ch12.その他: 2008年4月アーカイブ
ch12.その他 : 今、本気で考えなくてはならないこと |
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今日の蒸し暑さは!オフィスの窓の向こうに見える都会の空はまるで靄がかかったようだ。ただただもやもやともそしてむしむしして、気がつくとアイスコーヒーだジンジャエールなど冷たい飲み物が欲しい一日だった。
先週まで肌寒い日が続き、学生時代からヨットに乗っている友人が「海がおかしい!絶対におかしい」と言っていた。彼に言わせるとゴールデンウイーク前の「海」ではないということで、長年の感覚で「兎に角おかしい」と連発していた。確かに、地球がおかしくなっているのだろう・・・・・
常々言われている"地球温暖化"であるが、特に北半球の高緯度地域で最も進んでいる。その影響は大きく21世紀末の世界の平均気温の上昇がたとえ2・8度でも、北極では4度を超えて最悪の場合は温度上昇が7度を超えるとも指摘されているのだ。
北極域では地球温暖化が専門家の予測を超える速さで進みグリーンランドの氷床や海氷が急激に減少している。13年夏には海氷が完全になくなるとの試算もさえあるのだ。ホッキョクグマやトナカイの個体数の減少なども進んでいる。
先般、WWFは、「地球の温暖化が原因の生態系の変化が北極域に住む先住民などの生活にも影響を与え始めて、このままでは近い将来に取り返しのつかない影響が生じることになる」と警告している。警告だ。他人事ではなく、各国で本気に温室効果ガスの排出削減対策の強化をしていかないと「取り返しのつかない」なんて言葉ではすまないのだ。
ch12.その他 : 加藤先生、偶然ではありますが・・・・ |
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別にたいした話しではないのだが・・・・・テレビに出ていて「ああ、あの人、見たことがある」といった方と出会うことがある。
もう、だいぶ前であるが「さんまのSUPERからくりTV」に登場して「うおおっほほほ」などとと独特の笑い方とユニークなヘアスタイルで有名になったデザイナーの加藤淳さん。先般、飯田橋と市ヶ谷の間くらい・某所で出版の打ち合わせをした時、ふと隣の席で加藤さんが打ち合わせの最中であった。某所というのが意外なところであったので「ほうっ!」と思った。
そして翌々日、昼過ぎに大手町から丸の内線に乗って座席にふぁっと座ってふと前を見ると加藤淳さんが座っているではないか。日経新聞を読んでいる加藤さんは周囲の事など気にかけることもなく、熱心に読んでいる。まあ、翌々日に出会うというのも何か不思議現象で「うおおっほほほ」ではないが「ふふっ」と思わず笑ってしまった。こんなこともあるものなのだなあと思いつつ、独特で個性豊かな風貌を見つめてしまった。よく、渋谷近辺で出会うという噂?は聞いていたが結構まとめてお見掛けすると、近々また出会うのではないか?そんな気がした。その時は何か話しかけてみようか。
ch12.その他 : 守りたいもの |
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静かな山間の集落・白川郷は、世界遺産になって年間約140万人の観光客が訪れるという。特に観光シーズンのピーク時には1日約2万人。今年7月の東海北陸自動車道の全線開通を前に年間200万人に飛躍的に増えるという試算もされているとか。あの美しい茅葺屋根が残るのどかなたたずまいがまさに危機に直面している。
ch12.その他 : 牧神の恋・・・・ |
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最近はとても素適な方々にお目にかかることが多い。根付け・・・といっても今はなかなか馴染みがないかも知れないが、例えば現代では、携帯ストラップには根付けの持つ"江戸の粋"が生きていると思う。
おいかわしょうじさんこと空観さんは、そんな根付け彫刻師の方だ。ご本人もなんとも素適な方なのだが、作品がまたいいのだ。風神・雷神・唐獅子・金魚など古典的な作品も多いが、私が魅せられたギリシャ神話からの「牧神の恋」という作品。なんともいえない魅力ある作品だ。
つい欲しくなったのだが「根付けは小さいのにかわいくない値段なんです」とおいかわさんがクスッと笑った。しかし作品製作に没頭する時のエネルギイを考えたら私の中では「非売品!」という声も聞こえてきた。
牧神の恋 H4.8×W4.0
「報われない恋のはじまり」
「ギリシア神話の理想郷アルカディアに暮らす、ヘルメスの不肖の息子、牧神パン。陽気で好色家の彼はニンフ(精霊)のシュリンクスを追いかけ、彼が抱きついた瞬間に彼女は葦に変わりました。彼は彼女を思いながら葦笛(シュリンクス)をいつまでも吹いていたという物語があります。それに想を得て、抱きついた瞬間を作品にしました。
牧神パンは、滑稽味や人間味にあふれ、私たちと等身大の存在として憎めないキャラクターです。いつも自分のわがままに愛ばかりを押し通そうとしています。パンが求めれば求めるほど、シュリンクスのように大切なものは一瞬にして消えてしまう、はかないものです。人を愛することに初めて気づいたパンは、初めて自分の愛が盲目であったことに気づきます。愛は求めるものでなく、与えるものなのでしょう。またこのパンは、多くの芸術家に豊かなインスピレーションを与えました。作曲家ドビュッシーがパンに寄せた曲が「牧神の午後への前奏曲」。また天才ダンサー、ニジンスキーによって「牧神の午後」が演じられました。」