急対策官として、石油、化学薬品の流出事故などの処理にあたる。
1980年 長野県黒姫に居を定め、以降、執筆活動をしている。
1995年7月 日本国籍を取得。
2002年 自ら荒れた森を購入し、生態系の復活を試みる作業を20年間行い、
財団法人C・W・ニコル・アファンの森財団を設立。
2005年 英国エリザベス女王陛下より名誉大英勲章を賜る
1993年より 国際松濤館空手道連盟顧問。 (財)屋久島環境文化財団特別顧問。
1994年 内閣官房「21世紀地球環境懇話会」委員。
1997年 内閣官房「子どもの未来と世界について考える懇談会」委員。
2002年 内閣府「未来生活懇談会」委員。 2003年 東京都エコツーリズム・サポート会議委員
2004年 環境省エコツーリズム推進会議委員
2005年より 京都大学フィールド科学教育センター社会連携教授
著書:『ティキシー』(角川書店) 『勇魚』(文藝春秋社) 『風を見た少年』(文芸春秋社)
『マザーツリー・母なる樹の物語』(静山社)『魂のレッスン』(NHK出版)『少年グリフィン』
(小学館) 『裸のダルシン』(小学館) 『誇り高き日本人でいたい』(アートディズ)
※2000年原作『風を見た少年』がアニメ化され、第45回アジア太平洋映画祭アニメーション
部門でグランプリ受賞。2002年『裸のダルシン』が児童福祉文化財の推薦を受ける。
※2008年 英国チャールズ皇太子殿下と高円宮妃殿下がアファンの森をご視察。

ch12.その他 : クリスマスイブ

  この日は早朝から出かけていたのだが、夜遅くに帰宅したら、なんと料理研究家の三宅郁美さんから素敵なクリスマスプレゼントが届けられていた。「ちょっとサンタクロースの物まねをしてみた」とのこと。手作りのブーツ?のパン。ややや!すごい感激です。
三宅郁美さん

ch12.その他 : 冬空のスカイツリー


東京スカイツリーが23日夜にライトアップされた。冷たい冬の空気に幻想的な姿が浮かびあがる。日本的な幻想的色合いだ。世界最高の634メートルに達してからのライトアップはお初。また明日クリスマスイブの17時半~22時。そして大晦日の21時~翌1日の1時までライトアップされる。2012年5月の開業が楽しみだ。

ch12.その他 : 才能


訃報が続く。12月10日に肺がんで死去した脚本家の市川森一さん。享年70歳。そして20日には映画監督の森田芳光さんが急性肝不全で急死された。享年はなんと61歳という若さだ。

  市川森一さんの作品では「異人たちとの夏」が本当に印象に残っている。生々しいほど残っている。山田太一さんの作品だが、見事な脚本を書かれたと思う。あの何とも奇妙で、それでいて胸の奥がじんじんと痛くなるほど懐かしい気持ちにさせる脚本だったと思う。

  森田芳光さんは「武士の家計簿」が印象に残る。これは既に原作も読んでいたので、これを映画化するとは!と驚いたのだ。時代劇への才能も発揮!感動だった。何とも・・・。"失楽園"という言葉も現代に浸透させた。来年3月に公開予定の松山ケンイチ、瑛太主演の「僕達急行 A列車で行こう」もとても楽しみだった。

  今年は友人の映画監督・槇坪夛鶴子さんも亡くした。初めての作品を撮った時のインタビューが忘れられない。すっかりコーヒーも冷めていた。長い沈黙があった。広島での被爆の話だったか・・・。未だ彼女の死は信じられず。思い出だけが妙に鮮明である。人が出会えば別れもある。しかし永久の別れは本当に辛い。人との出会いは「一期一会」である。


先般(12月13日)ブログ上で、被災地への断熱材の支援の呼びかけをしたが、瑞木工房(みずきこうぼうの尾関牧子さんからのメールの紹介です。


「東日本大震災で津波の被害にあわれた気仙沼市、岩手県三陸沿岸地区のみなさまへの支援にご協力戴き本当にありがとうございます。本日で172,000円にもなりました。他の方々からの義援金も合わせて、こたつ下敷きシート100枚、窓用断熱フィルム100枚、冷気ストップシート50枚を現地で活動している「つなぎの会」宛送りました。とりあえず断熱材の支援はこれで締め切りとさせて戴きます。
本当にありがとうございました。今回は狭い仮設住宅で使えるようにという要望に答えて小分けの物をお送りしましたが、以前に「つなぎの会」から床用断熱シートを送った、仮設倉庫で開いているキッズハウス「おひさま」の様子が23日朝8時からのテレビ朝日 モーニングバードで放送されるそうです。子供たちの笑顔を見てください」


ch12.その他 : 2012年は激しい・・・

2012年は「壬辰」(みずのえたつ)年という年ということだ。陰陽五行の伊勢瑞祥先生によれば「壬」というのは、「はらむ」、そして「辰」とは「殺し、生む」という意味。何とも分かりにくいが「それまでの時代風潮、常識、価値観、発想を完全に抹殺し、捨て去り、新たなものを生み出そうとする機運の強い」年ということだ。説明をお聞きすれば実に分かりやすい。
  全く新しい発想、価値観が生まれ、そんな時代が育っていくわけだ。旧態依然の動きはむしろ龍の逆鱗に触れる・・・らしい。結構怖いね。新たな動きは、龍が如く上昇していく気配ということだ。かなり激しい運気ということだね。何となく・・・今まではこれで・・・としいう考えや行動では自滅していくということだろう。大きな時代を迎えるにはやはり大きな変革があるということだろう。

ch12.その他 : 仕事VSやりたいこと

インチビュー記事などを書いていて、時折、その方の転職した時の理由が、なかなか難しい場合がある。簡単に「~の為に退職」とはいかず、その背景には複雑な心境の変化などあるものだから。でも人生はチャレンジ、チャレンジしていくと、なかなか面白いものだ。チャレンジしなければわからない。「いいなあ」と指をくわえているだけでは始まらない。ある意味、潔く進む!これしかない。

・・・ということで、さてさて本題。「新春特別 著作者対談 講演会」のご案内。タイトルは「ヤリタイコト発掘Q&A講演会」。

議題の一部を紹介すると・・・・・
・ヤリタイコトは簡単に見つからない
・仕事とやりがいの関係
・起業するべきか、サラリーマンをするべきか
・プロフェッショナルとアマチュアの違い
・起業・創業時のエピソード
・ほとんどの人は天才ではない
・社会には理不尽なことがある
・就職時・転職時に見ていること

  そして、質問にはセミナー講師が答えていくというQ&A形式で進行する。申込時に質問を募集。「あなたの人生を加速させる一日になることを楽しみにしています」ということであるが、加速出来る時に加速するのも人生の過ごし方であろう。

【タイトル】ヤリタイコト発掘Q&A講演会
【日時】2012年01月14日(土)
19:00~21:00 (18:30開演)
第一部 パネルディスカッション
第二部 Q&Aセッション

【会場】渋谷T'sフラッグ Room7M
ゲスト: 中村将人×俣野成敏

【講演者】
中村将人
5回の死にかけた経験、4億円もの負債から立ち上がった男。
著書【今日が「最後の1日」だとしたら、今の仕事で良かったですか?】

俣野成敏
リストラ候補から社内ベンチャーを立ち上げ、東証1部上場企業で最年少役員になった男。
著書【プロフェッショナルサラリーマン】

今回この2人が【ヤリタイコト】との向き合い方を語ります。

【参加費】
S席 18席 ¥2,500 ※特典前から2列、質問の優先権
A席 82席 ¥1,500

詳細はこちら

先般、水戸市の私立高校に通う男子生徒が、古代ゾウの頭骨化石の一部を同県常陸大宮市で発見したとミュージアムパーク茨城県自然博物館の発表があったが、今回の化石は今まで見つかっていない頬の骨などが残っていて学術的価値は高いとか。もう拍手!拍手!だ。なんでも、常陸大宮市の崖で一人で地質調査中に岩肌から露出した化石を発見したらしい。そんな話を聞くだけ゛てドキドキである。古代ゾウの正体は?なんと約1600万年前に生息していたゾウ「ステゴロフォドン」の頭骨化石の一部と判明。1600万年前ですよ!日本の地質学の世界をまた一歩前進させる偉大なる発見。こういうニュースが本当に嬉しいものだ。


ch12.その他 : ああ!忘年会

  当たり前のこと?なのかも知れないが「忘年会」という文字を手帳に書き込んでいくと本当に12月の夜が埋まっていく。煩悩か?忘年か?と・・・。
  始める時間も余裕の出てきた世代は「18時前でも構いませんよ~」などと言う。また「21時からでいいですか?」「20時すぎですかねぇ?」なんて忘年会も多い。何なんだ!この差が最近は辛い。呑んでしまえば時間の経つのも忘れるくせに、始まりが21時~ともなると何となく断ってしまう・・・そんな傾向がある。やはり19時か、19時半くらいがいいかな。
  しかし手帳がこんなに埋まっていくのも肝臓には"イカンゾウ"であろう。しかし今年もそんな12月。

ch12.その他 : 師走とはいうけれど

 花屋さんの店先にはシクラメンが本当に鮮やかだ。ポインセチアの赤色が鮮やかで、さまざまなクリスマスリースが売られている。そして、「あっ」。なんと松飾までがある。師走とはいうけれど本当にワサワサとしているね。クリスマスリースと松飾。よくよく見るとやはりなんかね・・・

ch12.その他 : 「どうして?」が面白い


東京工業大学では、平成24年1月18日から計9回にわたり第三期の公開講演会「東工大の最先端研究」を実施。東工大が取り組んでいる最先端研究を一般へわかりやすく解説してくれるものだ。平成24年1月18日(水)~3/23(金)のうち9回 19:00~20:30 (受付18:30~)参加費は無料。但し各回とも事前の申し込みが必要。申込みは平成23年12月9日(金) 午後2時より開始する。

講演タイトルおよび講師は下記。

[1] 平成24年 1月18日(水)
  「液晶テレビはどうして薄いのか」
   大学院理工学研究科 有機・高分子物質専攻 竹添 秀男 教授

[2] 平成24年 1月25日(水)
  「触媒の力でサトウキビやトウモロコシをバイオプラスチックに変える」
   フロンティア研究機構 岩本 正和 教授

[3] 平成24年 2月 1日(水)
  「液晶って何?- 液晶テレビから太陽電池まで-」
   像情報工学研究所 半那 純一 教授

[4] 平成24年 2月24日(金)
  「有機合成化学:ナノメータの積み木遊び」
   大学院理工学研究科 化学専攻 鈴木 啓介 教授

[5] 平成24年 3月 2日(金)
  「CMOS/スピントロニクス融合技術による不揮発性ロジックシステムの展望」
   像情報工学研究所 菅原 聡 准教授

[6] 平成24年 3月 7日(水)
  「分子1個で観る生命のダイナミックな姿」
   大学院生命理工学研究科 生命情報専攻 徳永 万喜洋 教授

[7] 平成24年 3月 9日(金)
  「光通信デバイス-大陸間通信からLSI上の光配線へ」
   量子ナノエレクトロニクス研究センター 荒井 滋久 教授

[8] 平成24年 3月16日(金)
  「細胞をコピーする」
   大学院生命理工学研究科 生命情報専攻 岸本 健雄 教授

[9] 平成24年 3月23日(金)
  「ベールを脱いだセルロースの意外な性質」
    大学院理工学研究科 有機・高分子物質専攻 芹澤 武 教授


詳細はこちら
 

ch12.その他 : ここにいるよ


   「そりゃ、たまたまだよ」とか「偶然起こったことだ」ということは沢山あることだと思う。無理やりに結び付けて考えることはナンセンスだと言い切る人も多いだろう。しかし・・・

  先般、いつもメンバーで例会をしているレストランでの出来事。亡くなった仲間のことを是非聴かせてほしいとメンバーで集まった夜。最初に病名を打ち明けられ、仕事上の引き継ぎ、その他諸々こと。様々なことを言い残されたその方とお目にかかるのはその夜が初めてであった。
  席について暫くして、何故か?店内の灯りがパンと全て消えた。いきなりのことに店内はザワザワと人々の声があちこちから聞こえる。私たちは暗闇の中にいた。瞬間、私は亡くなった彼が「俺はここにいるよ」とのメッセージではないかと心の中で思っていた。しかし私は何も話さなかった。暫くして店内に灯りがついた。「おおっ」「あ~」などという客人の安堵の声が聞こえた。メンバーの一人でいつもこの店を予約する人が「こんなことって・・・今までないのになぁ・・・」とぽつりと呟いた。
  
  余命一ヶ月の宣告を受け、彼が亡くなるまでの時間。その方はつぶさに話し始めた。それを聞きながら、私はふと奥の席にいる彼の姿を見た気がした。あまりの衝撃的な事実。余命というあまりにも衝撃的な響きを冷静に受け止めるのに必死だったのだと彼の姿に涙が零れた。

  電気がどうのこうの・・・そんなことかも知れない。ただ、あの追悼の席。闇の中の気配は一体なんだったのか?説明のしようはない。今はただ冥福を祈るだけ。そしていつまでも仲間の思い出を語り合うことが何よりの供養だと思う。またあの店に行きたい、いや、行くよ。

l_39a46e912cebf809345f41413e2604552d289364.jpgl_2125b05274479a96a81c90f290ef4d9a037c9cd9.jpg 今日は昭和の面影を残して人々に愛された飲み屋街があった「人世横丁」の記念碑のお披露目式だった。ここの元商店会長だった中村規久代さんを映像とインタビューでまとめていたのだが、今日、初めて当時のお店のオーナーたちが一堂に会して、何とも感動的な午後であった。時代とともに街は姿を変えていく。そして建物がなくなればそのまま人々の記憶の中からも次第に消えてしまうものだが、当時の日々の記憶を共有した思い出は決して人々の心の中から消えるものではない。まるで蜃気楼をみるように・・・たとえ心の中の残像であってもその記憶を鮮やかに甦らせるのだ。『横丁はご縁のかたまりなのよ』という中村さんの言葉が心に響く。その"ご縁"でこの日、約50人の人々が想いを一つにしたのだ。

【写真左】昔、ここに昭和のノスタルジーである「人世横丁」があった。12月に日本生命の高層ビルが完成した。【写真右】記念碑の前の中村規久代さんは嬉しそうであった。

撮影/堂山真一さん

ch12.その他 : 大切な人々へ

この時期は喪中欠礼ハガキが届けられる。故人が他界した時期・年齢・名前・続柄などもあれば、亡くなったという事実だけではなく、その人にとっての一年を考える。いろいろ悲しい時間も過ごされたのだろうと。しかし、この日のハガキは手にしたまま、しばし言葉を失った。その方のお連れ合いからのものだった。まだ残暑の頃か・・・彼女とは何十年も前だが一緒に仕事をした。そんな時間を思い出す。今は冥福を祈ることしかできず。思い出せば出すほどに哀しい。今年は親しい方々の訃報にせっし何度言葉を失ったか・・・。時の大切さ、人の大切さが身にしみる。


ch12.その他 : 師走の風

111201_1818~01.jpg 今宵、新橋は家路へ急ぐ人々、待ち合わせの人々で相変わらず混雑していた。この夜は12月らしい?かなりの冷え込みだ。21時からのライブ取材まで少し時間がある。ふと立ち止まると・・・足元からカラダが冷えてくるのが分かる。新橋駅日比谷口 SL広場は待ち合わせのスポットとして有名だ。待ち合わせの人々も寒そうにカラダをくっと丸めている。待ち人・・・早くという感じだ。駅前に展示されているSLはイルミネーションでお洒落に飾られている。ああ12月だな。師走の風が吹いた。


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プロフィール

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吉田いち子
東京麹町生まれ。日本女子大学卒業後、サンケイリビング新聞社に勤務。2004年3月独立。
その後フリーランスで単行本取材・執筆。主婦、母親、会社員の慌しい?人生経験を生かした取材が得意テーマ。強みは「人脈」。名刺交換だけでなくまさに「魂」の交換?を理想にした密度の濃い人脈作りを目指している。2005年10月に首都圏在住の40歳以上のミドル層をターゲットとした生活情報誌『ありか』を創刊。2007年5月に、これまでに培ったノウハウを生かし編集企画・出版プロデュースをメーンとする株式会社『吉田事務所』を設立した。2011年春から豊島区の地域紙『豊島の選択』の取材・編集。

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